ユリカは夏バテ気味のようです。一方マリアは飲みすぎです。早速二人の会話を覗いてみましょう。
体調不良に関するスペイン語の表現
目次
体調不良の原因
María: ¿Qué te ha pasado? ¿Por qué no comes nada esta mañana?
どうしたの?なぜ今朝は何も食べないの?
Yurika: Desde anoche no tengo apetito. Siento el cuerpo muy pesado.
昨日の夜から食欲が無いのよ。体がすごくだるいの。
María: Quizás hayas cogido la gripe… ¿no tienes fiebre?
風邪をひいたのかもね。熱は無いの?
Yurika: No. Ni tos ni dolor de garganta. Seguro que es por el calor.
ないわ。咳も喉の痛みもないし。間違いなく暑さのせいよ。
María: Claro… ¡es que últimamente hace tanto calor! Esta mañana he tenido náuseas y vómitos…
そうよね…この頃ずいぶん暑いものね!今朝は胸やけがして、もどしてしまった…
Yurika: ¿Cómo? ¿Estabas tan mala? Tú estás enferma, debes ir al hospital.
なんですって?そんなに体調が悪かったの?それは病気だから病院にいかなくちゃ。
María: No, no. Bebí demasiada cerveza anoche, con tanto calor me apetecía mucho.
ちがう、ちがう。昨夜けっこうビールを飲んじゃって。こう暑いと、たくさん飲んじゃうのよ。
Yurika: Ah, solo tenías resaca… eres “La revoltosa”, je je je.
あら、ただの二日酔いか…人騒がせね、ははは。
ワンポイント
apetito 食欲
食事をする人に「¡Buen apetito!(たくさん食べてね)」と言います。
「abrir el apetito(食欲をそそる)」「comer con mucho apetito(モリモリ食べる)」という表現も便利。
María: ¡Qué bien huele! El aroma del ajo abre mi apetito.
良い香り!ニンニクの香りが食欲をそそるわね。
Yurika: He freido pulpo con ajo. ¡Buen apetito!
タコをニンニクと一緒にあげたのよ。どうぞ召し上がれ!
calor 暑さ・情熱・熱
夏の「calor(暑さ)」は厳しいものですが、「dar calor(勇気づける)」「entrar en calor(盛り上がる)」といった“嬉しい暑さ”も表現できます。
María: ¿Qué estás haciendo? ¿Eso es baile o yoga?
何をしているの?それはダンスかヨガかしら?
Yurika: Es “gimnasia de radio” de Japón. Es bueno para entrar en calor.
日本の“ラジオ体操”よ。体の代謝をあげるのに良いのよ。
vomitar 吐く、放出する
火山の噴火の意味もあります。「erupción」も火山のゲップ、同じく噴火です。「provocar el vómito」で「嫌な気分にさせる」という表現も便利です。
María: ¿Alguna vez has ido a un volcán en erupción?
溶岩が出ている山に登ったことはある?
Yurika: Claro que no. No tengo la afición tan peligrosa.
もちろんないわよ。そんな危険な趣味はもっていないわ。
revoltosa いたずらな、反乱者、人騒がせな
“La revoltosa(『人騒がせな娘』)”とは、19世紀に活躍したスペインのサルスエラ作曲家Ruperto Chapí y Lorenteの作品の一つ。ユリカは文学通のようです。
María: ¿Oíste las motos de anoche? No entiendo por qué hacen tanto ruido…
昨夜のバイク、聞こえた?なぜああに騒音を立てるのか、理解できないわ…
Yurika: Son los jovenes revoltosos. No saben otra manera para gozar la vida.
騒ぎ立てて面白がっている若者なのよ。他に人生を楽しむやり方を知らないのね。
つ・ぶ・や・き
太陽の照り付けるスペインの夏は、同時にヒマワリの花の季節でもあります。湿気はあまりないものの、スペインの肌を刺すような暑さもまた、厳しいものですね。