スペイン語初心者の「hay~がある」の使い方完全ガイド

  1. スペイン語勉強

スペイン語を学んでいる初心者の方にとって、「~がある」という表現は非常に重要です。この表現を使うことで、物や人の存在を表現することができます。本記事では、「~がある」という言い方の使い方や応用例について詳しく解説します。さあ、一緒に学んでみましょう!

さあ、今日も元気にスペイン語でコミュニケーション!今回のテーマは色々な「~がある」という言い方です。

マリアとユリカはフリーマーケットを楽しんでいます。早速二人の会話を覗いてみましょう。

スペイン語初心者の「hay~がある」の使い方完全ガイド

フリーマーケットに何がある?

María: Hay muchos puestos en el rastro, ¿verdad?

フリーマーケットって屋台がたくさんあるわよね。

Yurika: Sí. ¡Y cuánta gente! Nunca había visto tanta gente.

そうね。それに何てたくさんの人!こんなにたくさんの人、見たことがないわ。

María: ¿Es la primera vez que vienes al rastro? Siempre hay mucha gente.

フリーマーケットに来るのは初めて?いつもたくさん人がいるものよ。

Yurika: ¿Por cierto, hay algún sitio para comer? Tengo hambre.

ところで、どこか食事をする場所もある?私お腹がすいているの。

María: Por supuesto. Allí está el puesto que vende bocadillos.

もちろん。あそこにサンドイッチを売っている屋台があるわよ。

Yurika: ¡Qué bien! Aquí hay de todo.

いいわね!ここには何でもあるわ。

María: Bueno, primero vamos a desayunar.

それじゃあ、まずは朝ごはんを食べましょう。

Yurika: Sí, y luego a disfrutar del rastro tranquilamente. Tenemos mucho tiempo.

ええ、それからゆっくりフリーマーケットを楽しみましょう。時間はたっぷりあるわ。

shutterstock_179210660ワンポイント

hay~「~がある、いる」

hayは不規則動詞haberの活用したもの。「hay~」で日本語の「ある、いる」にあたる「物や人の存在」を表現できます。

María: Hay un parque grande cerca de mi casa.

私の家の近くに大きな公園があるのよ。

Yurika: Lo conozco. Es muy bonito, pero hay muchos cuervos.

知ってるわ。とてもきれいな公園だけど、カラスがたくさんいるのよね。

por cierto「ところで」

パラソルと人がたくさんあるスペインのビーチ。

話題を変える時にとても便利な表現です。一言「por cierto」と添えて切りだすと、スムーズに新しい会話を切り出せます。

María: ¡Empiezan las vacaciones de verano! Voy a ir a la playa todos los días.

夏休みが始まったわ。毎日ビーチに行こうっと。

Yurika: Por cierto, ¿no tienes deberes para el verano? No los olvides.

ところで、夏休みの宿題は無いの?わすれちゃダメよ。

está~「~があります」で特定の場所や状態の存在を表現する

hay~」が“不特定”な物や人の存在を表現するのに対し、定冠詞や所有代名詞が付いて“特定された”名詞の存在は、「estar」の活用形を使います。

María: El parque Hibiya está cerca de mi casa.

日比谷公園は私の家の近くにあるのよ。

Yurika: ¿Tu casa está en aquella zona? ¡Qué bien!

あなたの家はあの地区にあるの?いいわね!

このように、「estar」を使って公園や家の存在を表現しています。注意点としては、この表現は特定の場所や状態に限られるため、具体的な名詞と一緒に使うことが必要です。

tenemos mucho tiempo「私達は時間がたっぷりあります」で所有や状態の存在を表現する

女性が目覚まし時計を持って親指を立てています。

さらに、「所有や状態の存在」を表現する場合には、動詞「tener」の活用形を使用します。

Tener(持ってる)の活用形を使って「時間があります」という意味になります。

tener hambre」も「空腹を持っている→お腹がすいている」という意味になります。

María: ¿Tomamos un café juntas? Todavía tenemos tiempo, ¿verdad?

一緒にコーヒーを飲まない?私達、まだ時間があるわよね?

Yurika: Lo siento, yo no tengo tiempo. Pronto saldrá el último bús.

ごめんなさい、私は時間が無いの。最終バスがもうすぐ出てしまうのよ。

このように、「tener」を使って時間や空腹の存在を表現しています。この表現は、「tener hambre」のように具体的な状態を表現する際にも使われます。

まとめ

以上、スペイン語で「~がある」という表現の使い方について解説しました。不規則動詞「haber」の活用形である「hay」を使って物や人の存在を表現したり、動詞「estar」を使って特定の場所や状態の存在を表現したりすることができます。また、動詞「tener」を使って所有や状態の存在を表現することもできます。

色々な「ある、いる」を表す「hay~」「estar~」「tener~」をご紹介しました。どれも「no」をつければ否定文に、語尾をあげれば疑問文にすることが出来ます。

とても簡単!便利!これでサバイバルは完璧ですね。自信を持って、どんどん声に出して使ってみましょう!

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マリア (María) この記事を書いた人

元・高校教師(主に歴史担当)であり、現在は日本でスペイン語・英語講師としても勤務しより良い教育実践を目指し、日本の教育制度についても学んでいます。スペイン政府機関セルバンテス文化センター(東京)認定のDELE試験官(全レベル A1~C2)及びAVEオンライン講師資格保持者です。
セルバンテス文化センターでの講師経験に加え、独立行政法人国際協力機構(JICA)、大手企業(丸紅、日野自動車等)、多数の語学学校で、日本人学習者に対する豊富な指導実績を有し専門知識に基づいた指導、教材作成、レッスンカリキュラム、講師育成など幅広い分野で活躍。

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