日本人はどうやったら相手の気持ちを害さずに上手に自分の考えを伝えれらえるか、考えることが多いですよね。その反面、あまりにも遠回しでうまく伝わらないこともあります。
今回はスペイン語で「率直に話す」という慣用表現を見てみましょう。
日本人必見!スペイン語で率直に意見を伝える方法
会話
Haru: ¿Me expliqué bien lo que quería decir?
言いたいことちゃんとわかってもらえたかな?
Omar: Te soy sincero, no entendí mucho. Creo que estas preocupado por pensar en cómo reaccionaríamos nosotros, pero aquí no necesitas preocuparte nada de eso.
本当のことを言うと、あんまり伝わらなかったかな。たぶん僕たちの反応を心配しているんだろうけど、ここではそういう心配は全くしなくていいよ。
Estamos abiertos para todo. No nos vamos a ofender ni molestar. Como diríamos aquí en México, hablemos a calzón quitado.
どんな意見でも聞いて取り入れるから。怒ったり機嫌悪くなったりすることもないし。メキシコでいう、パンツなしで話そうってやつ。
Haru: ¿De veras se usa esa expresión?
なにその表現?
Omar: No vayas a pensar que estoy hablando de manera literal. Es para decir que hablemos directamente sin ocultar nada.
文字通りの意味で言ってるんじゃないから誤解しないでよ。包み隠さずに率直に話し合おうっていう意味だよ。
Haru: ¡Qué interesante la expresión! Bueno, trataré de hablar con toda mi sinceridad. Espero me entiendan.
面白い表現だね。じゃあ心から率直に話すようにするよ。わかってもらえるといいな。
「率直に話す」の慣用表現
A calzón quitado
この表現の起源は16-17世紀までにさかのぼります。Calzón というと今は下着のことですが、以前はズボンを指していたようです。
つまりズボンなしで=裸で話そう=包み隠さずなんでも率直に話すという意味になり、今でもこの表現が使われているわけです。
Hablar sin pelos en la lengua
舌に毛がない状態で話そう=回り道をしないで率直にという意味で、これも歯に衣着せぬという日本語の慣用表現に似ています。
おわりに
日本に比べて海外ではフランクにストレートに話すことが多いですが、それでも腹を割って本音で語り合いたいときは、スペイン語の慣用表現を活用して相手と分かりあいましょう。「A calzón quitado」や「Hablar sin pelos en la lengua」といった表現は、自分の意見を率直に伝えるための有効なツールです。また、相手の文化や習慣にも配慮しながら、適切な表現方法を選ぶことが大切です。スペイン語を学びながら、自分自身の考えを自由に伝えるスキルを磨きましょう!