スペインの食文化を楽しむ!地域別グルメとワインの深掘り

  1. スペイン語で観光と文化

スペインのグルメを堪能しましょう。

スペインの食文化を楽しむ!地域別グルメとワインの深掘り

目次

スペイン料理って?

地方色豊か

スペイン料理は、地方によってさまざまな特色があるのが特徴です。その為、スペインといえばこの料理!と定義づけるのは難しいもの。

この地方ではこの料理が美味しい。この地方ではこの料理をメインとしている。などなど、地方によっていろんな味を楽しめるのが、スペインです。

日本でもスペイン料理は人気で、皆さんが知っているところではパエリアもスペイン料理になります。

ですから、スペインに行ったら、食べる料理にこだわるのではなく、いろんな食材を楽しもうという気持ちで行ったほうがより食事を楽しめるかもしれませんね。

バルとタパス

ちなみに、スペインには、「バル」と「タバス」というものがあります。

バルは、食を楽しむ社交の場で、スペイン人にとっては欠かせない場所。タバスは、そんなバルでおつまみになる小皿料理のことを言います。

スペインに行った際は、ぜひバルに足を運んでみて下さいね。

テーブルの上にスペインソースをかけたカタツムリのトレイ。

カルターニャ料理について

スペインには、地方によってさまざまな料理があると紹介しました。その中でも有名な料理が、「カルターニャ料理」。

モダンで伝統的な料理を食べられるカルターニャ州では、海の幸も山の幸も堪能することができます。

もともとピレネー山脈と地中海に面しているので、それでどちらの料理も食べることができるのでしょう。

シェフの腕とアイデアで、斬新で伝統を重んじた料理をいただきましょう。

マル・イ・モンターニャ

そんなカルターニャの自然をそのまま食べられる料理が「マル・イ・モンターニャ」です。

日本ではスペイン料理のお店で食べることができますが、スペインではここの地域でしかこの料理は食べられません。

海と山の幸をたっぷり使い、肉類と一緒に煮た料理で、一度食べたら癖になること間違いなし?!

この地域でしか食べられないという難点はありますが、スペイン・カルターニャ州に旅行した際は、ぜひとも食べてみてほしい一品です。

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エスケイシャーダ

もちろん「マル・イ・モンターニャ」以外にも、美味しいカタルーニャ料理はたくさんあります。

海と山の幸をたっぷり使い作っているので、栄養も満点ですし、その地域の自然の味を楽しめ満足できます。

例えば「エスケイシャーダ」。スペインでももっとも食べられる鱈を使った料理で、さっぱりとした味わいが特徴。

鱈を食べる機会が多いスペインなだけに、この料理は年間を通してよく食べられる料理の1つですね。

トマトなどの野菜を加え、干し鱈と和えて作るサラダです。シンプルでさっぱりとした味わいなので、日本人の口にも合うと思います。

豚の腸詰と白いんげん豆

もちろん、肉メインの料理もありますよ。なかでも、豚の腸詰と白いんげん豆のつけ合わせ料理が定番。

腸詰と聞くと癖がありそうなイメージですが、にんにく入りマヨネーズを使うので、意外にも美味しくいただけます。

カラコーレス

代表的な伝統料理ということ紹介していますが、他にも「カラコーレス」や「パン・トマカ」も有名な伝統料理の1つ。

「カラコーレス」とは、”かたつむり”を使った料理。旬な季節は春。スペイン・カルターニャ州では定番料理の1つなので、専門店もあり、年中食べることができます。

コリコリとした食感が、一度食べたら癖になるでしょう。

パン・トマカ

一方「パン・トマカ」は、数あるカルターニャ料理の中でも、もっとも有名な料理です。

その名の通りパンを使った料理で、パンにトマトをすりつけ、オリーブオイルを垂らし、塩を振ります。

とてもシンプルな料理ですが、質の良い食材を使って作られるので、上品で一度食べたら癖になるでしょう。

家庭でも作れそうな料理ですが、作る場合は、素材の良い物を使って作ってみて下さいね。ちなみに、パン・トマカは朝食におすすめです。

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バレンシア料理について

日本でも馴染みのある「バレンシア」。カルターニャ州から南に下ったところにあるこの州は、地中海の海の幸はもちろんのこと、内陸部の野菜や果物などを使った料理をメインとしています。

