スペイン人の性格(スペインのイメージ)

  1. スペイン語で観光と文化

「スペイン」といえば…オリーブオイル?ヒマワリ畑?ワイン?みなさん色々なイメージをお持ちのことと思います。

今回は、そんなスペインのイメージを検証していきます。スペインの本当の姿が暴かれる…かも!

スペイン人の性格(スペインのイメージ)

シエスタ

ゆっくりライフスタイル

午後のランチタイムに取られる2~3時間の長い休み、シエスタ。

シエスタの時間になると、人々は仕事の休憩に入って、家族と共にゆっくり昼食をとったり、昼寝をしたりするのがスペインのライフスタイルでした。

しかし近年、このような伝統的なシエスタの慣習が変化しつつあります。

なんと廃止の動きも!

例えば、マドリードやバルセロナなどの大都市では、シエスタの時間中も営業する飲食店や商店が増えています。

2006年には公務員のシエスタ制度が廃止されました。

去年2013年には、スペインの議会委員会が「シエスタの習慣をなくして昼休憩は40分以下にし、17時で終業とする(シエスタがある際は、その分遅くまで働いていました)」との提案を出しました。

近年続く経済不況や周辺のEU諸国との統合に向けて、シエスタの慣習も変化を迫られているのです。

闘牛

スペイン国技

赤い布をはためかせたマタドール(闘牛士)と獰猛な牛が繰り広げるスリリングな競技。

スペインの国技として人気を博してきた闘牛ですが、サッカーなど他のスポーツ競技が注目されるようになり、急速にその人気が衰えています。

禁止する地域も…

スペイン: 通りの真ん中に大きな赤い建物があるスペインのスタジアム。

2000年代に入ると動物愛護の観点から闘牛への批判が高まり、カタルーニャ州では2012年から闘牛を禁止することに。

なお、バルセロナにあるモヌメンタル闘牛場はショッピングセンターに姿を変え、闘牛の廃止後も多くの人々が集まるスポットとなっています。

現在、闘牛をめぐっては、賛否両論といったところがスペインの実情です。

フラメンコ

本場は南

ギターと歌に合わせて、「オレ!」の声を浴びながらタコン(ヒール)を踏み鳴らすフラメンコ。

スペインではフラメンコが盛んというイメージがあると思いますが、実は南部アンダルシアの文化なのです。

その起源は、北西インドのロマ(ジプシー)たちがアンダルシアへの移住を始めた15世紀にまでさかのぼります。

ロマが起源

ロマたちは迫害を受けながらも、苦しみや悲しみ、生きる喜びといった感情を踊りや歌で表現するようになり、現在のフラメンコが形成されていったと言われています。

現在も、アンダルシア以外の地域ではフラメンコはそれほど盛んでなく、観光客向けのショーが行われるばかりですが、アンダルシアでは変わらず多くの人々に愛されている舞踊です。

毎年開催されるセビリアの春祭りでは、地元の人々が踊るフラメンコを見ることができますよ。

情熱的なスペイン人

スペイン人の性格は?

図書館でスペイン国旗を掲げる人々のグループ。

「スペイン人の性格」と聞いて、「情熱的」ということばを連想する方も多いのでは?このような性格に対するイメージは、実はスペイン国内でも地域ごとに分かれているのです。

地域ごとにも違う?

例えば、マドリードの人々は「気取っている」や、カタルーニャの人々は「ケチ」、バスクの人々は「頑強」、アンダルシアの人々は「明るい」といったように、スペインの中でも地域ごとに性格のステレオタイプが存在しています。

もちろん性格は人それぞれですが、地方ごとのイメージの違いが表れている興味深いステレオタイプです。

おわりに

以上、スペインのイメージ検証はいかがでしたか?スペインに対して抱かれているイメージと、現実のスペインには大きく差があることもあります。

百聞は一見にしかず、ぜひスペインを訪れて、ご自身の目でスペインの実情を見てみてください。

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マリア (María) この記事を書いた人

元・高校教師(主に歴史担当)であり、現在は日本でスペイン語・英語講師としても勤務しより良い教育実践を目指し、日本の教育制度についても学んでいます。スペイン政府機関セルバンテス文化センター(東京)認定のDELE試験官(全レベル A1~C2)及びAVEオンライン講師資格保持者です。
セルバンテス文化センターでの講師経験に加え、独立行政法人国際協力機構(JICA)、大手企業(丸紅、日野自動車等)、多数の語学学校で、日本人学習者に対する豊富な指導実績を有し専門知識に基づいた指導、教材作成、レッスンカリキュラム、講師育成など幅広い分野で活躍。

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