¡Hola todos! みなさんこんにちは。今回のテーマは【留学】。スペイン語の勉強を始めたのだから、現地で留学したい!と思っている方も多いのでは?
今回はスペインの留学準備についてご紹介します。留学に興味がある方、これを読んで一歩ふみだしてみませんか?
スペイン留学の全てを解決!完全準備ガイド
スペイン留学に向けて
Alberto : Hola. Me llamo Alberto. Encantado.
やあ。僕はアルベルト。よろしく。
Hiroshi : Me llamo Hiroshi. Encantado.
僕はヒロシ。よろしくね。
Alberto : ¿De dónde eres?
どこから来たの?
Hiroshi : Soy de Japón. He venido como un estudiante de intercambio.
日本だよ。交換留学生として来たんだ。
Voy a quedarme aquí en Barcelona un año para estudiar.
勉強のためにバルセロナにこれから1年いるよ。
Alberto : Muy bien. ¿Te gusta Barcelona?
いいね。バルセロナは気に入った?
Hiroshi : Sí, mucho. Es una ciudad preciosa.
うん、とても。すてきな町だね。
留学するメリット
その国に住んで勉強するのですから、語学は格段に上達します。
しかしそれだけでなく、外国で生活することでさまざまな人に出会い、自分を成長させることができるのも留学の魅力。
日本にいるあいだは見えなかった多様な価値観にふれることができます。
留学の目的
せっかく留学するのだから、何か目標を達成したいものですよね。目標といっても、たいそうなものでなくていいんです。
「たくさん友達を作る!」や、「スペイン語を上達させる!」、「フラメンコを習いたい!」など自分の目標を決めると、それにあわせた期間や学校が選びやすくなります。
「DELE取得!」など具体的な目標があればさらにモチベーションがアップするかもしれません。
留学の期間
短期?長期?
目標を決めたら、次にどのくらい留学したいのか期間を決めましょう。1週間から数年と、留学する期間は人によってそれぞれです。
学校によっては、長期のコースを申し込むと授業料が割引になる制度もあります。1週間だけのコースもあるので、忙しい方でも仕事や学校の合間をぬってプチ留学することもできます。
ビザの有無
3ヶ月以内の留学ならばビザの取得はいりませんが、3ヶ月~6ヶ月の留学には短期学生ビザ、6ヶ月~1年の留学には長期学生ビザが必要になります。
学生ビザに必要な書類集め等は、余裕をもって出発の半年くらい前から準備を始めることをおすすめします。スペインから書類を取りよせたりもするので、時間がかかることがあります。
学校選び
さあ、いざ学校選びです。語学留学の場合、大学か私立語学学校の選択肢があります。
大学の語学コース
語学学校より授業料は安めですが、学校によっては最低4ヶ月~などの規定があることがあります。クラスの人数は多めですが、授業カリキュラムが整っています。
授業料は、学校や時間数によりまちまちですが、例えばバルセロナ大学の場合は、通年8ヶ月コースで2.425ユーロになっています。
私立語学学校
授業料が高い分、受講期間がフレキシブルだったり、手厚いサポートがあります。中には日本語が話せるスタッフがいるところも。
授業料は、例えば大手の語学学校ドン・キホーテでは、集中コースで1週間400ユーロになっています(長期割引あり)。
スペイン留学・都市選び編
¡Hola todos! みなさんこんにちは。今回のテーマは【スペイン留学の都市選び】です。
みなさんはスペインのどこに留学したいですか?流行最先端のマドリード?それとも落ち着いた学生都市サラマンカ?大都市と小都市それぞれ のメリット・デメリットを見て行きましょう!
Alberto : ¿Por qué has venido a Barcelona?
どうしてバルセロナに来たの?
Hiroshi : Porque me gusta la arquitectura. En Barcelona hay muchos edificios modernistas interesantes.
建築が好きだからね。バルセロナには、おもしろいモデルニスモの建物がたくさんあるから。
Y también me gustan las grandes ciudades. Hay varios restaurantes, tiendas,museos y eventos.
あと、大都市が好きなんだ。いろいろなレストランとか、お店、博物館やイベントがあるからね。
Alberto : Sí, es cierto. Yo soy de Madrid y nunca me canso de vivir allí porque siempre hay cosas nuevas.
