スペイン語で時間を表現する方法:期限・期日の使い分け

  1. スペイン語勉強

ユリカとマリアという二人のキャラクターを通じて、実際の会話を例に取りながら、スペイン語の時間表現を教えています。具体的には、「hasta」、「hasta que」、「para」、「antes de」といった表現が取り上げられています。それぞれの表現は、具体的な会話の中で使用され、その意味と使い方が説明されています。

さあ、今日も元気にスペイン語でコミュニケーション!今回のテーマは「タイムリミット表現の使い分け」。

ユリカはマリアに、空港まで車を運転してくれるよう交渉中。早速二人の会話を覗いてみましょう。

スペイン語で時間を表現する方法:期限・期日の使い分け

何時までに帰れる?

Yurika: ¿Este viernes a qué hora vuelves al piso? ¿Puedes volver antes de las 7?

今度の金曜日は、何時に家につくの?7時までに帰ってこられる?

María: Estaré en la oficina hasta las 5, así que estaré aquí para las 5:30. ¿Por qué?

会社に5時までいるから、5時半にはここに居ると思うわ。どうして?

Yurika: Una amiga mía llega al aeropuerto a las 7. Espero que vengas conmigo en el coche.

私の友達が7時に空港に着くの。あなたに車で一緒に来てほしいのよ。

María: Creo que puedo, pero eso depende de mi jefe. Hasta que salga él no puedo volver.

大丈夫だと思うわ。でも上司次第ね。彼が会社を出るまで、私は出られないのよ。

Yurika:El avión no llegará hasta las 7. Saliendo de aquí a las 6 estará bien.

飛行機は7時にならないと着かないわ。ここを6時に出れば大丈夫よ。

María: No lo sabré antes del viernes. Antes de ese día nadie sabe el horario del jefe.

金曜日になるまでは確信は出来ないわ。その日になるまで、だれも彼のスケジュールを知らないから。

Yurika: Por si acaso, le diré a mi amiga que nos espere hasta que lleguemos.

念のために友達に、私達が着くまで待っているように伝えるわ。

María: Perfecto. Tienes que decírselo antes de que salga.

それで大丈夫。彼女が出発する前に伝えないとダメよ。

ワンポイント

hasta

~まで

スペインの白いドアから顔を覗かせるアジア系の若い女性。

期限をあらわす前置詞と言えば、最もポピュラーなものは「hasta」。「¡Hasta luego!(またね!)」という挨拶でもおなじみです。

María: Me voy, volveré el lunes. ¡Hasta luego!

いってきます。月曜に戻るわ。じゃあね。

Yurika: ¡Hasta el lunes! Que pases un buen fin de semana con tu familia.

月曜日にまたね。ご家族と楽しい週末を過ごしてきてね。

hasta que ~

~までは

hasta que」以下の内容が未来の場合は、接続法を使います。既に起こった出来事については直接法です。「hasta」のみの場合は動詞の原型が続きます。

María: Hasta que ahorre cierta cantidad de dinero, seguiré en este trabajo.

目標金額まで貯金が貯まるまでは、この仕事を続けるわ。

Yurika: Tener un objetivo es bueno. Ánimo hasta que lo consigas.

目標を持つのはいいことね。夢が叶うまでがんばってね。

para

~までには、~までの

スペインの家の前で写真を撮る若者のグループ。

hasta」ととても似ている期限表現の前置詞です。「para~」のほうが「~まで間に合うように」というニュアンスがあります。

María: ¿Qué tal tu resfriado? Tienes que recuperarte para el viaje.

風邪はどう?旅行までに治さなくちゃ。

Yurika: El médico me ha dado medicinas para 3 días. Creo que funcionarán bien.

医者が3日分の薬をくれたわ。効くと思うわよ。

antes de~

~より前に、~しないうちに

特に否定文の時に、「hasta」や「para」と微妙にニュアンスが変わるので、要注意。ちなみにスペイン語で「紀元前」は「antes de Cristo」です。

María: Yo no puedo volver al piso hoy antes de las seis.

今日は6時前に家に帰る約束はできないわ。

Yurika: Aunque no vuelvas a las seis, ¿puedes intentar volver antes de las seis y media?

6時に戻れないとしても、6時半にまにあう?

つ・ぶ・や・き

簡単そうで意外と難しい、「前置詞の使い分け」。今回は「期限表現」をポイントに、勉強してみました。具体的な会話を通じて、「hasta」、「hasta que」、「para」、「antes de」といった表現の意味と使い方を学びました。これらの表現を正しく使い分けることで、スペイン語で自然な会話をすることができます。

「時間厳守」は日本人の美徳。スペイン語のニュアンスの違いも、ぜひ厳守したいところです。

スペイン語学習者にとって非常に有用で、特に時間に関する表現の使い分けについて深く理解するのに役立つと言えます。

また、実際の会話を通じて表現が紹介されているため、学習者は自然な会話の中でこれらの表現をどのように使用するかを学ぶことができます。

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マリア (María) この記事を書いた人

元・高校教師(主に歴史担当)であり、現在は日本でスペイン語・英語講師としても勤務しより良い教育実践を目指し、日本の教育制度についても学んでいます。スペイン政府機関セルバンテス文化センター(東京)認定のDELE試験官(全レベル A1~C2)及びAVEオンライン講師資格保持者です。
セルバンテス文化センターでの講師経験に加え、独立行政法人国際協力機構(JICA)、大手企業(丸紅、日野自動車等)、多数の語学学校で、日本人学習者に対する豊富な指導実績を有し専門知識に基づいた指導、教材作成、レッスンカリキュラム、講師育成など幅広い分野で活躍。

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