スペイン語の過去形と現在完了形の使い分け

    1. スペイン語勉強

    スペイン語の過去形と現在完了形の使い分けについて解説しています。記事は、ユリカとマリアという二人のキャラクターを通じて、実際の会話を例に取りながら、「hace+時間」、「torcerse」、「llevar」、「nunca」といった表現が取り上げられています。

    それぞれの表現は、具体的な会話の中で使用され、その意味と使い方が説明されています。

    さあ、今日も元気にスペイン語でコミュニケーション!今回のテーマは「過去形と現在完了形の使い分け」。

    スキー旅行を思い出すマリア。どうやらトラウマがあったようです。早速二人の会話を覗いてみましょう。

    スペイン語の過去形と現在完了形の使い分け

    スキー旅行の思い出

    会話

    María: Hace mucho que no voy a esquiar. No sé si todavía seré capaz de hacerlo…

    ずいぶん長いことスキーをしていないわ。まだじょうずに滑れるかしらね。

    Yurika: ¿Cuándo esquiaste por última vez?

    最後にスキーをしたのはいつ?

    María: En estos últimos 5 años no he ido a esquiar ni una vez… la última vez fue hace 10 años en Granada.

    ここ5年は滑っていないわね。10年前にグラナダにスキー旅行に行ったのよ。

    Yurika: ¿Qué tal fue ese viaje? ¿Viajaste sola?

    その旅行はどうだったの?一人で行ったの?

    María: No. Viajé con mis amigas del instituto; una de nosotras se torció un tobillo.

    いいえ、高校の友達と言ったのよ。それで一人が捻挫したの。

    Yurika: ¡Qué mal! Entonces no lo pasaste bien en ese último viaje a la nieve.

    ひどいわね!それじゃあ最後のスキー旅行は散々だったのね。

    María: He sentido algo así como un trauma hasta hace poco por culpa de ese viaje, pero ahora tengo ganas de esquiar de nuevo.

    少なくともスキーにちょっとトラウマを感じるようになったわよ。でも今はまた滑りたくなってきたわ。

    Yurika: Yo nunca he esquiado… en el futuro creo que tampoco.

    私は一度もスキーをしたことが無いわ。これからもやらないと思う。

    ワンポイント

    hace+時間「~前に、~以来」

    スペインで女性が顔に皿をかざしている。

    動詞「hacer」の3人称単数形「hace」を使って、「(最後の時から)~経つ」と言う表現ができます。「hace…sin~」は「もう…の間~していない」という意味です。

    María: Hace un día que no como nada, desde el último yogur que comí ayer.

    まる一日、何も食べていないわ。昨日最後にヨーグルトを食べたきり。

    Yurika: ¿Otra vez estás haciendo régimen? Hay que hacerlo poco a poco…

    またダイエットをしているの?でも、急なやりかたはダメよ。

    torcerse「ねんざする」

    esguince」は「捻挫」という外傷名。「ひねる」「くじく」「捻挫する」といった動詞は、再帰動詞の形で「torcerse」を使います。

    María: A mi abuela se le torció el brazo el año pasado, y todavía le duele a veces.

    私のおばあさんは去年腕を捻挫して、まだ時々痛むらしいわ。

    Yurika: Eso duele, sobre todo con el frío del invierno. Pobrecita.

    特に冬の寒さで痛みが起こるわよね。かわいそうに。

    llevar「持って行く」

    女性の足がスペインに縛り付けられている。

    物理的に何かを持って行くことも意味しますが、より心理的に「経験する」「心の中に引きずっている」というニュアンスでも使います。

    María: No me gusta el perro del casero. Me llevé un buen susto cuando me ladró la semana pasada.

    大家さんの犬が苦手よ。先週吠えられた時はドキッとさせられたわ。

    Yurika: Ese perro no está bien educado. Además es demasiado grande.

    あの犬はあまり教育されていないのよ。それに大きすぎるわよね。

    nunca「一度も~ない」

    英語の「never」にあたります。「nunca」を使う文では過去完了形を使い、「~したことがない」という表現をとります。

    María: ¿Alguna vez has ido a Australia?

    オーストラリアに行ったことはある?

    Yurika: No. Yo nunca he ido al hemisferio sur.

    いいえ。南半球には一度も行ったことが無いわよ。

    つ・ぶ・や・き

    現在完了も過去形も過ぎたことを表しますが、使い分けが少し難しいですね…

    esta semana(今週)」「esta mes(今月)」など、「今~」が入っていれば「現在完了」。そうでなければ過去形…というのが、まずは覚えておきたい規則です。

    加えて「今も心に残ること」や「経験として積んだこと」であれば、現在完了となります。

    この記事はスペイン語学習者にとって非常に有用で、特に過去形と現在完了形の使い分けについて深く理解するのに役立つと言えます。また、実際の会話を通じて表現が紹介されているため、学習者は自然な会話の中でこれらの表現をどのように使用するかを学ぶことができます。

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