確かにそうだね。僕はマドリードの出身なんだけど、いつも新しいものがあるから、生活するのに飽きないよ。
大都市
マドリード、バルセロナなど
メリット
・色々な人に出会える
・生活が便利
・お店やレストランが多い
・コンサートや展覧会などイベントが多い
デメリット
・生活が忙しい
・物価が高い
・治安が悪いところもある
ポイント
交通網も発達し、お店が多く生活がしやすい大都市。各国からの留学生も多いため、いろいろな国の友達ができるかもしれませんね。
筆者が住むバルセロナでは、毎週コンサートや展覧会などさまざまなイベントを開催しているので、遊ぶ場所には困りません。
日本にちなんだイベントもあり、現地人との交流も楽しめます。
時折、大都市ならではの都会の喧騒がうっとうしく感じるときも。また、スリが多かったり、治安が悪い場所もあります。
小都市
サラマンカ、バレンシア、セビリヤ、グラナダ、マラガ、サンティアゴ・デ・コンポステーラなど
メリット
・落ち着いた生活ができる
・物価が安い
・自然が多い
・人が温かい
デメリット
・刺激がない
・交通など生活が不便な点も
・コミュニティが狭い
ポイント
私は学生時代、スペインの小都市レオンに留学していました。
小さな町で、毎日のんびりと時間が流れていく落ち着いた生活を送ることができました。(日本では都会の出身なので、このような生活が新鮮でした)
生活費も安く、家賃だけでも現在住んでいるバルセロナとは月々100~150ユーロほどの差があります。人々も、一度友人になってしまえば固い結びつきができたのもよい点でした。
ただし、裏を返せばコミュニティが狭く、いろいろな人と知り合う機会がありません。また、毎回同じバルへ行ったりするので、あまり刺激がないといえるかもしれません。
自分の興味は?
地方によって、文化や雰囲気が変わるのがスペインの魅力の一つです。
フラメンコが好きだから、アンダルシアがいい!」や「ガウディ建築に興味があるからバルセロナへ!」など、自分の興味にあわせた留学先を選ぶのもいいでしょう。
スペイン留学・住居選び編
¡Hola todos! みなさんこんにちは。今回のテーマは【スペイン留学の住居】です。
ホームステイ、アパート、学生寮…いろいろなタイプがありますが、みなさんは、留学中ど んな住居に住みたいですか?それぞれのいいところを比べて、住むときの参考にしてみてください。
Albert : ¿Dónde vives ahora?
今はどこに住んでるの?
Hiroshi : Ahora vivo en un piso compartido en el centro.
中心地にあるシェアアパートに住んでいるよ。
Vivo con tres personas; dos catalanes y un francés.
カタルーニャ人2人とフランス人1人と住んでいるんだ。
Alberto : ¿Ah sí? ¿Qué tal?
へえ。どう?
Hiroshi : Muy cómodo. Son muy simpáticos.
とても快適だよ。いい人たちだし。
Entre semana no los veo mucho porque trabajan pero los fines de semana comemos juntos, vemos películas, charlamos…
彼らが働いてるから平日はあまり会わないけど、週末は一緒にご飯を食べたり、映画を見たり、話したりしているよ。
ホームステイ
現地の家族と一緒に生活するホームステイ。スペインの実際の生活を体験することができるまたとないチャンスですね。
食事付きのプランにすれば、家庭の味のご飯が食べられるのも嬉しい特典。また、現地の人と触れ合って、語学力の向上も狙えます。
ただし、相性がよい家族に当たるかどうかは運次第。家庭によっては、夫婦共働きで食事は冷凍食品ばかり…などの問題も実際に報告されています。
予算は、食事付きの場合1ヶ月で800ユーロ~になっています。
学生寮
現地の学生だけでなく、世界中の留学生が住んでいるので、友人が作りやすい環境に住むことができます。
個室であれば一人暮らしと同然なので、プライベートも確保できます。光熱費やインターネットなどのわずらわしい手続きも学校がやってくれるケースが多いので、安心。学校に近いアクセスのよさも嬉しいですね。
デメリットとしては、若者が多いので、週末になるとうるさい場合もあります。
予算は、個室キッチン付き食事なしで1ヶ月500~600ユーロほどです。
アパート
一人暮らし
自由気ままにできる一人暮らし。友達を呼んだり、可愛い家具をそろえたりする楽しみもあります。プライベートもしっかり確保できるのがポイント。
ただし、ガスの設置等自分で手続きをしなくてはいけない場合もあるので、面倒くさいことも。
一人暮らしをした場合、1ヶ月あたり家賃は600ユーロほどになります。
シェアハウス
¡Hola todos! みなさんこんにちは。今回は、スペインでのシェアアパート生活についてご紹介します。
スペインで はよくある住み方ですが、知らない人との共同生活は一体どんなものなのでしょうか?メリット、デメリットなど、シェアアパートの実情に迫ってみま しょう!
シェアアパートでの生活
Javier : Vives en un piso compartido, ¿verdad? ¿Con quién vives?
太郎はシェアアパートに住んでいるんだよね。誰と住んでいるの?
Taro : Vivo con un español y un italiano.
スペイン人とイタリア人だよ。
Javier : ¿Os llevais bien?
仲良くやってる?
Taro : Sí, muy bien. Son muy majos. A menudo cocinamos y cenamos juntos.
うん。同居人はとてもいい人たちだし。よく一緒に料理して、夜ご飯を食べるんだ。
シェアアパートとは
スペインの piso(日本でいうアパート、マンション)は、大人数向けに作られているピソがたくさんあり、家賃も高いので、1つのピソを複数人で借りて共同生活をすることが多いです。
自室があり、その他キッチンやバスルームは共用で使用します。
シェアアパートの探し方
シェアアパートはどうやって探せばいいのでしょうか?
