スペイン語ではさまざまな形で未来の事柄を表すことができますが、今回は「直接法未来形」に注目してみましょう。どんな未来を表し、どのように人称変化するのか、使い方をしっかり覚えていってくださいね。
スペイン語の未来形マスター!直接法未来形の全て
目次
会話
Daniel:Voy a organizar una fiesta sorpresa para celebrar el cumpleaños de Ana.
来月サプライズでエミの誕生会を開くつもりなんだ。
Ana:¿Cuándo será?
いつの予定なの?
Daniel:Estoy pensando en el sábado 15. ¿Podrás venir?
15日の土曜日にしようかと思って。その日に来られる?
Ana:Creo que sí podré.
行けると思うわ。
Daniel:Le voy a decir que vamos a cenar los dos solos en un restaurante. La llevaré y vosotros estaréis ya allí para darle una sorpresa.
僕が彼女と食事に行く約束をしてレストランに連れて行くから。みんなはそこで待って彼女を驚かせて。
Ana:Vale. ¿Te puedo ayudar con algo?
OK!何か私に手伝えることはある?
Daniel:Ya te llamaré para hablar de los preparativos. Ten cuidado de que Emi no se dé cuenta, que tiene muy buen olfato.
当日の準備に関してはまた連絡するよ。エミは勘がいいから、バレないように気をつけてね。
Ana:De acuerdo. Seguro que Emi se alegrará.
わかった。エミ、きっと喜ぶだろうなぁ。
ここに注目!
会話文の中で青色になっている箇所が直接法未来形です。この未来形は、まだ確かではないことや、推測、遠い未来を表す時などに使われます。
赤色の箇所は「ir + a + 不定詞」となっています。この形では「〜するつもり」「〜しようとしている」という未来を表します。
直接法未来形の活用
規則動詞の場合、直接法未来形は不定詞の後に以下のような活用語尾が付きます。
- yo estaré
- tú estarás
- él/ella estará
- nosotros estaremos
- vosotros estaréis
- ellos estarán
直接法未来形の不規則動詞
未来形には12の不規則動詞があります。
caber / haber / poder / saber / querer
この5つは、最後から2番目の e が省略されます。
- yo cabré
- tú cabrás
- él/ella cabrá
- nosotros cabremos
- vosotros cabréis
- ellos cabrán
poner / tener / valer / salir / venir
この5つは、最後から2番目の e または i が d に変化します。
- yo pondré
- tú pondrás
- él/ella pondrá
- nosotros pondremos
- vosotros pondréis
- ellos pondrán
decir
decir は、ec が省略されます。
- yo diré
- tú dirás
- él/ella dirá
- nosotros diremos
- vosotros diréis
- ellos dirán
hacer
hacer は、ce が省略されます。
- yo haré
- tú harás
- él/ella hará
- nosotros haremos
- vosotros haréis
- ellos harán
おわりに
スペイン語の直接法未来形は、未来の出来事や状況を表現する際に非常に役立つ文法形式です。特に、不規則動詞の活用は12個だけで、これを覚えることで、他の動詞の活用も容易になります。過去形の複雑さと比較して、未来形は比較的覚えやすい部分もあります。
未来形の不規則動詞は12個だけなので、これさえ暗記しておけばその他の動詞の活用はそれほど難しくありません。過去形の複雑さに比べたら、未来形は覚えやすいのではないでしょうか。
直接法未来形をマスターして、表現の幅を広げていきましょう!