スペイン語で表現する美味しさ:「おいしそう」のさまざまな言い方

    1. スペイン語単語・活用

    いい匂いがしたり食べ物の宣伝を見たりすると「よだれが出そう」なんて言うことがありますよね。

    スペイン語で”おいしそう”と表現する方法は色々あります。今日はそのいくつかを見てみましょう。

    スペイン語で表現する美味しさ:「おいしそう」のさまざまな言い方

    美味しそうをスペイン語で

    Paola: ¿Qué tal tu nueva casa? ¿Ya se acomodaron?

    新しい家はどう?もう落ち着いた?

    Ofelia: Todo bien. Nos gusta bastante el espacio que hay. Pero hay un problema muy serio.

    うん、広いしとても気に入ってるわ。でも一つだけ深刻な問題があってね。

    Paola: ¿Qué pasó?

    どうしたの?

    Ofelia: Resulta que cerca de nuestra casa hay una pizzeria y todas las noches llega un olor tan rico. Es tentativo y insportable.

    それがね、近所にピザ屋さんがあって毎晩すごくいい匂いがうちまで届くの。お腹が空いてる時は耐えられないくらい。

    Paola: Es gracioso. Yo pensé que era algo grave. Y ¿ya probaron esta pizza?

    なんだ、本当に深刻な問題かと思ったらそんなことね。それで、ピザもう試したの?

    Ofelia: Un día que tenia hambre, al sentir aquel olor se me hizo agua la boca y ya no aguanté.

    すごくお腹が空いてた日に匂いを嗅いでもうよだれが出てくるくらいで、

    Pedimos una a domicilio y nos gustó bastnate.

    宅配で頼んだの。すごく美味しかったわ。

    Paola: Ahora que ya conocieron su sabor, es más difícil soportar el olor, ¿no crees?

    美味しかったとなるとさらに匂いが誘惑になるんじゃない?

    Ofelia: Exactamente. Hablamos como familia y llegamos a un acuerdo de comprar pizza una vez al mes.

    そうなの。だから家族で話して一か月に一回だけピザを頼むことにしたの。

    Si no, se nos acaba rápido el dinero.

    そうしないとお金があっという間になくなっちゃうからね。

    若い女性が鮮やかな黄色の背景でピザのスライスを楽しんでいます。

    se ve rico

    美味しそうなものを”見た”とき

    huele rico

    いい匂いを”嗅いだ”とき

    se hace agua la boca

    美味しそうなものを目の前にすると自然と唾液がでてきますよね。この表現はその自然現象からきています。

    日本語では「よだれが出そうなくらい美味しそう」などと言われますよね。スペイン語でそれにあたるのがこの表現です。

    同じ”美味しそう”でも、視覚からか嗅覚からかによって違ってきます。それに「もう我慢できないくらい美味しそう!」というときは se me hace agua la boca を使うとその強い気持ちが伝わるといった感じです。

    毎日よく使う表現、是非使い分けられるようになりましょう。

    お菓子を使ったスペイン語のイディオム

    みなさんこんにちは。今回のテーマも引き続き【お菓子】、お菓子を使ったイディオムをご紹介したいと思います。

    お菓子を使った表現、日本語に も例えば「飴と鞭」がありますね。スペイン語にはどんなものがあるのでしょうか?早速見ていきましょう!

    Taro : ¿Qué estás haciendo aquí? Decías que irías a Córdoba este fin de semana, ¿no?

    ここで何をしているの?今週末はコルドバへ行くって言っていなかった?

    Juan : Sí, pero al final no. Porque el amigo con el que iba allí ha cogido un catarro.

    うん。でも、結局行かないことになったんだ。一緒に行く予定だった友達が風邪をひいちゃって…

    Para postre, mi coche se ha estropeado.

    しかも、僕の車が壊れたんだ。

    Taro : ¡Qué lástima! Bueno, si quieres, quedamos a tomar algo mañana.

    それは残念だね。まあ、よかったらあした飲みにでも行こうよ。

    Para postre

    スペインの「oooo」という単語を持つ男性のイラスト。

    冒頭の会話で、フアンのセリフにも出てきましたね。「デザート」を意味する “postre” を使った表現です。

    この表現には、「その上、しかも」という意味があります。通常、悪いことが重なったときに使われる表現です。

    会話中でも、「友達が風邪をひいた。しかも、車が壊れた」という風に使われていますね。

    No tener [ni] media galleta

    直訳すると、「クッキーの半分さえ持っていない」。どういう意味だかわかりますか?答えは、「(肉体的に)弱い」という意味です。

    クッキーを使ったおもしろい表現ですね。クッキーの代わりに ”torta(ケーキ)” が使われることもあります。

    Sacar chocolate a + 人

    スペインで口を開けた男性。

    チョコレートを使った表現です。意味は、「(人)に鼻血を出させる」ということ。主に中南米で使われます。

    「チョコレートの食べ過ぎ=鼻血」というイメージから来ているのでしょうか?

    El hombre me golpeó en la cara y me sacó chocolate.

    僕は男に顔を殴られて、鼻血を出した。

    Descubrirse el pastel

    直訳すると、「ケーキが見つかる」。どんな意味だと思いますか?

    この表現には、「秘密が暴かれる」という意味があります。なんだか可愛らしく聞こえる表現ですね。

    Se ha descubierto el pastel.del alcalde. Han revelado que recibe soborno de varias empresas.

    市長の秘密が暴かれた。複数の企業からわいろを受け取っていることが発覚した。

    おわりに

    いかがでしたか?お菓子を使ったイディオムでした。スペイン語は、お菓子を使った表現が豊富でおもしろいですね。ぜひ使ってみてください!

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