チュロスの起源と本場の食べ方を深る

    1. スペイン語で観光と文化

    スペイン料理は世界中でも人気です。もちろん料理だけでなく、スイーツも美味しいものばかりなんですよ。

    今回は、スペインの伝統的な揚げ菓子「churros(チュロス)」をご紹介します。日本のチュロスとはちょっと違う本場のチュロス、ぜひご賞味あれ!

    チュロスの起源と本場の食べ方を深る

    チュロスについて

    起源は?

    チュロスの起源は諸説ありますが、16~17世紀頃にスペインもしくはポルトガルにて生まれたというのが最も有力です。

    その後ラテンアメリカなど世界各国に広まり、今ではスペインを代表する食べ物として知られています。

    日本でも近年、カフェやテーマパークなど、チュロスを提供する場所が増えていますね。

    本場の味は?

    スペインの白い背景にある1枚のチュロス

    チュロスといえば、砂糖がたっぷりかかったあま~いチュロスを想像する方も多いのでは?実はスペイン本場のチュロスは、甘くありません。

    小麦粉と水、塩、砂糖を混ぜて生地を作り、絞り器でねじり形に形成して揚げたチュロスが伝統的なもので、味付けはされていないのです。シンプルながら素朴な美味しさがあります。

    どうやって食べるの?

    「チュロスは甘くない」と上に書きましたが、それではどうやって食べるのでしょうか?スペインでは、チュロスを温かいchocolate(チョコレートドリンク)につけて食べるのが主流の食べ方です。

    カリカリのチュロスと濃厚なチョコレートの相性はバツグン。チョコレートの代わりにcafé con leche(カフェラテ)に浸して食べることもあります。

    いつ食べるの?

    おやつに食べることもありますが、実はチュロスはスペインの朝ごはんの定番。朝一番にchurrería(チュロス屋)に行って、揚げたてのチュロスを食べるのがスペイン流の朝のひとときです。

    日本の飲み会の締めにラーメンを食べるのと同様に、夜遊びの締めにチュロスを食べることも多いです。

    変り種、ポラス

    スペインのチュロスは、木製のテーブルの上のバスケットに刺さります。

    チュロスと共にカフェに並んでいることのあるのが、porras(ポラス)。材料はチュロスと同じですが、ポラスの方が太い形をしています。

    カリカリに揚げられたチュロスに比べて、ポラスは柔らかく食べごたえがあります。チュロスとポラスどちらがお好みか、食べ比べてみてくださいね。

    マドリードのおすすめ店

    街の中心プエルタ・デル・ソルの近くにあるお店、Chocolatería San Ginés(チョコラテリア・サン・ヒネス)。こちらのカフェは、チュロスの老舗として100年以上創業しているんですよ。

    スペイン国内でも評判が高く、いつの時間も多くの人々で賑わっています。もちろん旅行客だけでなく、地元のmadrileños(マドリードっ子達)も御用達。

    きつね色に揚げられた香ばしいチュロスと、濃厚ながら上品な味わいのチョコレートドリンクとの組み合わせが最高です。

    おわりに

    スペインの伝統菓子チュロス、いかがでしたか?日本とは食べ方も違うので、スペインにお越しの際は、現地での楽しみ方をぜひとも堪能してみてください。

    スペイン各都市にはそれぞれ自慢のチュロス屋があるので、食べ比べをしてみてくださいね。

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