東西南北、方角を表すスペイン語

  1. スペイン語単語・活用

場所を指し示す時や、地図を説明する時、東西南北の位置を正確に言い表せたらスムーズに目的地を見つけられますね。

さて今回は、会話の中でも天気予報などのニュースでもよく使われる「方角」に関わるスペイン語を勉強していきましょう。

東西南北、方角を表すスペイン語

会話

Mari:Laura, el año pasado viajaste por Japón, ¿no? ¿A dónde fuiste?

ラウラさんは昨年日本を旅行したんですよね。どこへ行ったんですか?

Laura:Fui a Tokio, Kyoto, Osaka y Kanazawa.

東京、京都、大阪と、それから金沢に行きました。

Mari:Te moviste bastante, eh.

いろいろ周ったんですね。

Laura:Creo que la próxima vez me gustaría ir al noreste de Honshu y a Shikoku.

今度は東北や四国にも行ってみたいと思っているんです。

Y también a la isla que está al norte de Honshu… ¿Cómo se llamaba?

北の島にも・・・えっと、何ていう名前でしたっけ。

Mari:Te refieres a Hokaido, ¿no?

北海道ですか?

Laura:Sí, Hokaido. ¿De qué parte de Japón eres tú?

そう、北海道に。マリさんは、どちらの出身なんですか?

Mari:Soy de Nagasaki. Es una prefectura que está en el noroeste de una isla que está en el sur de Japón y que se llama Kyushu.

私は長崎出身です。南日本にある九州という島の北西部に位置する県です。

Laura:¡Ah! También me gustaría ir a Kyushu.

ああ!九州も行ってみたいです。

Mari:Sí, tienes que ir. Es una isla muy bonita. Si vas, te recomendaré algunos lugares.

とてもいいところなので、ぜひいつか行ってみてください。おすすめの場所を紹介しますよ。

スペインの地図の上にコンパスが置かれています。

ここに注目!

Hokkaido está al norte de Honshu.

北海道は本州の北にある

Nagasaki está en el noroeste de Kyushu.

長崎は九州の北西部にある

この2つのフレーズは共に「~の方角に~がある」と言う位置を表しています。

しかし、前置詞が違うことに注目してください!

前置詞 a + 定冠詞 + 方角 

前置詞aを伴うのは「その方角の外側に何かがある」時です。北海道は本州から離れた北側にあるので está al norte となっています。

前置詞en + 定冠詞 + 方角             

一方、前置詞enを伴う場合は「その方向にあるものが内側にある」ことを表しています。長崎は九州の中の北西部に位置しているので está en el noroeste となります。

いずれも方角を示す単語の前には定冠詞が付きます。

スペインを探索する、地面に描かれたコンパスを持つ人の足。

方角に関するスペイン語

  • norte
  • noreste 北東
  • este
  • sureste / sudeste 東南
  • sur 
  • suroeste / sudoeste 西南
  • oeste 西
  • noroeste 北西

El sol sale por el este y se pone por el oeste.

太陽は東から昇って西に沈む。

Sopla un viento del norte.

北風がふいてきた。

La brújula siempre señala el norte.

方位磁石は常に北を指している

Yamanashi está al oeste de Tokio.

山梨県は東京の西にある。

前置詞「a」と「en」の使い分け

方角を表す際に注意しなければならない点は、前置詞「a」と「en」の使い分けです。以下の例文を見てみましょう。

Hokkaido está al norte de Honshu. (北海道は本州の北に位置しています。)

Nagasaki está en el noroeste de Kyushu. (長崎は九州の北西部に位置しています。)

前置詞「a」を伴う場合、「その方角の外側に何かがある」という意味です。北海道は本州から離れた北側に位置しているため、「al norte」(北)と表現されています。

一方、前置詞「en」を伴う場合は、「その方向にあるものが内側にある」という意味です。長崎は九州の中の北西部に位置しているため、「en el noroeste」(北西)と表現されています。

どちらの場合も方角を示す単語の前には定冠詞が付きます。

地図を読む上でのヒント

地図を読むことが苦手な人でも、方角の表現方法を覚えればスムーズに目的地を見つけることができます。以下に地図を読む上でのヒントをご紹介します。

  • まずは身近な環境で方角に関する例文を作りながら慣れていきましょう。
  • 地図上で自分がどの方向を向いているか意識することが大切です。
  • 方角を示す単語や表現を使って、友達や家族と会話してみましょう。
  • 地図や旅行ガイドブックを活用して、実際の場所や距離感を把握しましょう。

これらのヒントを実践しながら、方角に関するスペイン語表現をマスターしましょう。

おわりに

もともと地図を読むのが苦手な人は、方角に関する表現は難しいかもしれませんね。まずは身近にイメージできる何かで例文を作りながら、使い方に慣れていきましょう。

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マリア (María) この記事を書いた人

元・高校教師(主に歴史担当)であり、現在は日本でスペイン語・英語講師としても勤務しより良い教育実践を目指し、日本の教育制度についても学んでいます。スペイン政府機関セルバンテス文化センター(東京)認定のDELE試験官(全レベル A1~C2)及びAVEオンライン講師資格保持者です。
セルバンテス文化センターでの講師経験に加え、独立行政法人国際協力機構(JICA)、大手企業(丸紅、日野自動車等)、多数の語学学校で、日本人学習者に対する豊富な指導実績を有し専門知識に基づいた指導、教材作成、レッスンカリキュラム、講師育成など幅広い分野で活躍。

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