オレンジとパエリア

“バレンシアオレンジ”と聞くと、ご存知の方も多いのではないでしょうか。新鮮で美味しい海の幸、野菜、フルーツを食べられるので、比較的日本人の口にも合うと思います。

ちなみに、お馴染みのパエリアもここバレンシアの料理。他にも、スープ料理が多く、米を使ったさまざまな料理をいただくことができるでしょう。

絞り立ての100%ジュースもおすすめ。カフェやバルに行けば、必ず新鮮で美味しいフレッシュジュースをいただくことができます。

パエリアはここバレンシアだけでなく観光地であればどこでも食べられますが、やはり本場バレンシアで食べてみてほしいですね。

パエリアと言ってもひと口にさまざまですから、店によっていろんなパエリアを食べることができます。

アロス・アバンダ

もちろん、パエリア以外にも、さまざまなバレンシア料理がありますよ。まずは、「アロス・アバンダ」

米料理の1つで、魚のスープを使って似た、日本でいう“お粥”のような料理です。出汁として使った魚も料理として出てくるので、魚丸々を食べることができます。

一見シンプルですが、濃厚な味わいで、スペインに行ったらぜひ食べてほしい一品ですね。日本でも、スペイン料理のお店に行けば、食べることができます。

このように、スペインでは日本と同じように米料理を大変好んで食べられます。

【お米はデザートにも活躍】

ただ日本と違うのは、米は主食ではなく野菜のような感覚で食べるもの。その為か、米を使ったデザートなども存在します。

日本でもおはぎなど米を使ったお菓子はあるので、決して馴染めないわけではなさそうですね。

米料理は日本人にとって欠かせない料理の1つですから、スペインに行っても、食で不満を感じることはなさそうです。

フィデウア

パエリアやアロス・ア・バンダ以外にも、バレンシアには美味しい料理がたくさんあります。例えば、「フィデウア」や「オルチャタ」など。

「フィデウア」とは、パエリアに似た料理ですが、米ではなくパスタを使って作ります。パスタとっても、通常の長さのパスタではなく、短いパスタを使います。

パスタの細さは、細かったり太かったりと、店によってさまざま。

具はイカや海老などの海鮮類を主に使用しますが、まったく具がない場合もあるそうです。味はパエリアとよく似ているので、馴染みやすいとは思います。

オルチャタ

一方「オルチャタ」は、食べ物というよりもドリンクですね。ちょっと変わっているので、最初は「え?」と驚くかもしれませんが、一度口にすると癖になる飲み物です。

根菜をすり潰したような、自然な甘みをしており、体にも良さそうです。味は豆乳に似ているとのこと。

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その他地方のスペイン料理

他にも、地域によってさまざまな料理があるスペイン。ここでは、簡単に地方のスペイン料理を紹介したいと思います。

バスク地方

まずは、北部・バスク地方で食べられるスペイン料理の紹介です。ここは、三つ星レストランが多いことで有名な地方で、とにかく質の良い料理を食べることができます。

時にカルターニャと競っていることもあり、腕の立つ料理人がここでしか食べられない料理を振舞ってくれます。

なかには、女性禁止の会員制料理クラブなどもあり、料理、食へのこだわりはホンモノ。

【白身魚料理が人気】

なかでも人気の料理が、スペインの海岸で捕れる白身魚を使った料理。

カツオや鱈などの魚をたっぷり使い、特にオリーブオイルでとろとろに煮込んだ「マルイミタコ」は、外せない料理の1つ。

基本的に白身魚をメインとした料理が多く、「バカラオ・アル・ピル・ピル」なども人気料理の1つです。

ガリシア地方

ガリシア地方では、シンプルな魚介類の料理を堪能できる地方です。

「プルポ・ア・ラ・フェイラ」は、なかでもおすすめの料理の1つで、茹でたタコにオリーブオイルと塩、パプリカで味付けした料理です。

茹でたじゃがいもと一緒にいただき、家庭料理にもなっています。

「マリスカーダ」は、一度にさまざまな魚介類を楽しめる料理。

他の地方では、専門店に行かなければ食べられず、また高級料理とされていますが、本場では比較的安くこの料理を食べることができます。

カスティーリャ地方

内陸部のカスティーリャ料理は、こってりとした煮込み料理が人気です。海がないので、必然的に肉料理が多くなりますね。

羊や豚肉をメインとしますが、冬になるとウズラや野うさぎなども食べられるそうです。「コチニージョ」や「カジョス・ア・ラ・マドリレーニャ」などが人気。

アンダルシア料理

アンダルシア料理は、果物や野菜が豊富な地域なので、「ガスパチョ」や「ラボ・デ・テルネラ」などが有名ですね。

スペインのワインを堪能しよう

スペインのワイン文化

スペインでも、美味しいワインをいただくことができます。スペインワインの特徴は、シェリー酒や濃厚な赤ワインなど、種類が多いのが特徴です。

地域によってさまざまな料理があるように、ワインも地域によっていろんな味のワインが存在します。

ワインと言えばフランスというイメージが強いですが、スペインこまた、ワイン文化の国。食事には欠かせない、飲み物の1つです。

最近は若者のワイン離れも増えているようですが、それでも食文化の1つとして、多くの人が飲んでいます。

スペインワインの値段

そんなスペインワインの価格は、これまたさまざま。

スーパーなどでは、1ユーロ台のワインもあり、手軽に購入できますが、レストランなどに行くと、1000ユーロするワインなどあり、安いもの、高いものと豊富に揃っています。

フランスに行くと、質の良いワインはどうしても高価だったりするのですが、スペインでは良質なワインでも手頃な価格で購入できるので、フランス人からも支持されているようです。

