スペインの天才?はたまた奇人?サルバドール・ダリ

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    ¡Hola todos! みなさんこんにちは。今回のテーマは【サルバドール・ダリ】、シュルレアリスムの代表者として知られているスペイン人芸術家ですね。

    「天才」と同時に 「奇人」と評されることも少なくないダリの生涯や、変わったエピソードをご紹介したいと思います。

    スペインの天才?はたまた奇人?サルバドール・ダリ

    サルバドール・ダリ

    Juan : Salvador Dalí es un artista que tenía su propio mundo.

    サルバドール・ダリは、自分の世界を持っていた芸術家なんだ。

    Taro : Eso se refleja mucho en sus obras.

    それは、彼の作品によく表れているね。

    Juan : Algunos lo llaman “genio”, mientras otros lo llaman “loco”. De hecho, hay muchos anécdotas extrañas sobre él.

    彼のことを「天才」と言う人もいれば、「奇人」と言う人もいる。実際、彼にまつわる変わった逸話がたくさん残されているんだ。

    あの有名なお菓子の包み紙のデザイナー

    シュルレアリスムの芸術家として著名なダリですが、実は世界中で親しまれているお菓子の包み紙をデザインした人物でもあるのです。

    そのお菓子とは、棒付きキャンディの ”Chupa Chups(チュッパ・チャプス)” でした。

    チュッパ・チャプスの考案者から依頼を受け、その場で描いたと言われるそのデザインは、今も海を越えて様々な国の子供たちに愛されています。

    ミニ・ヒストリー

    スペインの建築を彷彿とさせる、大きなドームを正面に持つ赤い建物。

    ダリは、1904年にスペインはカタルーニャ地方の町フィゲラスの裕福な家庭に生まれました。

    幼いころから芸術に興味を持っていたダリは、1922年に美術学校に入学しました。

    そして、パブロ・ピカソや映画監督のルイス・ブニュエルなどシュルレアリスムを代表する人々と交流をしながら、芸術家としての人生を歩んでいきました。

    【晩年の芸術活動停止の訳】

    29歳で結婚し、人生の伴侶となった妻のガラを溺愛しており、1982年に彼女が死亡した翌年には、芸術活動を止めてしまいます。

    その後彼は、1989年に生まれ故郷のフィゲラスで息を引き取りました。

    フィゲラスには彼の作品が集められたダリ美術館があり、また近郊のカダケスには、彼が晩年暮らしていた家が保存されています。

    ダリの奇人エピソード

    潜水服で登場

    バルコニーに立つ、ダイビングスーツを着た男性のスペインの銅像。

    芸術家として有名になり、様々な展覧会に招待されるようになったダリ。

    1936年にロンドンで開かれた国際シュルレアリスト展の講演会に招かれた際、ダリは2匹の大型猟犬を連れ、潜水服を着て登場しました。

    講演を始めるも、潜水服によって途中で呼吸困難になり、観客に助け出してもらったと言います。

    彼の予測不可能な奇行の一端を表すエピソードになっています。

    換金されない小切手

    レストランでタダでご飯を食べる方法を知っていた、というダリ。

    その方法とは、レストランでの会計の際に小切手を渡し、その裏に簡素なイラストを描く、と言うもの。

    大人気画家の直筆のスケッチが描かれた小切手を換金する者などいませんよね。

    ダリはこのように友人たちに豪勢なランチやディナーを振る舞っていたと言われています。

    おわりに

    いかがでしたか?スペインが生んだ、奇才サルバドール・ダリでした。彼の作品を鑑賞して、摩訶不思議なダリ・ワールドを味わってみてくださいね!

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