言語を学ぶときに気を付けるのは主語・動詞の順番とよく言われます。でもスペイン語には yo が主語にならない動詞がたくさんあるんです。
今回はそのいくつかを見てましょう。
スペイン語初心者必見”yo”を使わない動詞の正しい活用方法
会話
Nallely: ¿Viste el anuncio de carro que estaba en el periódico esta mañana?
今朝の新聞にあった車の広告見た?
Kevin: No lo vi. No pensé que te interesaban cosas del carro.
見てないよ。君が車に興味があったなんて知らなかったよ。
Nallely: Claro que no me interesa mucho. Es por mis papás. La vez pasada que me llamó mi mamá, dijo que estaban buscando carros.
興味があるわけではないわよ。うちの両親のためよ。前回母親が電話で車を探してるって言っていたから。
Kevin: Pero ellos acaban de vender su carro porque ya no querían, ¿verdad?
でもついこの前必要ないからって車を売ったんじゃなかった?
Nallely: Asi es pero resulta que a mi mamá le duele mucho sus piernas asi que otra vez están pensando comprarlo.
そうよ。でも母の足がかなり痛むらしくて、もう一度車を買うことを考えているみたい。
Kevin: Tengo un amigo que quiere vender suyo. Cuéntales a tus papas quizá les interese.
僕の友達に車を売りたいって言う人がいるよ。君の両親に言ってみてよ、きっと気に入ると思うよ。
主語が普通でない動詞の種類
一番使われる頻度が多いのが gustar(~を好きにさせる)ですが、文法的には普通の主語とは逆の順番で使います。
Me gusta el pollo frito.
フライドチキンが私を好きにさせる→私はフライドチキンが好き
この場合文法的にはフライドチキンが主語になります。
他にも次のような動詞が同じ使い方をします。
interesar(~に興味をもたせる)
A Kevin le interesa la cocina.
料理がケビンに興味をもたせる→ケビンは料理に興味がある
doler(~を痛ませる)
Me duelen los brazos.
腕が私を痛ませる→腕が痛い
aburrir(~を退屈にさせる)
Me aburre este programa.
この番組は私を退屈にさせる→この番組は退屈だ(私はつまらない)
おわりに
スペイン語には「yo」を主語として使用しない動詞が多数存在します。例えば、「gustar」や「interesar」、「doler」などの動詞は、文法的には異なる主語を持つことが特徴的です。これらの動詞の使い方は一筋縄ではいかないため、注意深く学び、正確に使用することが重要です。
よく注意してみると、スペイン語にはこのタイプの動詞がかなりの数あります。一筋縄にはいかない使い方なので、ぜひ注意して覚えてくださいね。