スペイン語で「今」を表すahoritaの感覚と使い方

  1. スペイン語単語・活用

待ち合わせに遅れているとき友達から電話が来ると「今行くから」と言いますよね。日本人の今行くからは、本当にもう近くにいたり数分後に着いたりを指す場合がほとんど。

しかしラテンアメリカではだいぶ事情が変わるんです。どういうことなのでしょうか?

スペイン語で「今」を表すahoritaの感覚

会話

Dania: ¿Qué tal tu estancia en México? ¿Has podido disfrutar?

メキシコはどう?楽しんでる?

Kana: Claro. He estado disfrutado de la comida, el clima y de la compañía de mis amigos.

もちろんよ。食事も気候もそして何よりも友達との時間を楽しんでるわ。

Lo único que veo es la gran diferencia de culturas. Aunque ya lo sabía, vivirlo es otra cosa.

唯一目に留まるのが大きな文化の違いね。もちろん知ってはいたけど、実際に経験してみるのはまた違うわ。

Dania: ¿Por ejemplo?

例えば?

Kana: Otro día habíamos quedado salir con unos amigos, pero me atrasé un poco.

この前友達と待ち合わせしてたんだけど遅れちゃったの。

Entonces les llamé para decirles que iba a llegar unos 5 minutos tarde. Cuando llegué corriendo, ni habían llegado ellos.

それで5分くらい遅れるって連絡して急いで行ったら、彼らは着いてもなかったの。

En otra ocasión pasó a revés. No llegaban mis amigos y estaba preocupada por eso les llamé y me dijeron que ahorita llegaban.

その逆もあってね。待ち合わせに一向に友達が来ないから心配して電話したら「今行く!」って。

De ahí pasaron media hora y nada. Casi en una hora llegaron.

でも30分経っても来なくて結局一時間後くらいに表れたの。

Dania: Es típico de México. Cuando dice AHORITA, no es literalmente ahora sino solo un decir.

それはメキシコの典型ね。今っていう時は文字通りの今じゃなくて、ただの言い回しって感じなの。

De hecho, los latinos no somos puntuales para nada, atrasarse media hora o hasta una hora es algo normal. Así que no tomes a pecho todas las palabras.

ラテン人は全然時間に正確じゃないから、30分や一時間遅れるのはごく普通のことよ。だからすべてをまに受けないほうがいいわ。

Kana: Eso estoy viendo. Si sigo así, me estresaría bastante.

そうみたいね。もしこのままだとストレスが溜まりそうだもの。

スペインのオレンジ色の背景にポーズをとるオレンジ色のドレスを着た女性。

ラテンアメリカでのahoritaのニュアンス

Ahorita llego.

Ahorita voy.

今行くね!という意味でこんな表現をよく使いますが、本当に「今」を指すわけではないので特に日本人は要注意です。

実際には家をすら出ていなかったり、まだシャワーを浴びる(出かける前にシャワーを浴びる人も多い)つもりだったりと、時間に関する感覚がだいぶ違うのです。

おわりに

一般的に待ち合わせをする場合は、日本の一般常識の5分前ではなく、30分後くらいを予想していたほうがストレスが少ないかもしれません。

もし本当に時間通りに来てほしい時は、あえて30分ほど前に待ち合わせの時間設定をしておいたほうがいいかもしれませんね。

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