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ワインの種類

スペインワインの種類はご存知でしょうか?スペインには、ここでは紹介しきれないほど数多くのワインがあります。

シェリー酒

なかでも有名なワインは、「シェリー酒」。皆さんも、一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。

スペイン南部の地域で生産される白ワインで、甘口から辛口まで種類は豊富です。

カバ

「カバ」というワインは、スーパーなどでよく売られている、安いワイン以外では、スパークリングワインが有名です。

こちらもいろんな種類がありますが、もっとも格上なのが、「グラン・レセルバ」です。

赤ワイン

「赤ワイン」は、スペインでは一般的なワインの1つ。スペイン人にとって、ワインと言えば「赤」と答えるくらい、幅広い年齢層に愛されています。

地域によってブレンドを主にしたり、土着品種がメインだったりと、さまざまありますが、それぞれの地域個性的で美味しい赤ワインをいただくことができます。

スペインの食事のマナー

スペインのレストランで食事をする際、最低限のマナーは守らなければいけません。

この食事のマナーは、スペイン旅行に限らず、旅をする上では必須。ぜひ覚えて、よりスペイン旅行を楽しみましょう。

良いレストランの見つけ方

ではまず、“良いレストラン”の見つけ方について紹介します。

旅行をすると、やはり美味しいものを食べたいのは誰でも同じだと思います。それくらい、“食”って大事なんですよね。

美味しいスペイン料理を食べられるお店の見つけ方は、雰囲気、設備、サービスなどは当然のことながら、一般的にはフォークの本数で決まるようです。

このフォークの本数が多いほど、美味しいレストランなんだそう。

とはいえ、フォークの本数が少なくても、地元に人たちで賑わっているお店もありますから、必ずしもフォークの数で決めることができませんが、一般的にはフォークの本数で決めるようです。

また、賑わっているお店は外から見ても分かるので、やはり雰囲気で選ぶことも大事でしょう。

予約の仕方

続いては、スペインのレストランでの予約の仕方について紹介します。

スペインには、バルという社交場もあり、もちろんカフェもあります。こういった場所では予約は要りませんが、高級レストランとなると、当然予約は必要になります。

日本でも同じなので、皆さんご存知ですね。

ちなみにタブラオという店でも、一部予約が必要になるそうです。

【スペイン語がわかれば予約は簡単】

予約は、電話で名前と人数、予約したい日を伝えればOK。決して堅苦しいことはありません。

ただスペイン人はスペイン語しか話せない、理解できない人ばかりなので、スペイン語はできたほうが良いですね。

もしスペイン語ができないのでしたら、日本から旅行会社を通して予約するとOK。宿泊ホテルのスタッフに頼むのもOKです。

旅行する際、最低限のスペイン語だけでも覚えておくと、助かるかもしれませんね。

服装など

続いては、服装などについてのマナーです。

一般的に、バルやカフェなどで食事をする場合は、特に服装にこだわる必要はありません。

気軽にお酒や料理を楽しむ場所ですから、むしろカジュアルな格好のほうが馴染みやすいでしょう。

高級レストランとなると、話は別です。これは、日本でも同じですね。男性は襟付きシャツに長ズボン、革靴。女性は、ワンピースにサンダル、スニーカー以外の靴となっています。

“それなりの服装”がやはり高級レストランには適しています。

【場に合った服装で楽しもう】

だからといって、パーティー用の服などは着る必要ないのでご安心を。清潔な服装であれば、ジーンズでもOKのようです。

マナーは、

1.音を立てて食べない

2.皿を持ちあげて食べない

3.パンは手で千切って食べる

4.フォークやナイフは落としても自分で拾わない

5.ワインは自分で注がない

など。日本となんら変わりないマナーです。あとは、水は無料ではないので気をつけましょう。

スペインからやって来た、色々なクッキーが乗ったプレート。

スペインとチョコ

皆さん、スペインのチョコってご存知ですか?スペインに限らず、チョコレートは、実は起源はスペインにあるんですよ。

ここでは、スペインのチョコレートについて紹介したいと思います。

バレンタインデー

まずは、日本でもお馴染みの“バレンタインデー”国によってバレンタインの内容は異なりますが、スペインではカップルで食事に行ったり、プレゼント交換をしたりが主。

日本のように、チョコレートをあげたり貰ったりする習慣はないようです。

また、スペインには4/23にバレンタインと似た日があり、この季節にもチョコレートや花などが街中に多く並びます。

バレンタインデー=チョコレートが定着している日本ではありますが、スペインではチョコと深い関係にあっても、バレンタインデーにチョコレートを渡すことはないようです。

それでも、いろんなお店でたくさんのチョコレートを販売しています。

BODEGA

スペインのチョコレートは、日本でも売っているので、手軽に食べることができます。

輸入食品を売っているお店はもちろんのこと、最近では、スーパーの一部のお菓子売り場にも、スペインや外国のお菓子を販売しているところがあります。

興味がある方は、一度スペインのチョコを探して食べてみては「いかがでしょうか。

いろんな種類がある中でおすすめのチョコは「BODEGA」と呼ばれる北西部のラコルーニャが発祥のチョコです。

伝統的な製法で作られており、スペインのチョコと言えば「BODEGA」と言われるほど、有名なチョコレートです。

【スペインチョコは日本人好みの味】

ちなみに、ストーンのチョコレートも、スペインのチョコレート。日本でも、最近ではよくこのチョコレートを見ますね。

本物の石に似ていますが、食べると甘くて日本人にも合う味です。

外国のチョコレートというとどうしても味に癖がありますが、スペインのチョコは日本人の口にも合うものが多いようです。

スペイン人の食事の楽しみ方を知ろう

スペイン人の食事の楽しみ方を知って、よりスペインを楽しみましょう!

