スペイン語でよく使われる「quedar(se)」の意味と使い方

  1. スペイン語単語・活用

頑張って勉強したんだけどやっぱり覚えきれなかった…という経験は誰にでもありますよね。そんな気持ちをスペイン語で表現するには?

今回はそんな時に使えるいくつかのフレーズを見てみましょう。

スペイン語でよく使われる「quedar(se)」の意味と使い方

会話

Lalo: Al fin terminaron los examenes. ¿Cómo te fue?

やっとテスト終わったね。どうだった?

Ben: Fatal. Ayer estuve despierto hasta a las doce con tal de memorizar, pero parece que no se me quedó nada.

最悪だよ。昨日12時まで起きててなんとか暗記しようとしたんだけど、何も覚えられなかったみたいだ。

Lalo: Asi pasa a todos. Yo también eché tantas ganas pero al final no salieron lo que había estudiado. Ahora para la próxima.

みんな一緒だよ。僕も頑張って勉強したのに、勉強したことは何もテストに出なかったよ。次頑張るしかないね。

Ben: Yo me quedé con la lección de no desvelarme porque no puedo concentrarme para nada en siguiente día.

夜遅くまで起きていると次の日集中力が全然のびないっていうのを今回学んだよ。

Mejor dormir temprano y repasar algo en la mañana  asi se me quedará algo.

早く寝て朝早く復習したほうが効率がいいみたいだ。

テーブルに座ってスペインの本を読んでいる人々のグループ。

覚える・分かるに使えるスペイン語

例えば授業の終わりに教師が生徒に「皆さんわかりましたか?」と質問しますよね。

スペイン語では ¿Les quedó claro? となります。

他にも、

No se me queda nada.  

私は暗記が苦手だ(=私には何も残らない)

Me quedé en la luna. (en cero)  

全然わからなかった(=私は月に残った)

Solo quédate con esta lección nada mas. 

この課だけ覚えればいいからね。

Me quedé en la página 20. 

20ページまでしか進まなかった

もともと quedar は「残る」という意味です。自分の(頭の)中に残る=覚える・分かるという使い方になります。

recordarmemorizar よりも日常的によく使われる言葉なのでぜひ覚えておきましょう。

スペインで本の山を抱える若い女性。

スペイン語での覚える・分かるに関する表現

スペイン語で学習の苦労を表現するためには、”quedar” という動詞を使うことが一般的です。この動詞は「残る」という意味ですが、学習の文脈では「覚える」や「分かる」という意味でも使われます。

例えば、次のフレーズがあります。

  • Quedar claro: わかる(=残る)
  • No se me queda nada: 何も残らない(=覚えられない)
  • Me quedé en la luna: 全然わからなかった(=何も覚えられなかった)
  • Solo quédate con esta lección nada más: この課だけ覚えればいいからね。
  • Me quedé en la página 20: 20ページまでしか進まなかった

このように、「quedar」は覚える・分かるという意味で使われます。”recordar” や “memorizar” と比べてもっと日常的に使用される言葉ですので、覚えておくと便利です。

学習の苦労を表現する他のフレーズ

スペイン語では、「学習の苦労を表現するフレーズ」として以下のような表現もあります。

  • Me saqué un cero en el examen: テストでゼロ点を取った
  • No entiendo ni papa de esto: これは全く理解できない
  • Estoy perdido/a: 方向がわからない(=何も分からない)
  • No tengo ni idea: 全然分からない(=アイデアもない)
  • Me confundo fácilmente: 簡単に混乱する

これらのフレーズは、学習の苦労や理解度を相手に伝える際に役立ちます。自分の感情や状況を正確に表現することで、他人とのコミュニケーションが円滑になります。

おわりに

スペイン語を勉強する際には、学習の苦労を表現するフレーズを覚えておくことが重要です。この記事では、会話例や具体的なフレーズを紹介しました。ぜひこれらの表現を使って、スペイン語を話す際に自信を持ってコミュニケーションを取りましょう。さらに、

一つの動詞でも文脈によって意味が変わったり幅が広がったりするのが言語の魅力です。その地域で一番よく使われる表現に耳を傾けて、溶け込めるようにしましょう。

author avatar
マリア (María) この記事を書いた人

元・高校教師(主に歴史担当)であり、現在は日本でスペイン語・英語講師としても勤務しより良い教育実践を目指し、日本の教育制度についても学んでいます。スペイン政府機関セルバンテス文化センター(東京)認定のDELE試験官(全レベル A1~C2)及びAVEオンライン講師資格保持者です。
セルバンテス文化センターでの講師経験に加え、独立行政法人国際協力機構(JICA)、大手企業(丸紅、日野自動車等)、多数の語学学校で、日本人学習者に対する豊富な指導実績を有し専門知識に基づいた指導、教材作成、レッスンカリキュラム、講師育成など幅広い分野で活躍。

太陽と情熱の国。音楽、美食、旅行...もっと深く楽しみたいあなたへ

スペイン語マンツーマンをリーズナブルに
40代からのスペイン語レッスン

「もう歳だから…」は思い込みかもしれません。多くの40代の方が同じ悩みを抱え、そして乗り越えています。このインフォグラフィックでは、その悩みと解決策をデータで見ていきましょう。

学習の壁、感じていませんか?

40代からスペイン語を始める多くの方が、共通の悩みを抱えています。あなただけではありません。

※40代以上のスペイン語学習者へのアンケートに基づくデータです。

その悩み、マンツーマンなら解決できます

それぞれの悩みに、マンツーマンレッスンならではの答えがあります。

独学の限界に → オーダーメイド学習

あなたのレベルと目標に合わせた専用カリキュラムで、迷うことなく学習を進められます。

教室の気後れに → 安心のマンツーマン

周りの目を気にせず、自分のペースで納得いくまで質問できる環境がここにあります。

記憶力の不安に → 「好き」を活かすレッスン

好きな音楽や文化を教材に。楽しいから自然と記憶に残り、モチベーションが続きます。

あなたの学習ジャーニー

無料体験から目標達成まで、ステップはとてもシンプルです。

1

無料体験申込

2

レッスン開始

3

目標達成!

さあ、新しい自分に出会う旅へ

あなたの「好き」という気持ちが、最高の才能です。
スペイン語が分かると、世界はもっと色鮮やかになります。

無料でマンツーマンレッスンを体験する

無理な勧誘は一切ありません。安心してお試しください。

関連記事

書店の棚からスペインの雑誌を手に取る人。

「puedo~(可能)se puede(許可)」スペイン語の…

今回のテーマは、「~できます、~していいです」という表現です。この表現を使うことで、自分の意見や要望を伝えたり、許可を求めたりすることができます。この記事では、具体的…

赤いベレー帽をかぶってスペインの地図を指している女性。

左右上下、位置を表すスペイン語

スペイン語の位置や場所を示す表現方法について詳しく解説しており、前置詞「estar」と「haber」を使って物や人の位置を具体的に伝える方法を示しています。さらに、記…