スペイン語でリンゴ、バナナ、オレンジは?:果物の名前とイディオムを学ぶ

    1. スペイン語単語・活用

    ¡Hola todos! みなさんこんにちは。今回のテーマは【果物】です。

    リンゴ、バナナ、ミカン…果物には様々な種類がありますが、スペイン語で何と言うかご存知ですか?

    スペインの果物事情とともに、果物にまつわるボキャブラリーを勉強していきましょう!

    スペイン語でリンゴ、バナナ、オレンジは?:果物の名前とイディオムを学ぶ

    果物の安いスペイン

    Juan : En España tenemos una gran variedad de frutas todo el año.

    スペインには、一年中さまざまな種類の果物があるよ。

    Taro : En comparación con mi país, son más baratas en general.

    日本と比べると、こっちの果物のほうが大体安いんだ。

    Es increíble que se pueda comprar un kilo de manzanas por sólo 1,50€.

    りんご1キロが1ユーロ50セント(2016年10月のレートで約170円)で買えるなんて、驚きだよ。

    Juan : Eso es porque se producen aquí.

    それは、この国で栽培しているからさ。

    España es uno de los mayores productores de frutas de la Unión Europea. Allí la mayoría se importa, ¿no?

    スペインは、EUの中でも屈指の果物の生産国なんだ。日本は、大半を輸入しているんだろう?

    スペインの果物事情

    スペイン人は、果物をよく食べます。統計では、スペインが世界で2番目に野菜と果物を消費している国だと言われています。

    ランチやディナーのあとのデザートとして、果物がレストランで提供されることも多く、カフェではその場で絞ってくれるオレンジジュースが飲めます。

    日本と比べて、スーパーや八百屋では果物は安く販売されており、リンゴが1個あたり日本円にして30円~40円ほどで売られています。

    果物のスペイン語

    リンゴ

    ナイフを持ったテーブルの上のスペインのリンゴ。

    上の会話でも出てきましたが、スペイン語では女性名詞で”manzana”と言います。

    una manzana”と言うと通常はリンゴ丸々1個を指すので、カットした後の「一切れ」は”un trozo de manzana”と表現します。

    日本で人気の「ふじ」リンゴもスペインのスーパーで売られており、”Manzana Fuji”と言う名で店頭に並んでいます。

    オレンジ

    女性名詞で”naranja”と言います。「オレンジ色」という名詞・形容詞も同様に”naranja”です。

    ちなみに、ミカンは”mandarina”と言います。

    バナナ

    スペインでは、日本語の「バナナ」に対して”plátano”と”banana”の2種類の単語があります。

    少しややこしいのですが、この2つに品種の違いはなく、その区別は生産地の気候によってなされています。

    plátano”はスペインの特にカナリア諸島で生産されることが多く、”banana”は外国産のものが多くなっています。

    【見分けるのはむずかしい?】

    特徴としては、”plátano”のほうが”banana”よりも小さく、甘みがあると言われています。(お値段も”plátano”のほうが少し高いです)

    外見はそっくりなので、この2つを見分けることはかなり難しいでしょう。

    ちなみに、スペインのスーパーでは果物は量り売りで売られているので、バナナを1本から買うことができます。

    旅行の際は、”plátano”と”banana”を食べ比べしてみてはいかがでしょうか。

    果物を使ったスペイン語のイディオム

    ¡Hola todos! みなさんこんにちは。今回のテーマは、【果物を使ったイディオム】です。

    スペイン人の日常に欠かせない果物は、さまざまなイディオムに使われています。日本語にはない、おもしろい表現を見ていきましょう!

    de uvas a peras 

    時々

    2種類の果物が使われているイディオムです。”uva”は「ブドウ」、”pera”は「洋ナシ」という意味の単語ですが、”de uvas a peras”というと「時々」という意味になります。

    De uvas a peras mi tío va al centro para hacer compras.

    叔父はときどき買い物をするために中心街に出る。

    tener mala uva 

    性格が悪い

    上にも出てきた果物”uva”を使った表現です。類似の表現で、”estar de mala uva”というイディオムもあり、こちらは「機嫌が悪い」という意味になります。

    なぜ”mala uva(悪いブドウ)”という表現になったのか、起源をたどると、一説には「ワイン」に関係していると言われています。

    ワインはブドウから造られているため、昔は、酔っぱらった素行の悪い人のことを”uva”と呼んでいたそうです。

    その表現が現代に伝わり、“mala uva”というイディオムになったとされています。

    Ana tiene mala uva. Siempre habla mal de la gente.

    アナは性格が悪い。いつも人の悪口を言っている。

    estar sano/a como una manzana

    とても健康だ

    聴診器でリンゴを持つスペインの医師。

    manzana(リンゴ)”のイディオムです。直訳すると、「リンゴのように健康だ」という意味になります。

    古くより親しまれてきたリンゴは、健康の象徴としてスペイン語に定着しているのかもしれません。

    Una manzana al día mantiene alejado al médico(1日にリンゴ1個で医者いらず)”というフレーズも、スペインでは親しまれています。

    Mi padre ya se ha recuperado. Ahora está sano como una manzana.

    お父さんはもう良くなった。今じゃとても元気だ。

    catar el melón 

    探る

    catar(味見する、調べる)”という動詞と、男性名詞“melón(メロン)”を使った表現です。

    あわせると「探る」や「詮索する」という意味になる、ちょっと不思議なイディオムです。

    Catamos el melón de Antonio. Parece que nos oculta algo.

    アントニオに探りを入れてみよう。何か隠しているみたいだ。

    おわりに

    いかがでしたか?【果物を使ったイディオム】でした。スペイン語には、日本語とは違うさまざまな表現があることがわかりましたね。

    イディオムを使えるようになると、一歩ネイティブに近づけるので、少しずつ覚えて練習してみましょう!

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