スペインでは1日5食

スペインでは、なんと軽食を含んで1日に5日食事をします。

日本で1日5回も食事をすると太る…というイメージがあり、また日本では朝昼晩の3回が通常ですが、スペインでは間食も含め5回食事するのが文化のようです。

それくらい、食べることに関してはとても大切にしています。そんなスペイン人の5食は

①デサジューノ

②メリエンダ・メディア・マニァーナ

③コミーダ

④メリエンダ

⑤セナ。

それぞれ詳しく説明すると、①は出勤前の朝食に。カフェやホットチョコ、ビスケットなどで済ませます。

②は11時頃のランチで、サンドイッチなどを食べます。

③はメインの食事。14時頃から2時間かけてワインやデザートなども含め食事を楽しみます。

④は18時頃、スイーツやコーヒーなどを。

そして⑤は夕食で、21時以降に食べます。

ダイエットブーム

こんなに食事をしていると、やはりどうしても体系が気になります。

料理の内容も比較的カロリーの高いものですから、日本人にとっては太ることを考えてしまいます。でも、スペインの方でも、ダイエットはブームなんですよ。

というのも、スペイン人は2割近くがなんと太り気味…。スペインに行くとぽっちゃりした人が多いのも、1日5回の食事(そして食事内容)が関係しているようです。

【スペイン式のダイエットは…】

その為、最近ではスペインでも健康志向の人が増え、ダイエットブームになっているようです。

スポーツジムに通う方や、低カロリーの飲料なども増え、中国茶や緑茶も注目されているとのこと。

ただ中国茶や緑茶はスペイン人にとっては苦く、「飲めない!」という方が多く、砂糖をたっぷり入れてしまうそうなので、意味がないですね。

スペインに旅行をしたら、まず“食べすぎないこと”を考えて食事をしたほうが良いかもしれません。

スペインのコーヒーについて

どの国でも、コーヒーは欠かせない飲み物の1つではないでしょうか。スペインなどは、レストランに行くと必ず食後に「コーヒーはいかがですか?」と言われるようです。

もちろん、必ず飲まなければいけないわけではなく、不要な場合は「ノーグラシアス」と言えばOK。

コーヒーのスペイン語

ちなみに、飲み方やミルクの量などによって、コーヒーの呼び方が変わるのがスペイン流。

例えば、ブラックコーヒーは、“カフェ・ソロ”。その名の通り、甘くもないブラックのコーヒーです。大人の味が好きな方はぜひどうぞ。

日本でも馴染みのあるアメリカンコーヒーは、“カフェ・アメリカーノ”。

ちょっとミルクと足したコーヒーは、“カフェ・コルタード”。

とにかく甘いコーヒーが飲みたい!という場合は、“カフェ・コン・レチェ”。コーヒー牛乳みたいな味わいの“カフェ・クラリート”がおすすめです。

甘党のスペイン人

スペインのコーヒーにはさまざまな種類があり、特に甘いコーヒーが多いようです。食事も1日5回ですし、中国茶や緑茶にも砂糖を入れるそうですから、糖尿病などが気になりますよね。

スペイン人の糖尿病は、なんと人口約4400万人のうち、なんと約600万人が糖尿病なんだそう。

砂糖をたっぷり入れるので仕方のないことですが、7~8人に1人の割合で糖尿病なのは怖いですね…。

【日本人におすすめのコーヒーは?】

とはいえ、スペインのコーヒーもタイプを選べますし、砂糖の少ないものもあるので、ご安心を。

ミルク多め、砂糖多め、ブラックなど、コーヒーの種類によって注文の仕方などが違ってくるので、ある程度把握しておくと助かるでしょう。

ちなみに日本人が飲みやすいコーヒーは、「カフェ・アメリカーノ」や「カフェ・コン・イエロ」など。後者は、暑い日におすすめの冷たいコーヒーです。
スペインは、フランスに続きワインの産地なのはご存知でしょうか?美味しいグルメも多く、旅行には最適です。

ここでは、そんなスペインのグルメをたっぷり紹介しています。

スペイン料理ってどんな料理?

スペインの料理は日本でも馴染みがありますが、本場スペインでは地方によって気候や習慣が違うことから、さまざまな料理があります。

ちなみに、もっとも有名な料理は皆さんもご存知「パエリア」バレンシアのオレンジなども有名ですね。

しかし、パエリアやバレンシアオレンジ以外にも、カタルーニャ料理やバスク地方、アンダルシア地方など、地方によって使う食材が異なってきます。

【本場の味をスペインで!】

だからこそ、おもしろいスペインの料理。日本で食べるスペイン料理も良いですが、やはりここは本場に行ってじっくり味わってみてほしいですね。

また、スペイン人は「食を楽しむ」習性があり、これはどの地方でも同じようです。

その為、これから紹介しますが、「バル」といった食事とコミュニケーションを楽しむ社交の場が各地方にあります。スペインに行ったら、このバルも要チェックです。

スペイン人に欠かせない“バル”

先ほども名前に出た「バル」、スペイン人にとっては“第二の我が家”と言っても良いほど、欠かせない場所です。

食事やお酒を楽しみながら、いろんな人とコミュニケーションをとる社交の場。それが、バルという場所です。

バルでタパス!

