さあ、今日も元気にスペイン語でコミュニケーション!今回のテーマは「接続法を使う接続詞的表現」。
英語ができるようになりたいマリアは、外国語習得の秘訣を模索中です。早速二人の会話を覗いてみましょう。
スペイン語の「antes/antes de que」接続法の決まり文句
目次
外国に行くなら~
María: No se por qué no puedo hablar bien inglés; lo llevo estudiado más de 10 años.
なんで私は英語ができないのか分からないわよ。もう10年も勉強しているのに。
Yurika: A fin de que seas capaz de hablar un idioma extranjero, el camino más rapido es vivir en un país donde se hable.
外国語ができるようになるには、その言葉が使われている国に住むのが最短の道よ。
María: Pero a no ser que tengas dinero para vivir en ese país, antes de ir allí necesitarás ahorrar.
でも外国に住むには、お金が無い場合は、行く前にちゃんと貯金をしなくちゃ。
Yurika: Exacto. Además en el caso de que vivas en el extranjero durante mucho tiempo, tendrás que tener en cuenta que no podrás trabajar.
そうよね。それに外国に長く住むとなったら、その間は仕事ができないものね。
María: Muy pocas empresas permiten tomarse un año sabático a condición de que se vuelva un año después…
1年後に戻ってきますという条件で、1年も休暇をくれる会社なんて、なかなかないわよね。
Yurika: De manera que para dominar un idioma se necesita tiempo y dinero.
つまり、外国語をマスターするには、お金と時間がかかるってことね。
María: Ese plan me parece como si fuera un sueño.
そんな計画、私には夢みたいなものよ。
Yurika: Con tal de que aproveches para practicar con los nativos de ese idioma que vivan aquí… no es un sueño imposible.
でも国内に住んでいるネイティブスピーカーと練習できれば、夢でもないわよ。
ワンポイント
antes/antes de que~
~するまえに
「de」を入れても入れなくても意味は同じです。まだque以下のことが起こっていない時点での発話なので、未実現のモード「接続法」になります。
María: ¡Qué cielo tan nublado! ¿A que llueve esta tarde?
なんて雲が多いのかしら…午後は雨になるかもね。
Yurika: Antes de que llueva, acabemos de comprar todo y volvamos al piso.
雨が降る前に、買い物を終えてピソに帰りましょうよ。
con tal/con tal de que~
~するなら
「de」を入れる場合がありますが、意味は変わりません。発話時ではまだ条件文を実行するかどうか未定なので、こちらも接続法です。
María: ¿Crees que puedo dominar el japonés si me lo enseñas?
あなたに教えてもらったら、私は日本語をマスターできると思う?
Yurika: Con tal de que me pagues, te doy clase. Pero el japonés es muy dificil, creo yo.
お金を払ってくれるなら、レッスンをやるわよ。でも日本語は難しいと思うわよ。
de manera que~
~するように
「de modo que~」も同じ意味です。que以下は「主文の目的となる“未実現の”ゴール」なので、接続法を使います。
María: De manera que para dominar el japonés, ¿qué es lo primero que hay que hacer?
日本語のプロになるために、まず何を勉強しなくちゃいけないかしら?
Yurika: Antes de todo, tienes que aprender hiragana, katakana, y kanji.
まずはひらがなとカタカナ、それに漢字もね。
en caso de que~
~の場合は
「en el caso de que~」という場合もありますが、意味は変わりません。こちらも条件文の接続表現で未実現のため、接続法を使います。
María: Me voy ya. Volveré más o menos a las 8 de la noche.
行ってきます。8時ごろには戻ると思うわ。
Yurika: En caso de que no hayas vuelto a esa hora cenaré sola.
その時間に戻らなかった場合は、私ひとりで夕飯を食べるわね。
つ・ぶ・や・き
良く使う接続法動詞は、定型句の中に取り入れられていることも多いですね。「これは非現実だから…」と考える前に、口を次いで出てくるようになれば理想です。
現地では、小さい子供も接続法表現を楽々使っていて、感心させられます。習うより慣れろ。言い尽くされた言葉ですが、まさにその通りなのです。