数量を表すスペイン語の助数詞

  1. スペイン語数字

ケーキは1ピース、ピザは1切れ、12個揃うと1ダース。日本語では物によって数量を表す助数詞がさまざま異なりますよね。

スペイン語ではどのように表現するのでしょうか?まずは、会話文から見ていきましょう。

数量を表すスペイン語の助数詞

会話


Pedro: ¡Qué buena pinta tiene esa tarta!


そのケーキ、おいしそうだね。


Ana:¡A que sí! La he hecho hace un ratito. ¿Te apetece probarla?


そうでしょ!少し前に作ったばかりなの。食べてみる?


Pedro: Pues es que ya he merendado.


いや、おやつはもう食べちゃったんだよ。


Ana:¡Venga, que todavía está calentita.


そういわず、ほら、焼き立てでまだ温かいから。


Pedro::Vale, pero solo un trozo.


わかった、でもほんのひとかけでいいよ。

Ana:¿Qué tal?

どう?

Pedro:Está buenísima. ¿Qué tiene el chocolate? Tiene un sabor muy especial.

すごくおいしいよ。このチョコレートには何が入っているんだ?特別なおいしさだね。

Ana:Al chocolate le he añadido una pizca de sal.

ひとつまみの塩を加えているのよ。

Pedro:¡Qué buena idea! Tiene algo crujiente, ¿no?

いいアイデアだね。歯ごたえもいいね。

Ana:Es que le he echado un puñado de frutos secos.

少しナッツを加えているの。

Pedro:¡Me encanta!

すごく気にいったよ。

スペインで箱からピザを一切れ取り出す人々のグループ。

ここに注目!

  • un trozo ひとかけ、1ピース
  • una pizca ひとつまみ
  • un puñado ひとにぎり

これらは、それぞれ分量を言い表している単語です。

中でも「かけら、ピース」といった意味を持つ trozo は、日常でよく使われます。

パンや肉の「ひと切れ」や、ピザやケーキの「1ピース」なども、un trozo で表します。

スペインから来た若い女性がチョコレートを持っています。

数量を表すスペイン語の主な助数詞

ここで登場する単語を通じて、スペイン語での数量表現について理解していきましょう。

Trozo(トロソ)- ひとかけら、1ピース

「Trozo」は、日常生活でよく使われる単語で、パンや肉のひと切れや、ピザやケーキの1ピースなどを表します。

Pizca(ピスカ)- ひとつまみ

「Pizca」は、「ひとつまみ」という意味で使用されます。例えば、料理に塩やスパイスを加える際に使用される単語です。

Puñado(プニャド)- ひとにぎり

「Puñado」は、「ひとにぎり」という意味で使用されます。例えば、ナッツやドライフルーツなどを加える際に使用されます。

スペイン語での助数詞

スペイン語では、具体的な数量を表すために様々な助数詞が使用されます。以下に主な助数詞を紹介します。

Parte(パルテ)- 部分、片

「Parte」は、「部分」や「片」といった意味で使用されます。例えば、「一部分のケーキ」を表す際に使用されます。

Porción(ポルシオン)- ひと盛り

「Porción」は、「ひと盛り」という意味で使用されます。例えば、レストランで料理が提供される際に使用される単語です。

Pieza(ピエサ)- パーツ、部

「Pieza」は、「パーツ」や「部」といった意味で使用されます。例えば、家具や機械などの一部分を表す際に使用されます。

Ración(ラシオン)- ひと皿

「Ración」は、「ひと皿」という意味で使用されます。例えば、タパスやメインディッシュの量を表す際に使用される単語です。

Filete(フィレテ)- ステーキのひと切れ

「Filete」は、「ステーキの一切れ」という意味で使用されます。肉料理の量を表す際に使用される単語です。

Diente de ajo(ディエンテ・デ・アホ)- ニンニクのひと房

「Diente de ajo」は、「ニンニクの一房」という意味で使用されます。料理で使われるニンニクの量を表す際に使用される単語です。

Tableta de chocolate(タブレタ・デ・チョコラテ)- 一枚の板チョコ

「Tableta de chocolate」は、「一枚の板チョコ」という意味で使用されます。チョコレートの量を表す際に使用される単語です。

Onza de chocolate(オンサ・デ・チョコラテ)- ひとかけらのチョコ

「Onza de chocolate」は、「一かけらのチョコ」という意味で使用されます。小さなチョコレートの量を表す際に使用される単語です。

おわりに

スペイン語では、日本語と同様に物の数量を表すために助数詞が使用されます。具体的な数量を表すための助数詞として、「trozo」「pizca」「puñado」などがあります。また、食材や物体の具体的な量を示すためには、「parte」「porción」「pieza」「ración」「filete」「diente de ajo」「tableta de chocolate」「onza de chocolate」などが使用されます。これらの単語を覚えることで、スペイン語で自然な数量表現ができるようになります。

日本語に比べればバリエーションは少ないので、まとめて覚えてしまいましょう。

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マリア (María) この記事を書いた人

元・高校教師(主に歴史担当)であり、現在は日本でスペイン語・英語講師としても勤務しより良い教育実践を目指し、日本の教育制度についても学んでいます。スペイン政府機関セルバンテス文化センター(東京)認定のDELE試験官(全レベル A1~C2)及びAVEオンライン講師資格保持者です。
セルバンテス文化センターでの講師経験に加え、独立行政法人国際協力機構(JICA)、大手企業(丸紅、日野自動車等)、多数の語学学校で、日本人学習者に対する豊富な指導実績を有し専門知識に基づいた指導、教材作成、レッスンカリキュラム、講師育成など幅広い分野で活躍。

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