バル

ちなみに、バルでのおつまみは「タパス」と呼ばれる小皿料理。種類も豊富で、火を通し調理したものから、缶詰をそのまま皿に盛ったものなどいろんな料理があります。

また、セルフで好きな料理を取るところもあれば、レストランのように注文制のところもあるんですよ。

【地元スペイン人とコミュニケーション】

スペインに行った、バルはぜひ足を運んでほしい場所ですね。その地方のバルならではの、美味しい料理とお酒、地元の人とのコミュニケーションを楽しむことができるでしょう。

レストランやカフェも良いけれど、地元の人が愛す場所に行くのも、旅行の楽しみの1つです。

スペインの地方料理

カタルーニャ料理

スペインの料理は、地方によってさまざまな特色があります。

なかでも世界一予約のとりにくいレストランがある「カタルーニャ」では、海の幸も山の幸もどちらも堪能することができます。

またフランスに近いということでフランスの影響も受けており、他の地方では味わえない料理を楽しむことができるでしょうアイデアに溢れているのも、カタルーニャ料理ならではですね。

エスケイシャーダ

Esqueixada

そんなカタルーニャ料理では、スペイン人には欠かせない“鱈”を使った料理も多く、「エスケイシャーダ」など干し鱈を使ったサラダが人気です。

もちろん肉料理もあり、豚の腸詰など有名な料理ですね。カタルーニャ州は海の幸も山の幸も味わえるとても良い場所なので、魚料理も肉料理もどちらも味わってほしいなと思います。

マル・イ・モンターニャ

カタルーニャ料理は、海の幸も山の幸もたっぷり使っているのが特徴ですが、この2つをミックスさせた料理が、「マル・イ・モンターニャ」という料理。

他の地方にはなく、ここでしか食べられない料理で、鶏肉や魚介類を使って煮込んでいます。

他にも、上記で紹介した鱈を使った料理「エスケイシャーダ」は、干し鱈のサラダになります。

鱈はスペインでは一番よく食べられる食材の1つですから、スペインに行ったらぜひ食べてほしいですね。

カタツムリ

また、春先になるとカタツムリの煮物も美味しくいただけます。専門店もあるくたい代表的な料理で、年中食べられますが、もっとも美味しい時期は春先のようです。

コリコリとしたなんとも言えない食感が、一度食べたら癖になるでしょう。

パン・トマカ

そしてもっとも有名な「パン・トマカ」も忘れてはいけません。シンプルな味ですが、店によって微妙にこだわり方が違います。

バレンシア料理

“バレンシア”と聞けば、ご存知の方も多いのではないでしょうか。バレンシアオレンジが有名なところで、日本でも有名なパエリアが食べられる地方です。

【スペインの米どころ】

スペインが誇る米どころでもあるので、他では味わえない米を使った料理が楽しめるのも、バレンシアならではです。

もちろん、米料理以外にも、野菜やフルーツを使った料理も多く、日本人には親しみやすい料理が多いのではないでしょうか。

また、地中海と内陸部の食材をたっぷり使っていることもあり、栄養も豊富。

スモ・デ・ナランハ・ナトゥラル

オレンジ

バレンシアにあるバルに行けば、搾りたてで新鮮な100%ジュースを飲むことができます。酸味と甘味が美味しく、濃厚なバレンシアオレンジ、ぜひバレンシアに行ったら堪能してほしいですね。

注文時には「スモ・デ・ナランハ・ナトゥラル」と言いましょう。

パエリア

ちなみに有名なパエリアも、店によって味が使われる具材も違うので、要チェックです。

そんなバレンシアから、代表的な料理をいくつか紹介したいと思います。バレンシアに行った際は、ぜひチェックしてみて下さいね。

まず、バレンシアと言えば忘れてはいけないのが「パエリア」上記でも紹介しましたが、パエリアはバレンシア地方の料理です。

日本でも名が知られているので、ご存知の方も多いはず。野菜や肉、魚介類など、いろんな食材をミックスしたパエリアは、店によって味も異なります。

アロス・アバンダ

もちろん、パエリア以外にも、米を使った料理がありますよ。その名も、「アロス・アバンダ」という料理。

スズキや魚のスープで米を煮た、お粥のような料理です。出汁で使った魚も、メイン料理として使うそうです。

他にも、パエリアに似た「フィデウア」や、夏に食べられる「オルチャタ」などもおすすめ。フィデウアは米の代わりに麺を使ったパエリア風の料理です。

バスク地方

スペインのバスク地方では、星付きのレストランがあるほど、高級な料理が多い地方です。また料理好きな男性も多く、男同士で腕前を披露しあうという会員制のクラブもあるほど。

それほど、バスク地方には食へのこだわりや意識が高い人が多いことが認識されています。

バカラオ・アル・ピルピル

Bacalao al Pil-Pil

そんなバスク地方では、ワインを使った料理や白身魚の料理などが有名。

スペインの海岸で捕れる白身魚は、シンプルにオリーブオイルでトロトロにした「バカラオ・アル・ピルピル」が代表的です。

魚だけでなく野菜もたっぷり入っていますから、栄養も満点ですし、ぜひ味わってほしい一品です。

ピンチョス

もちろん、他にもバラエティ豊富な料理がたくさんあります。特にピンチョスはバケットにサラダや肉などをのせた料理で、種類も多いのでうっかれい食べ過ぎてしまう危険性も(笑)

