スペイン語で「おやすみ」夜の挨拶&便利なフレーズ集

    1. スペイン語挨拶・あいさつ

    「おやすみなさい」の挨拶から、「また明日」「いい夢を見てね」といった声かけまで、1日の終わりに伝えるスペイン語のフレーズをまとめてご紹介します。

    疲れを労わるように、そしてぐっすり眠れるように、気持ちのいい会話を交わし合いたいですね。

    スペイン語で「おやすみ」夜の挨拶&便利なフレーズ

    日常でよく使う夜の挨拶

    まずは、寝る前や別れ際によく使われる代表的なスペイン語フレーズを確認していきましょう。

    それぞれの言葉の説明は後述しますのでご参照ください。

    1. おやすみなさい

    Buenas noches

    ブエナス ノーチェス

    2. ゆっくり休んで

    ¡Que descanses!

    ケ デスカンセス

    3. ゆっくり寝てください

    ¡Que duerma bien!

    ケ デュエルマス ビエン

    4. 良い夢を!

    ¡Dulces sueños!

    デュルセス スエニョス

    5. また明日

    Hasta mañana

    アスタ マニャーナ

    6. 明日会いましょう

    Nos vemos mañana

    ノス べモス マニャーナ

    ベッドに横たわって頭上の星を見つめる男性。

    スペイン語の夜の挨拶「おやすみなさい」

    Buenas noches

    ブエナス ノーチェス

    おやすみなさい(良い夜を)

    「おやすみなさい」の基本の挨拶が Buenas noches です。

    直訳すると「良い夜を」。このフレーズはカジュアル/フォーマルの区別がなく、家族や友人にも、仕事相手や目上の人にも、誰にでも同じように使えます。

    スペイン語初級者が間違えやすいポイントは、〝ブエナス〟と〝ブエノス〟を混同してしまうことではないでしょうか。

    なぜなら「おはよう」が buenos días =〝ブエノス〟ディアスだからです。

    ここで少し文法にも注目してみましょう。

    noches は「夜」を表す女性名詞 noche の複数形、buenas は「良い」という意味の形容詞 bueno が女性名詞複数形に合わせて変化した形です。

    スペイン語はこのように名詞が男性か女性の性を持ち、その性に合わせて形容詞が変化します。

    「おやすみ」は noche(夜) が女性名詞なので形容詞も女性形となって〝ブエナス〟。「おはよう」は días(日)が男性名詞なので形容詞が男性形となって〝ブエノス〟。

    ややこしいですが「おはよう」と「おやすみ」では最初の単語が異なっていること、そこにスペイン語の特徴が表れていることを覚えておきましょう。

    夜に使えるいろいろなスペイン語

    眠くなった時のフレーズ「眠いです」

    Tengo sueño

    テンゴ スエニョ

    眠いです

    tener(持つ)+ sueño(眠気、夢)で「眠たい」という表現になります。

    自分が眠たい時は tengo sueño。親しい相手に「眠たいの?」と聞く時には ¿Tienes sueño? とたずねましょう。

    Me voy a la cama.

    メ ボイ ア ラ カマ

    もう寝るよ

    me voy は「行く」「ここから去る」という意味の irse が一人称単数形に変化した形。

    a la cama は「ベッドへ」。つまり、ベッドに行く=「もう寝るよ」と伝えるひとことです。

    就寝を促すフレーズ「寝なさい」

    Vete a la cama

    ベテ ア ラ カマ

    ベッドへ行きなさい

    vete は親しい相手に対して「行きなさい」と指示する言葉。子供が夜遅くまで遊んでいると、親にこのひとことで注意されることも。

    A dormir

    ア ドルミール

    寝なさい

    これは、Vete a dormir というフレーズの略です。上記で説明した通り、vete は「行きなさい」という命令の言葉。a dormir は「眠りに」という意味です。

    スペインで、若い女の子が母親と一緒にベッドで寝ています。

    労いのフレーズ「ゆっくり休んでね」

    ¡Que descanses!

    ケ デスカンセス

    ゆっくり休んでね

    「おやすみなさい」とセットで覚えておきたい労いのひとことです。

    これはもともと Espero que descanses.(キミがゆっくり休めることを祈っているよ)というフレーズなのですが、日常的には略して使われています。

    仕事終わりや夕方過ぎの別れ際にも使える便利な挨拶なので覚えておきましょう。

    ¡Que duermas bien!

    ケ デュエルマス ビエン

    ぐっすり眠ってね

    「眠る」という意味の動詞 dormir を用いて「良い眠りを」と伝えている表現です。「ぐっすり寝てね」「ゆっくり休んで」という意味を含んでいます。

    【目上の人やビジネスシーンでの表現

    ¡Que descanse!

    ケ デスカンセ

    ¡Que duerma bien!

    ケ ドゥエルマ ビエン

    この2つは前述した ¡Que descanses! ¡Que duermas bien! とは少し違うことに注目してください。こちらは年配の人や仕事相手に対してより丁寧に伝える時の表現です。

    寝る前のひとこと「良い夢を見てね」

    ¡Dulces sueños!

    デュルセス スエニョス

    甘い夢を見てね

    dulces 「甘い」+sueños「夢」で、「甘い夢を見て!」という、まさに甘いフレーズ。恋人や子供に向けて使うひとことです。

    ¡Que sueñes con angelitos!

