スペイン語の複数形について詳しく説明しています。特に、左右対称の形状を持つものや、左右のペアになっているもの(例えば、メガネやハサミ、靴やピアス)が通常複数形で表現されることを強調しています。また、これらの単語を表現する際には、動詞や形容詞も合わせて変化することを指摘しています。
ハサミやメガネなど左右対称の形になっているものや、靴やピアスなど左右の2つがあるものは、スペイン語では通常複数形となります。それらの単語を表現する時には、動詞や形容詞も合わせて変化します。
あなたは、複数形の使い分けができていますか?
スペイン語複数形のマスター!左右対称の物の表現方法とは?
目次
会話
Daniel:¿Llevas gafas nuevas?
メガネを新しくした?
Laura:Sí. Te has dado cuenta, ¿eh?
そう、よく気が付いたわね。
Daniel:Te quedan muy bien.
すごく似合っているよ。
Laura:Gracias. La verdad es que anteayer se me rompieron, así que me hice unas nuevas urgentemente.
ありがとう。実は一昨日、壊してしまってね。それで急いで新しく作り直したの。
Daniel:¡No me digas! Pero en el fondo ha sido algo bueno, ¿no? Porque estas gafas te hacen parecer más alegre.
それは大変だったね。でも、メガネを変えて表情が明るくなったから良かったんじゃないかな。
Laura:Sí. Con las gafas se cambia bastante, verdad. Me alegro de haber podido comprar estas.
そうね。メガネって印象をだいぶ変えるからね。新しく買い替えられて良かった。
ここに注目!
メガネは、1つしかなくてもスペイン語では複数形になります。
この会話の中でも「gafas nuevas」「Te quedan muy bien.」など、メガネを表す単語(動詞、形容詞、冠詞、代名詞)はすべて複数形になっているということに注目してみてください。
スペイン語では複数形でしか使われない単語
左右対称の形状をしているようなものは、常に複数形になります。
- gafas メガネ
- tijeras ハサミ
- alicates ペンチ
- tenazas 釘抜き
- calzoncillos パンツ(男性用下着)
- bragas パンティ(女性用下着)
- pantalones ズボン ※場合によってはpantalónと単数で使われることもあります。
(例)
Estas tijeras son muy viejas y no cortan mucho.
このハサミは古くてあまり切れない。
ペアになっているために複数形となる単語
左右がペアになっているものは2つが揃っている時には複数形、片方だけを表す場合には単数形になります。
- palillo/palillos 箸
- zapato/zapatos 靴
- calcetín / calcetines 靴下
- pendiente/pendientes イヤリング・ピアス
(例)
Estoy buscando unos pendientes para la fiesta.
パーティにつけていくピアスを探している。
Ayer perdí un pendiente en la fiesta.
昨日パーティでピアスを片方無くしてしまった。
スペイン語の複数形とは
スペイン語では、単数形と複数形の形態の違いがあります。単数形は一つの物や概念を表し、複数形は複数の物や概念を表します。複数形は通常、単数形に特定の接尾辞を付けることで形成されます。
例えば、単数形の “libro”(本)は複数形の “libros”(本たち)になります。同様に、単数形の “gato”(猫)は複数形の “gatos”(猫たち)になります。
左右対称の形状を持つものの複数形
スペイン語では、左右対称の形状を持つものは通常複数形で表現されます。例えば、”gafas”(メガネ)や”tijeras”(ハサミ)などが該当します。
以下に具体的な例文を示します。
- “¿Llevas gafas nuevas?”(メガネを新しくした?)
- “Estas tijeras son muy viejas y no cortan mucho.”(このハサミは古くてあまり切れない。)
このように、スペイン語では左右対称の形状を持つものを表現する際は、常に複数形を使うことになります。
左右のペアになっているものの複数形
さらに、左右のペアになっているものもスペイン語では複数形で表現されます。例えば、”zapatos”(靴)や”calcetines”(靴下)などが該当します。
以下に具体的な例文を示します。
- “Estoy buscando unos zapatos para la fiesta.”(パーティに履く靴を探している。)
- “Ayer perdí un calcetín en la fiesta.”(昨日パーティで片方の靴下を失くした。)
左右のペアになっているものを表現する際は、両方が揃っている場合には複数形を使い、片方だけを表す場合には単数形を使うことになります。
動詞や形容詞の変化
スペイン語では、単数形と複数形の名詞に合わせて、動詞や形容詞も変化します。この変化には規則性があり、一般的なパターンが存在します。
例えば、名詞 “libros”(本たち)に対しては、動詞 “leer”(読む)も複数形に変化し、”leemos”(私たちは読みます)となります。同様に、形容詞も複数形に変化します。
このように、スペイン語では名詞の複数形に合わせて動詞や形容詞も変化させる必要があります。
おわりに
1つしかなくても常に複数形で表す単語がスペイン語にはある、ということを知っておきましょう。
スペイン語の複数形は、英語とは異なる特徴を持っています。特に、左右対称の物やペアになっている物は複数形で表現されることが一般的です。また、これらの単語を使用する際には、動詞や形容詞も合わせて変化させる必要があります。これらのルールを理解し、実践することで、より自然なスペイン語表現が可能になります。