小さいので食べやすいですし、美味しいワインと一緒にぜひ味わってみて下さい。

ガリシア地方

スペインでは、海の幸も山の幸も味わえる地方が多いのが特徴ですが、ここガリシア地方では、魚介類をメインとした料理が多いのが特徴です。

またどれも日本でも馴染みのある食材ばかりですから、日本人の口にも合う料理が多いのではないでしょうか。他の地方に比べとにかく安いのも嬉しいですね。

プルポ・ア・ラ・フェイラ

Pulpo a la gallega

そんなガリシア地方で食べられる代表的な料理は、茹でたタコにオリーブオイルと塩、パプリカで味付けしたシンプルな「プルポ・ア・ラ・フェイラ」という料理。

家庭でもよく食べられる料理で、茹でたじゃがいもと一緒に食べるのが定番です。

マリスカーダ

他にも、魚介類をふんだんに使った「マリスカーダ」も有名ですね。

鉄板でグリルした魚介類をシンプルにいただく料理で、地方では高級料理として扱われますが、地元では2人前30~40ユーロで食べられるそうです。

もちろん、肉料理もあります。

カスティーリャ料理

カスティーリャ地方は、乾いた土地と夏と冬の気温差が激しい場所です。その為、冬になると身体をしっかり温める料理が主流です。

ウズラや野兎の料理があるのも、カスティーリャ地方ならではですね。

チュロスとホットチョコレート

ちなみに、カスティーリャ地方での定番の朝食と言えば、チュロスとホットチョコレート。日本人にとっては甘~い朝食ですが、冬は極度に寒いこの地方では、この組み合わせが一番なんだとか。

暖かく濃厚なホットチョコレートと、サクッとしたチュロスは、スペインに行ったらぜひ味わってほしいですね。

マンチェゴチーズ

Queso Manchego

また、スペインではチーズを使った料理も有名で、なかでも「マンチェゴチーズ」と呼ばれる料理は、羊のミルクで作られたチーズを使って作られます。

パンと一緒に食べたり、果物のコンフィチュールと一緒に食べることが多いようです。

カリンのコンフィチュールをのせたマンチェゴチーズは、定番中の定番。

ジビエ

夏と冬の気温差が激しいカスティーリャ地方では、フランスで食べられるシビエ料理も食べることができます。

シビエ料理とは、イノシシや野兎、真鴨などを使った料理のこと。少し癖がありますが、食感が良く、一度食べたら癖になるとか…。

そんなカスティーリャ料理から、代表的な料理をいくつか紹介したいと思います。

コチニージョ

まずは、ぜひ試してほしい「コチニージョ」という料理。

子豚を丸焼きにした料理で、皮はパリパリ、中は柔らかくジューシーになっています。大人の豚とは全然違う、トロッと溶けるような味わいがコチニージョの特徴です。

カジョス・ア・ラ・マドリレーニャ

その他にも、牛の腸を煮込んだ「カジョス・ア・ラ・マドリレーニャ」も代表的な料理の1つ。

ここでは肉の腸を詰めた料理が多く、豚肉の腸詰めなども有名です。血入りの豚のソーセージとパプリカ、鷹の爪を使って作ります。

アンダルシア料理

アンダルシアと聞くと、耳にしたことがある方もいるのではないでしょうか。温暖で地中海気候なここの地方では、フルーツや野菜が豊富。

また、日本に輸出される質の良い食材も多く食べられるので、日本人の口にも合う料理が多いのではないでしょうか。

特に、魚や海老類は有名。ここに来たら、まずは魚介類を味わってほしいですね。

生ハム

さらに、山間部になると、生ハムの産地ということで、美味しい生ハムも食べることができます。スペインの生ハムは絶品ですから、スペインに行った際はぜひ味わってみて下さい。

他にも、はちみつやアーモンドを使ったお菓子なども、アンダルシア地方では有名です。

オリーブオイル

そして、忘れてはいけないのがオリーブオイル。アンダルシアはオリーブオイルの名産地でもあります。新鮮で美味しいオリーブオイルを使っているのも、アンダルシア料理ならではです。

生ハムの産地であったり、はちみつやアーモンドを使ったお菓子が有名であったり、あのオリーブオイルの名産地でもあるアンダルシアは、日本人の口に合う料理もたくさんあります。