    ケ スエニョス コン アンヘリートス

    天使の夢を見れますように

    こちらも恋人や子供に向けて使われる表現です。「エンジェルの夢を見れますように」という甘く優しい言葉。

    大切な人が幸せな気分で翌朝を迎えられるようにと願うのは、愛情表現が豊かなスペイン語圏の人たちとっては日常的な習慣です。

    1日の終わりの挨拶「また明日」

    Hasta mañana

    アスタ マニャーナ

    また明日

    hasta は「〜まで」、mañana は「明日」。つまり「明日までね」=「また明日」という意味のひとこと。寝る前に限らず日中にも交わすポピュラーな挨拶です。

    Hasta la próxima

    アスタ ラ プロキシマ

    また次回(また次に会う時まで)

    翌日に会う予定がない相手には、mañana を la próxima に言い換えてください。próxima は「次」という意味で、hasta la próxima は「また次の機会に」「また次回会いましょう」という挨拶です。

    【Hasta 〜 のその他の表現

    Hasta pasado mañana.

    アスタ パサード マニャーナ

    また明後日

    Hasta la próxima semana.

    アスタ ラ プロキマ セマナ

    また来週

    Hasta el mes que viene.

    アスタ エル メス ケ ビエネ

    また来月

    Hasta el año que viene.

    アスタ エル アニョ ケ ビエネ

    また来年

    hasta のあとに日時や曜日、月を表す単語を続けることで「また○○」とさまざまな言い方ができます。

    Nos vemos mañana

    ノス べモス マニャーナ

    また明日会いましょう

    仕事相手や友人などと翌日また会う予定がある場合は、「私たちは会う」という言葉 nos vemos を使って「また明日会いましょう」と言うこともできます。

    星、月、スペインが描かれたベッドで眠る赤ちゃん。

    「良い夜を」と言われたら、どう返す?

    「おやすみ(良い夜を)」「また明日」といった挨拶は相手と同じように言葉を繰り返せばOKです。

    決まったルールがあるわけではないので、あまり形式的にとらえすぎないでください。大切なのは、ひとことでもリアクションをして自然なコミュニケーションをとることです。

    ただ、「ゆっくり休んでください」といった労いの言葉をかけてもらったら、その時には「あなたも」と相手への心遣いを表現してみましょう。

    次のような言い回しができると、会話が豊かなものなるはずです。

    Igualmente

    イグアルメンテ

    あなたも

    igalmente は「同じく」「同様に」という意味の単語です。「おやすみ」の挨拶時だけではなく、「良い週末を」「楽しい日を」といった言葉に対して「あなたもね」と返す時に使います。

    フォーマルなーシーンにも使える万能なひとことです。

    Tú también / Usted también

    トゥタンビエン / ウステッド タンビエン

    キミも / あなたも

    igalmente と同じく「あなたも」というフレーズです。親しい相手なら 、丁寧に話したい相手なら usted と言い換えましょう。

    usted =ウステッドは、最後のdをほとんど発音せず、どちらかというと〝ウステー〟に近い言い方になります。

    家族、友人、恋人との「おやすみ」 – スペイン語会話例 –

    最後に「おやすみ」と言い合う時の会話例をシチュエーションごとに見てみましょう。

    《一緒に住んでいる家族との就寝前》

    Madre:Ya es tarde. Vete a la cama.

    母:もう遅い時間よ。そろそろ寝なさい。

    Hija:Vale. Buenas noches.

    娘:わかった。おやすみなさい。

    Madre:Buenas noches. ¡Que sueñes con los angelitos!

    おやすみなさい。天使の夢を見てね(いい夢を見てね)。

    《友人との別れ際》

    Laura:Hoy me lo he pasado bien. Nos vemos la semana que viene.

    今日は楽しかった。じゃ、また来週ね。

    Miguel:Sí, nos vemos pronto. Buenas noches.

    うん、また会おう。おやすみ。

    Laura:Buenas noches. ¡Que descanses!

    おやすみ。ゆっくり休んでね。

    《仕事相手との夜の挨拶》

    Empleado:Gracias por quedarse hasta tan tarde.  ¡Que tenga un buen viaje a casa!

    会社員:遅くまでありがとうございました。お気をつけてお帰りください。

    Cliente:Igualmente. Entonces, buenas noches.

    クライアント:こちらこそ。それでは、おやすみなさい。

    Empleado:Espero verle pronto.

    また近々お会いできることを楽しみにしています。

    《一緒に住む恋人への就寝前の挨拶》

    Ella:¿No te vas a la cama todavía?

    彼女:まだ寝ないの?

    Él: Lo siento, no he terminado el trabajo. Vete a dormir tú antes.

    彼:ごめん、仕事が終わらなくて。先に寝ていて。

    Ella: Tómatelo con calma, cariño. Buenas noches.

    無理しないでね、カリーニョ(愛する人)。おやすみなさい。

    Él: Dulces sueños, mi amor. Buenas noches.

    甘い夢を見るんだよ、ミアモール(愛しいキミ)。おやすみ。

    まとめ

    スペイン語の「おやすみ」は〝ブエナス・ノーチェス〟。ベッドに入る前に限らず、1日の終わりの挨拶として「良い夜を」という挨拶を交わします。

    「ゆっくり休んで」「幸せな夢を見てね」と相手を思いやるひとことを加えると、さらに良い関係が築いていけますよ。

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