自分で街を歩いて、柱や掲示板などに貼ってある「ピソの同居人募集」という広告を探すという手もありますが、最近はインターネットで簡単に探すことができます。
立地や家賃など自分にあった条件の中から、めぼしいピソを探し、借り主に直接連絡をとります。注意する点は、入居を決める前に必ずピソを見に行くこと。
写真とは印象が違ったり、設備が整っていない場合もありますし、何よりこれから一緒に生活するかもしれない人に会うというのはとても大切です。
メリット・デメリット
家族でない人と生活をしていく上では、いいことも悪いことも様々なことが起こります。
メリット
メリットとしては、まずコストの安さがあります。3部屋あるピソを3人でシェアすれば、家賃や光熱費等は当然3分の1になります。
その他にも、外国人と共同生活を送ることで、異文化交流をすることができますし、言語の上達にもなります。
デメリット
デメリットは、共同生活から生じる衝突やストレスです。
自室にプライベートはあるものの、キッチンやトイレ等は共同空間です。掃除や部屋の使い方など、ルールを決めておいたほうがいいこともあります。
共同生活を送る上で大切なのは、問題や気になることがあった時にきちんと意見を伝え、話し合うこと。お互いが納得しなければ、気持ちの良い共同生活を送ることはできません。
いかがでしたか?シェアアパート生活、日本ではなかなかできない貴重な体験です。
共同生活を送る上では、同居人と衝突したり、文化の違いから生じる誤解など問題も起こりますが、そこで得た経験はかけがえのないものになります。
シェアアパートの場合は、家賃が安くて済む上に(今回挙げた方法の中では最も安く、平均300ユーロ~)、プライベートの空間もありながら、同居人たちとも触れ合えるライフスタイルが魅力。
ただし、シェアアパートに住む上でよくある掃除や騒音などの問題が出てくることがあるので、不満があればお互いにはっきり伝えて解決することが大切です。
スペインの住居事情
Javier : ¿Dónde vives Taro?
太郎、どこに住んでいるの?
Taro : Vivo en el centro. Tú vives un poco lejos, ¿no?
中心部だよ。ハビエルは少し遠くに住んでいるんだよね?
Javier : Sí. Vivo en las afueras de la ciudad pero me gusta mucho la zona porque es muy tranquila.
うん。町の郊外に住んでいるんだ。でも、静かだからとても気に入っているよ。
Además el alquiler es muy barato.
それに、家賃もとても安いしね。
スペインの住居タイプ
日本でも、一戸建てやアパートなどいろいろな形態があるように、スペインでも様々な住居のタイプがあります。
マドリードやバルセロナといった人口の多い大都市では、 piso(日本でいうアパートやマンション)に住むのが一般的。
街の中心地を離れた場所や郊外に出ると、一軒家に住む人が増えます。プールや大きな庭のついた、映画に出てきそうな立派な家もありますよ。
スペインのピソ
日本では、一人暮らし用のアパートやマンションが多くありますが、スペインではそれほど多くありません。
それよりも、家族やカップルなど複数の人が住むために作られたピソが多いです。
一例として、スペインによくあるピソは、部屋が3つ、トイレが1つ、加えて居間や食堂、キッチンがあります。その他にも、部屋が5つ、トイレが2つ…などさらに大人数向けのピソも。
このようなピソの作りから、スペインでは、シェアアパートによる共同生活をしている人がたくさんいます。
スペインのシェアアパート生活については、次回とりあげるのでお楽しみに。
気になるお値段は?
さてさて、スペインの住居はいったいおいくらなのでしょうか?筆者の住むバルセロナを例にとりあげたいと思います。
購入する場合
もちろん値段もピンキリなのですが、例えば、中心地から離れた安いピソであれば、3万ユーロ近くで買うことができます。(日本円にして、420万円ほど。2015年6月6日現在のレート換算)
日本に比べれば安いかもしれませんね。ただし安いものは、古い建物であることが多いのですよ。
エレベーターがついていなかったり、設備が古いためリフォームが必要だったりという難点があることがあるので、チェックが必要です。
日本と違って地震もないスペイン・バルセロナには、築100年を超えるピソもあります。
中心地や交通の便がよいピソになれば値段はもちろんあがり、2000万円ほどにまで値段が跳ね上がります。
賃貸の場合
場所や大きさ、ピソの状態にもよりますが、300~1000ユーロほどで1か月借りることができます。日本円にすると、4万2千円~14万円ほど。東京とあまり変わらないお値段でしょうか?
おわりに
スペインの住居事情、いかがでしたか?人々は、それぞれの生活スタイルにあわせて、住居を選んでいます。
歴史ある建物が多いヨーロッパ、古く美しい昔のピソに住んでみるのも素敵かもしれませんね!