スペイン語で得意・苦手など能力表現

  1. スペイン語単語・活用

「スペイン語で得意・苦手など能力表現」について解説しています。具体的には、「darsele bien/mal S/V(原型)」、「ser bueno(a)/malo(a) V(動名詞)」、「costarle/no costarle S/V(原型)」といった表現を用いて、能力や得意・不得意を表す方法を学びます。

また、これらの表現は名詞の複数形や動詞の活用が変化する点に注意が必要で、さまざまな用法をマスターすることが推奨されています。

「○○が得意です」、「○○が苦手です」…スペイン語では何と言うでしょう?

今回は、能力を表す表現を学びます。能力を表す表現はいくつも種類があるので、様々な用法を身につけましょう。 主語や間接目的語に注目して、文型を見てみてください。

スペイン語で得意・苦手など能力表現

能力の表現方法

再帰動詞 darse

darsele bien/mal S/V(原型)

Juan: ¿Qué tal la carne?

肉はどうかな?

Taro : ¡Buenísima! Se te da muy bien cocinar.

すごく美味しい!君は料理がとても上手だね。

動詞や名詞を主語にして、再帰動詞darseに間接目的語を用いて ”darsele bien/mal S/V(原型)”で得意・不得意を表すことができます。

bien(上手)/mal(下手)の他にも、 ”regular(普通だ)や ”fatal(ひどく苦手だ)”といった形容詞もよく使われます。

動名詞を用いて

ser bueno(a)/malo(a) V(動名詞)

スペインで少女がイーゼルに絵を描いている。

Juan: Mi hermana es muy buena dibujando.

僕の妹は絵を描くのがとても上手なんだ。

Taro : ¿Ah sí? ¿Es artista?

へえ!画家なの?

動名詞を用いて、”ser bueno(a)/malo(a) V(動名詞)”でも得意・不得意を表すことができます。

bueno(a)(得意だ)” や ”malo(a)(苦手だ)”以外にも、 ”desastre(「災害」や口語で「さんざん」といった意味があります)”も良く使われ、「とても苦手だ」という意味になります。

動詞 costar

costarle/no costarle S/V(原型)

女の子がスペインに関する本をたくさん積んだテーブルに座っています。

Juan: ¿Que tal la nueva clase?

新しい授業はどう?

Taro : Pues bien, pero me custa bastante entender lo que dice el profesor.

うん、いいんだけど、先生の言っていることを理解するのが結構大変でさ。

通常「(お金が)かかる」という意味で使われる動詞 “costar”. “costarle S/V(原型)”で使うと、「(~にとってS/Vは大変だ)」という意味になります。

反対に ”no costarle V(原型)”だと、「(~にとって)大変でない=簡単だ」となります。

nada”を加えて強調することもしばしば。例えば、 ”No me cusestan nada las matemáticas.”で、「わたしにとって数学は全く大変でない=私は数学が得意です」という意味になります。

おわりに

いかがでしたか?能力を表すのに、色々な表現があることが分かりましたね。

特に、動詞 ”dar” や ”costar”を使うときは、名詞の複数形と動詞のときと活用が変化するので、気をつけてください。

ここで紹介した以外の表現もあるので、それらも身につけて様々な用法をマスターしましょう!

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マリア (María) この記事を書いた人

元・高校教師(主に歴史担当)であり、現在は日本でスペイン語・英語講師としても勤務しより良い教育実践を目指し、日本の教育制度についても学んでいます。スペイン政府機関セルバンテス文化センター(東京)認定のDELE試験官(全レベル A1~C2)及びAVEオンライン講師資格保持者です。
セルバンテス文化センターでの講師経験に加え、独立行政法人国際協力機構(JICA)、大手企業(丸紅、日野自動車等)、多数の語学学校で、日本人学習者に対する豊富な指導実績を有し専門知識に基づいた指導、教材作成、レッスンカリキュラム、講師育成など幅広い分野で活躍。

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