ガスパチョ

ガスパチョ

また夏は厚さの厳しい地方でもありますから、季節ごとにさまざまな料理を楽しめるのも、アンダルシアならでは。

特に「ガスパチョ」と呼ばれる料理は、トマトやピーマン、にんにくなどをペースト状にし作られた料理で、とってもヘルシー。

日本でも名が知れていますが、たくさんの野菜を使っているので、栄養も満点ですし、スペインの家庭では頻繁に食べられる料理でもあります。

ラボ・デ・テルネラ

そして、冬になると「ラボ・デ・テルネラ」という料理が人気です。牛尻尾を煮込んだ料理で、玉ねぎと一緒に煮込んで作られます。

とろけるような食感が、癖になる一品です。

あとは、甘口から辛口まで豊富な種類のシェリー酒も忘れてはいけません。

スペインのワイン

味の特徴

ワインと言えばフランスが名産地ですが、スペインもまた、ワインが有名な国。

フランスに負けず劣らず多くのワインを生産しており、特にシェリー酒はもっとも有名なワインになります。

また、地域によっていろんな特色があるのも、スペインのワインならでは。ですから、スペインに行ったらぜひ本場のワインを飲んでみてほしいなと思います。

【渋いワインが人気】

ワイン

ちなみに、スペインはマッチョなお国柄(笑)その為、タンニンが渋いワインが昔は好まれていたそうです。

最近はこういったワインは減っており、繊細なワインや若者でも飲みやすいワインが増えていますが、今も変わらず渋いワインも人気のようです。

とにかく、いろんなワインがあるのが、スペインならでは。またラベルのデザインもオシャレなものが多いので、ワイナリーや専門店に行くと、いろんなラベルにも注目してほしいですね。

価格

スペインのワインの価格は、安いものから高いものまで、とにかくピンキリなのが特徴です。

ですから、「え?こんな値段で買えるの?」というものもあれば、怖くて手が出ない値段のものもあったり、本当、いろいろです。

それでも高品質であることは、安いワインも高いワインも同じ。

安いから質が落ちるとか、不味いというのは、スペインワインにはありません。(口に合う・合わないはありますが)

【おすすめは?】

そんなスペインの代表的なワインは、「シェリー酒」。スペイン南部で生産されるワインで、繊細な味わいのものや甘口、辛口などさまざまな種類があります。

そして「カバ」と呼ばれるワインは、もっとも安く手に入るワインです。スーパーでよく売っており、甘さはいろいろあります。

もちろん、「赤ワイン」も代表的なワインの1つ。スペイン人にとって、ワインと言えばやっぱり赤。

老若男女愛されているワインで、地方によってこだわりや味わいが違うのが特徴です。

スペインの食事マナー

スペインのレストランで食事する時のマナーについて、簡単に説明したいと思います。国や地方によっていろんな決まりがありますので、最低限は把握しておきましょう。

服装

まずは、服装について。日本でも高級レストランではきちんとした装いで行くのが決まりですが、スペインでもカジュアルすぎる格好はNG。

男性であれば襟付きのシャツに長ズボン、革靴。女性は、ワンピースにスニーカー以外の靴。

服

基本的に堅苦しいマナーはないのがスペインですが、それでもある程度の格好で行くのが礼儀になります。

普段着ているようなカジュアルな格好で行くのは、避けたほうが良いでしょう。とはいえ、高級レストラン以外のレストランでしたら、清潔感のある格好ならジーンズでもOKのようです。

もちろん、バルなどはいつも着る格好でも十分ですのでご安心を。レストランは“最低限のマナー”を守りましょうということです。

食事マナー

続いては、スペインに限らず、レストランならではのマナーの紹介です。スペインは堅苦しいマナーはありませんが、それでも最低限のマナーは守って食事をしましょう。

①音を立てない

食べる時にクチャクチャ音を立てて食べたり、皿をカシャカシャ音を立てたり。音を立てて食べる食べ方はNGです。

中華料理のお店でラーメンを食べたとしても、音を立てないのがスペイン流だそうです。

②皿を持ち上げない

ついついやってしまいがちな皿を持ち上げる行為。スペイン人はしませんので、スペインで食事をする時は気をつけましょう。

③パンは手で千切って

そのまま齧るのではなく、手で小さく千切ってからいただきます。

④ワインは自分で注がない

高級店では、ワインはテーブルに置いてあっても店員に注いでもらいます。

⑤水は有料

日本では水は無料ですが、スペインでは有料になります。水を飲みたい時は注文しましょう。

他にもいろいろありますので、旅行前にチェックしてみて下さい。

スペインのチョコレート

スペインは、チョコレートと深い関係があるのはご存知ですか?

チョコ

なぜなら、チョコレートの起源はすべてスペインにあるからです。皆が食べているチョコレートも、スペインからきているもの。

日本ではバレンタインになるといろんな店でチョコレートを多く販売するようになりますが、では、チョコレートの発祥地と言われているスペインでは、どうなのでしょうか?

スペイン式バレンタインデー

実はこのバレンタインデー=チョコレートというのは、日本ならではの習慣のようです。

要するに、スペインではバレンタインだからと言ってチョコレートを恋人にあげる、好きな相手にあげることはないようです。

スペイン人にとってバレンタインは、男性はバラの花束を、女性は本を、という習慣があります。

もちろん、プレゼントを交換することも。花束や本は、教養や求愛の形として渡すことが多いそうです。

おすすめチョコレート

スペインのチョコは日本でも馴染みがありますし、お店でも売っているので、スペインに行かなくとも食べたことがある方は少なくないと思います。

なかでも有名&おすすめのチョコは、「BODEGA(ボデガ)」と呼ばれるチョコレート。何種類かのチョコレートをブレンドして作られたチョコで、滑らかで口溶けが良いのが特徴です。

スペインに行けばどこでも手に入るチョコレートですから、ぜひスペインに行った際は買って食べてみてほしいですね。

ちなみに、カンヌ国際映画祭などで公式チョコレートとして扱われています。

ホットチョコレート

他にも、スペインではホットチョコレートといってチョコレートのドリンクを飲む機会も多く、チョコラーテ(ココア)は元祖になります。

スペイン人の朝食はホットチョコレートとチュロスという地方もあるくらいですから、スペイン人にとってチョコレートの飲み物は欠かせないのでしょう。

スペインのお土産にはこれ!

