受動態とスペイン語②

さあ、今日も元気にスペイン語でコミュニケーション!

マリアのオフィスは、築60年のビルの中…雨漏りのせいで、散々な目にあったようです。

さっそく今日の会話をのぞいてみましょう!

雨の日の災難

María: No lo puedo creer… me he puesto este traje por primera vez y con toda la lluvia de esta tarde ya está hecho un desastre.

あり得ないわ…この服、今日初めて着たのに、午後の雨のせいでこんなに傷んじゃったのよ。

Yurika: Qué mala suerte… pero ¿has estado toda la tarde en la calle?

運が悪かったのね…でも、午後中外に出ていたの?

María: No, estaba en la oficina. Mi jefe me ha encargado un montón de trabajo.

いいえ、事務所にいたわよ。上司にたくさん仕事を振られてね。

Yurika: Parece como si hubieras estado toda la tarde bajo la lluvia.

まるでずっと雨に降られていたみたいよね。

María: Es culpa de las goteras del edificio.

ビルの雨漏りのせいなのよ。

Nuestra oficina está en un edificio que se construyó hace muchísimos años…

私たちの事務所が、もう何年も前に建てられたものだから…

Yurika: ¿Entonces entraba lluvia por las goteras hasta dejarte así?

それじゃあ、そんなにびしょ濡れになるほど雨漏りがするってこと?

María: No es así exactamente. Estaba goteando un poco, y pusieron un cubo debajo de la gotera.

そういうわけじゃないのよ。雨漏りは少しなんだけど、水受けのバケツが置いてあったの。

Pero el suelo estaba muy mojado también, y…

でも床も濡れていたから、それで…

Yurika: Te tropezaste con el cubo y te quedaste empapada, ¿verdad?

転んでバケツを撒けて、それであなたまで濡れたってわけね?

María: Así es. Se rieron mucho de mí, fue horrible.

そういうことよ。みんなにすごく笑われたし、最悪だったわ。

Yurika: No es tu culpa, sino del edificio tan viejo. ¿Cuándo fue construido exactamente?

あなたのせいじゃないわよ。そんなに古い建物のせいよ。いったいいつ建てられたの?

María: No lo sé exactamente. Pero se dice que en los años 60.

詳しくは知らないけれど、もう60年は経っているらしいわ。

Yurika: Es mejor que no lleves más trajes buenos al trabajo. Vete a la oficina con una sudadera a partir de mañana.

もう職場にいい服は着ていかないほうがいいわ。明日からはジャージで出勤しなさいよ。

この一言で壁を超える

Se rieron de mí

笑われた

主語が不特定な状況での「se」を使った表現です。

直訳は「(人は)わたしを笑った」となるのですが、日本語に訳すときは「笑われた」と受動態で表現するほうが自然です。

llovía toda la tarde(午後中雨が降った)」という場合も、雨が迷惑だったのなら「雨に降られた」と、受動態にするのが日本語の特徴です。

Se construyó hace muchísimos años.

何年も前に建てられた。

こちらも不特定の主語を「se」で表しています。

今度は「だれが主語だったのか特に気にしない」という理由で、やはり日本語に訳すときは「(人が)建てた」ではなく「建てられた」と訳します。

つ・ぶ・や・き

日本人がスペイン語を学ぶ場合も、逆にスペイン人が日本語を学ぶ場合も、「受動態」をマスターする時は少々怖気てしまうようです。

スペイン語の受動態も、日本語の受動態も、文型はシンプルでさほど難しくありません。ただ、「日本語とスペイン語で受動態を使うタイミングが違う」というのがネックです。

日本語では「迷惑を受けた時」「驚かされたとき」「誰が主語だか気にしない時」などなど、習慣として受動態を使うことが多いですね。

むしろ日本語の方が難しいのかもしれませんよ。

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