スペイン語での食器の言葉は、日本語と似ているようで混同しやすいものです。
コップ、グラス、カップ。似ているものをとっさにスペイン語で言い表そうとすると、意外と混乱しがちです。あなたはこれらの単語の違いをご存知ですか?
今回のテーマは「食器」について。まずは会話例をご覧ください。
スペイン語で食器の使い方をマスターしよう!初心者向けガイド
会話
María:¿Me ayudas a poner la mesa?
テーブルセッティングを手伝ってもらえるかしら。
Saki:Sí, claro.
ええ、もちろん。
María:Pon primero los platos llanos y pon encima los platos hondos. Después hay que poner el tenedor, la cuchara, el cuchillo y la cuchara de postre.
まず平皿を置いて、その上に深皿を重ねておいて。それから、フォーク、スプーン、ナイフ、あとデザート用のスプーンも。
Saki:Vale. ¿Pongo también las tazas?
わかった。カップも並べておく?
María:No hace falta poner tazas. Hay que poner copas. Las copas van a la derecha.
カップはいらないけど、グラスは必要ね。ワイングラスは右上に置いてね。
Saki:¡Eso, copas! Es que me he equivocado. Pongo las copas a la derecha.
あ、そうそう、グラス。言い間違えちゃった。グラスは右上ね。
María:Gracias. Voy a traer las servilletas. Cuando hayas puesto las servilletas, ya está todo listo. Yo voy a cocinar.
ありがとう。今ナプキンを持ってくるから、それを置けばセッティング完了。私は料理の準備をするわ。
Saki:De acuerdo. En cuanto termine de poner la mesa, te ayudo a cocinar.
了解。私もテーブルの用意が終わったら料理を手伝うね。
ここに注目!
Pon primero los platos llanos y pon encima los platos hondos.
plato llano は平たいお皿、plato hondo は深さのあるお皿のこと。テーブルにセッティングする時には動詞 poner を使って表します。
taza はコーヒーや紅茶を飲むための取っ手付きのカップです。
copa はワインやカクテルを飲む時に使うガラス製のグラス。
また、一般的な円柱のコップを vaso と言います。
食器を表すスペイン語
- 食器(総称)vajilla
- 平皿 plato llano
- 深皿 plato hondo
- 小皿 platillo
- 丼ぶり tazón
- カップ taza
- コップ vaso
- グラス copa
- ジョッキ(ビール)jarra
- カトラリー cubiertos
- スプーン cuchara
- フォーク tenedor
- ナイフ cuchillo
- 箸 palillos
食器の種類と使い方
食器は様々な種類がありますが、まずは一般的な食器の種類とその使い方について見ていきましょう。
- 平皿(plato llano): 平たいお皿で、メインディッシュやサラダなどを盛り付けるために使用されます。
- 深皿(plato hondo): 深さのあるお皿で、スープやパスタなどの液体が多い料理に適しています。
- 小皿(platillo): テーブル上におかれる小さなお皿で、オリーブやタパスなどの小さな料理を盛り付けるために使用されます。
- 丼ぶり(tazón): 主にライスや麺類を盛り付けるために使われるボウル状の器です。
これらの食器は、テーブルにセッティングする際に用意する順番も重要です。まずは平皿をテーブルに置き、その上に深皿を重ねてください。
カップとグラスの違い
カップとグラスは、スペイン語では異なる単語で表されます。
- カップ(taza): 取っ手付きのカップで、コーヒーや紅茶を飲むために使用されます。
- グラス(copa): ワインやカクテルなどのアルコール飲料を飲む際に使用されるガラス製の容器です。
一般的な円柱形のコップは、「vaso」と呼ばれます。カップは取っ手が付いているのに対して、グラスやコップは取っ手がなく、手で持って飲みます。
スペイン語での食器に関する一般的な表現を覚えましょう。
- 食器(総称): vajilla
- スプーン: cuchara
- フォーク: tenedor
- ナイフ: cuchillo
- 箸: palillos
これらの単語は、レストランや家庭で使われる一般的な食器を表す言葉です。例えば、「ナイフをください」や「小皿が足りません」といった会話に役立ちます。
食器の配置とマナー
食事の場面では、食器の配置やマナーが重要です。以下に、スペイン語圏で一般的な食器の配置について紹介します。
- テーブルセッティング: Poner la mesa
- グラスを右側に配置する: Las copas van a la derecha
- スプーンをフォークの左側に配置する: La cuchara va al lado izquierdo del tenedor
また、食事中のマナーも大切です。スペイン語圏では、箸ではなくフォークやスプーンを使用します。また、食事中はゆっくりと噛んで食べることや、テーブルマナーを守ることが求められます。
まとめ
vaso、copa、taza。その違いがわかったでしょうか。
この記事では、スペイン語での食器の違いや使い方について詳しく解説しました。食事の場面で正しくコミュニケーションを取るためには、適切な食器用語を知ることが重要です。是非この記事を参考にして、正しいスペイン語表現を身につけましょう。
さらに、レストランや家庭で使われる一般的な食器やマナーについても学びました。これらの知識を活かして、スペイン語圏での食事体験をより楽しんでください。
レストランなどでは「ナイフをください」「小皿が一枚足りません」といった会話をすることがありますよね。基本の食器を表す単語はまとめて覚えておきましょう。