スペイン語で風邪を表す言葉とスペインらしい民間療法

  1. スペイン語で観光と文化

体がゾクゾクする、寒気がする、熱がある。風邪になるといろいろな症状が起こりますね。でもそれって風邪、それともインフルエンザ?

今日はスペイン語の風邪を表す言葉と、スペインらしい民間療法をご紹介します。

スペイン語で風邪を表す言葉とスペインらしい民間療法

診療所で

(医者とアナさんの会話)

Médico:Hola, buenosdías. ¿Qué le ocurre?

医者:おはようございます。どうしましたか?

Ana:Buenos días, Doctor.Tengoun dolor de cabezamuyintenso y me duele la garganta al tragar.

おはようございます、ドクター。頭がガンガン痛く、何かを飲み込むときのども痛みます。

Médico:¿Tienefiebre?

熱はありますか?

Ana:Estamañanasí, tenía 38℃.

今朝は38℃ありました。

Médico:Déjeme que levea la garganta.

それではのどをみせてください。

Bueno, bueno.Estámuyroja einflamada.¿Cuándoempezó a sentirmolestias?

ん~、真っ赤に腫れてますね。いつから痛みがありますか?

Ana: Ayer al mediodía.

昨日のお昼頃から recetarle unos medicamentos

Médico:Parece que tiene gripe. Voy a recetarle unos medicamentos para el dolor y unantibiótico.

インフルエンザでしょう。痛み止めの薬と抗生物質を処方しておきましょう。

Ana:Muchas gracias.

ありがとうございます。

Médico:Trate de descansar durante unos días y cuídise.

2、3日は安静にするよう心がけてください。お大事に。

スペインで、頭に体温計を当ててベッドに横たわる少女。

スペイン語で風邪を表す言葉

La gripe

La Gripe はインフルエンザのこと。もっともポピュラーな単語で、”La influenza”はスペインの町ではほとんど耳にしません。

スペインでは毎年秋になると、65歳以上の方をはじめ、主に介護士や施設で働く方を対象とした予防接種キャンペーンが行われます。

El resfriadoEl constipado El catarro

一般的な風邪を意味します。

・El resfriadoEl constipadoにはそれぞれ動詞があります。

風邪にまつわる表現

Abrígate bien, que te vas a resfriar

風邪ひくから、温かくしなさい(服を着こむ、チャックやボタンをしめる、マフラーをするなど)。

Para el constipado es bueno que bebas mucha agua

風邪にはたくさん水を飲むといいよ。

¡Menudo catarro has cogido!

酷い風邪だね!

・Resfriarse

¡Te vas a resfriar!

風邪ひくよ!

constiparse

Estoy constipado/a.

風邪をひいています。

なお、スペインでは「La influenza」という言葉はあまり使われず、代わりに「La gripe」がよく使われます。また、スペインでは毎年秋になると、65歳以上の方や介護士など施設で働く方を対象とした予防接種キャンペーンが行われます。

木製のテーブルの上にコーヒーを一杯。

スペインの民間療法

熱いカフェ・コン・レーチェとアスピリン

アスピリンを熱々のカフェ・コン・レーチェと一緒に飲んで、すぐに布団に入ります。寝る前なのにコーヒーを入れるところがとてもスペインらしいですね。

実はスペインでは、アスピリンは何かと民間療法に登場する薬なんです。とくに年配の方は好んで使われるようですよ。

たまねぎ

これはのどの痛みや咳があるときによく行われる方法です。たまねぎを大きくカットし、枕ものに置いて寝ます。ニオイが凄いので、次の日がお休みだといいのですが…。そう都合よくはいきませんよね。

鼻風邪は○○厳禁

鼻水が出る風邪には牛乳はよくないと言われています。特に色の付いた粘りのある鼻水が出る場合には、牛乳を控えるようにしましょう。

ワイン

お砂糖をお鍋に入れ温め、そこにワインを注ぎます。少量(コップ1/8ぐらい)を飲んですぐに寝ます。砂糖とワインの量はほぼ同じ。甘党が多いスペインらしく、ほどんとシロップ状態というのが面白いですね。

まとめ

インフルエンザは”La gripe”。一般的な風邪は“El resfriado “、”El constipado “、”El catarro”といいます。それぞれ対処法が違うので、これらの単語を覚えて風邪を早く治しましょう。

また動詞” Resfriarse “や” constiarse “を上手く取り入れれば、会話の幅が広がりますよ。

スペインでは民間療法も盛んであり、アスピリンを熱いカフェ・コン・レーチェと一緒に飲む方法や、たまねぎの利用、鼻風邪には牛乳を控える方法、ワインを飲む方法などがあります。これらの民間療法も試してみる価値があります。

風邪を引いた際には、適切な対処法を選んで早く回復しましょう。そして、スペイン語での表現も活用して、コミュニケーションの幅を広げていきましょう。

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