スペインに行ったらこのお土産を!という、おすすめのお土産を紹介したいと思います。グルメ特集なので、グルメ関係のお土産を紹介します。

スーパーで

まず、スーパーで買えるおすすめのお土産からご紹介。

オリーブ

オリーブ

オリーブの名産地でもあるスペイン。スペインに行ったらこのお土産は欠かせません。

瓶に入ったものから缶に入ったものまで、いろいろあります。瓶は許容範囲の重量を越えがちなので、缶がおすすめ。

アーモンド

隠れたスペインの名産となっているのが、アーモンドです。アーモンドと言えばカリッとした食感が特徴ですが、スペインのアーモンドはしっとりしているのが特徴です。

ポテトチップス

バルのおつまみの定番でもあるチップス。お土産にも欠かせません。スペイン人はポテトチップスが大好きなので、いろんなフレーバーのポテトチップスがあります。

スーパー以外で

スーパー以外で買える、おすすめのお土産品を紹介したいと思います。(もちろん、なかにはスーパーで買えるものもあります)

エキストラバージンオリーブオイル

缶や瓶など、いろんなオリーブオイルがあるスペイン。スペインはオリーブオイルの名産地でもありますから、オリーブオイルはお土産におすすめ。

ラベルもオシャレで、部屋に飾りたくなるのも良いですね。新鮮で風味も豊かなので、ぜひお土産にどうぞ。

ワイン

スペインはフランスに続きワインの産地でもあるので、いろんなワインやリキュールがあります。

ただワインは重量など持ち帰るのに決まりがありますから、その辺に気をつけて買いましょう。

インスタント

スペインの料理を手軽に食べられるインスタント食品もおすすめ。インスタントなのに本格的な味が食べられると人気があります。特におすすめなのは、パエリアやイカ墨ご飯など。

スペインのバルは、仕事の合間にほっと一息つく憩いの場・仲間同士で楽しく集う場・デートの場…

様々な姿に形を変えながら人々に愛され続けるバルの魅力をご紹介します。

スペインのバル

バル」と聞けば、「お酒を飲むところ」というイメージを浮かべる人も多いかもしれません。しかしスペインのバルはお酒だけでなく、モーニングメニューからタパスまで、多岐にわたった食事や飲み物を提供する場所です。

朝の時間を過ごす

出勤前の時間は、新聞を片手にバルで朝食をとる人々の姿が目につきます。クロワッサンとカフェラテ、またはオレンジジュースのモーニングセットを、2~3ユーロのお手頃価格で提供しているバルもたくさんあります。

朝ごはんにチュロスも

日本でも大人気のお菓子、チュロスを朝ごはんのメニューに出しているバルも。

カリカリに揚げたチュロスを甘いチョコレートドリンクに浸して食べるchurros con chocolate(チョコレートドリンク付きチュロス)のセットが人気です。

あわただしい朝のひとときを、美味しい朝ごはんを食べながらバルで過ごすのもよいですね。

お昼のおいしい定食

ランチ

14時頃になると、人々は昼食をとりにバルへ足を運びます。

お昼のメニューでお得なのはMenú del Día(ランチセット)。大体10~20ユーロほどで、前菜からデザートまでワインを飲みながら楽しむことができます。

サラダやスープからはじまって、肉や魚など豊富なメニューからお好みのものを選んで味わえるのが魅力。

パエリアは前菜!

大人気のパエリヤをランチセットで出すバルもあります。パエリヤはスペインでは前菜として出てくるので、食べ過ぎないように注意

小腹がすいたら…

カフェとしての役割も果たしているバル。コーヒーやジュースといった飲み物だけではなく、軽食も頼むことができます

小腹がすいた時にスペインでよく食べられているのは、bocadillo(ボカディージョ)というフランスパンで作ったサンドイッチです。

中身はハムやチーズ、トルティージャ(スペイン風オムレツ)など色々な種類があるので、どれにするか迷ってしまいます。

マドリードでは、calamares(イカ)を挟んだボカディージョが名物になっています。

仲間と楽しく過ごす

会話

夜になると、バルにおを飲みにやってくる人々が増えます。

生ハムやチーズ、トルティージャなどのタパスをつまみながら、人々がお酒を片手に仲間と歓談する声であふれ、バルは活気付きます。

サッカーの試合を映すための大型スクリーンを備えたバルも多く、試合の日には熱狂する人々でにぎわいます。

無料でタパスも?

グラナダサラマンカなど、飲み物を頼んだだけで、無料でタパスを付けてくれる町もあります。

バルのはしごをして、tapeo(おつまみをつまむこと)を楽しんでみては?

おわりに

いかがでしたか?スペインでの生活の一部になっているバルシーンや時間によって様々な楽しみ方ができます。

その地方の名物料理お酒を味わうことができるのも魅力の一つですね。

旅行へ来た際は、色々なバルに足を運んで現地の生活を体験してみてください!

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