スペイン語初心者必見!逆疑問符の使い方と疑問文の作り方を解説

  1. スペイン語勉強

¡Hola todos! みなさんこんにちは。今回のテーマは「逆疑問符」。初めてスペイン語を学ぶ人は、誰でも驚くこちらのマーク、みなさんはご存知でしょうか?

他の言語に比べて、ちょっと特殊でおもしろいスペイン語のこちらの疑問符について勉強しましょう!

スペイン語初心者必見!逆疑問符の使い方と疑問文の作り方を解説

逆疑問符とは?

疑問符

逆疑問符を学ぶ前に、まず知っておきたいのが「”signo de interrogación”(疑問符)」。「クエスチョンマーク」や「はてなマーク」などとも呼ばれる「?」のマークのことです。

一般的に、文章の最後につけて疑問を表す記号のことを指します。私たちの日本語には元来ありませんでしたが、現代文では使われることが増えてきています。

逆疑問符

スペインの女性は空中に疑問符を見つめています。

スペイン語の疑問文でも文の終わりにこちらの疑問符をつけますが、それだけではないのです。

スペイン語には「”signo de interrogación invertido(逆疑問符)”」があります。

「逆疑問符」とは、文字通り、さかさまの疑問符「¿」のこと。

スペイン語では、文章の初めに「¿」をつけ、終わりに「?」をつけて疑問文を作ります。つまり、1つの文章に疑問符が2つあるのです。

逆疑問符はスペイン語の正書法によって制定され、他のラテン言語には存在しません。特にスペイン語に特徴的な記号であり、興味深いものです。

ここで、いくつかスペイン語の疑問文の例を見てみましょう。

¿Cómo te llamas?

お名前はなんですか。

¿Tienes hermanos?

兄弟はいますか。

¿Quieres venir a la fiesta?

パーティーへ来たいですか。

¿Has estado en Barcelona?

バルセロナへ行ったことがありますか。

文章を読む前から疑問文だと分かるので、読む人にとっては助かるマークかもしれませんね。もちろん、パソコンのキーボードにも内蔵されていますよ。

スペイン語だけ?

逆疑問符は、1754年に制定された「正書法」によって、スペイン語に正式に導入されました。

スペインを強調した南アメリカの地図の接写。

スペイン語はラテン語から派生した言語です。他にもラテン言語を起源とした言語は、近隣で話されているフランス語、イタリア語、ポルトガル語がありますが、どの言語にも逆疑問符は存在しません。

なお、バルセロナがあるスペイン北東部のカタルーニャ地方で話されているカタルーニャ語にも使われておらず、北西部で使われているガリシア語でも、2003年より廃止されています。

スペイン語に特徴的なこちらの疑問符、 ¿No te parece interesante? (おもしろいと思いませんか。)

疑問文の頭につくさかさのはてなマーク、スペイン語に特有のもので、とても興味深いですね。

友人との気軽なメッセージなどでは省かれることもありますが、正式な書法では必須ですので、文章を書く際には忘れないようにしてくださいね!

スペイン語に特殊なこちらの記号ですが、慣れてしまえば使い方 は簡単なんですよ。

スペイン語の疑問文の作り方

疑問符の基本

まず、疑問文の作り方を学びましょう。

スペイン語のYES/NO疑問文(「はい」もしくは「いいえ」で答える疑問文)は、語順を変えずそのまま疑問符をつけるだけで疑問文になります。

¿Vives en Tokio? ― No, vivo en Yokohama.

東京に住んでいますか。―いいえ、横浜に住んでいます。

¿Te gusta la paella? ―  Sí, me encanta.

パエリヤが好きですか。―はい、大好きです。

疑問詞がある文の場合は、疑問詞が文の初めにきます。

¿Dónde vives?  ― Vivo en Barcelona.

どこに住んでいますか。― バルセロナに住んでいます。

¿Qué tipo de comida te gusta más? ― Me gusta más la comida asiática.

どんな種類の料理が一番好きですか。 ― アジアの料理が一番好きです。

また、条件文など文章が二つ以上ある場合でも、同様に疑問文が始まる部分に逆疑問符をおきます。

疑問符の応用

ここまで文章全体が疑問文の場合のフレーズをご紹介しましたが、今回は部分的な疑問を表す場合を挙げたいと思います。ここで、いくつか例を見てみましょう。

疑問の部分をはさむ

なぜ

疑問の部分をクエスチョンマークで挟みます。

Ahora, ¿a dónde vamos?

今、どこに行こうか?

No vuelvas a llegar tarde, ¿entiendes?

二度と遅刻しちゃいけないよ、分かった?

確認

また、「~だよね?」、「~じゃないの?」という、相手の確認をとる付加疑問文でも疑問符が使われます。この場合、疑問の部分のみ疑問符をつけます。

Mañana tenemos una reunión, ¿verdad?

あしたミーティングがあるよね?

Ya le has enviado el documento al cliente, ¿verdad?

もう書類をお客様にお送りしたんですよね?

Vienes a comer con nosotros este viernes, ¿no?

今週の金曜日、僕たちとご飯を食べに来るよね?

逆感嘆符も魅力的!

!

逆疑問符と同様に、スペイン語で使われているのはこちらの「逆感嘆符」。

「逆感嘆符」とは、「びっくりマーク」とも言われるこちらの「!」をさかさまにした「¡」マークのこと。

スペイン語では、感嘆文のはじめとおわりをこちらのマークで挟んで文章を作ります。例を見てみましょう。

¡Qué tarta más rica!

なんておいしいケーキなんだ!

¡Qué de gente!

人が多いなあ!

また、あいさつ文にもよく使われます。

¡Buen viaje!

よい旅を!

¡Que te vaya bien!

どうぞお元気で/上手くいきますように

おわりに

いかがでしたか?さかさまの「¿」や「¡」、スペイン語に特殊な記号なのでとても面白いですね。たくさん文章を書いて、使いこなせるようにしましょう!

スペイン語初心者の方々にとっては特殊で興味深い記号かもしれませんね。逆疑問符はスペイン語の正書法によって制定され、他のラテン言語には存在しません。

スペイン語の疑問文の作り方や逆感嘆符についても学んできました。逆疑問符を使うことで、文章を読む前から疑問文だと分かりやすくなります。

スペイン語を学ぶ上で、逆疑問符や逆感嘆符を使いこなせるようになると、より自然な表現ができるようになるでしょう。ぜひたくさんの文章を書いて、スペイン語の疑問文をマスターしましょう!

では、¡Que tengas un buen día!(よい一日を!)

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