スペイン語の感覚表現をマスターする:五感を使ったコミュニケーション

  1. スペイン語勉強

「スペイン語の感覚表現」について説明しています。導入部分では、マリアとユリカの会話を通じて、感覚の鋭さや五感についての表現が紹介されています。

視力意外は抜群のマリア。今日も地獄耳です。早速二人の会話を覗いてみましょう。

スペイン語の感覚表現をマスターする:五感を使ったコミュニケーション

感覚の鋭い人

María: Ahora mismo van a venir algunas de tus amigas. 

今あなたの友達が、こちらに向かっているわよ。

Yurika: ¿Cómo lo sabes? ¿Eres vidente?

どうしてわかるの?あなたは予知能力があるの?

María: Un pajarito me lo ha dicho… es broma. He oído desde la ventana a unas japonesas que hablaban de subir aquí.

虫の知らせで…というのは冗談で、日本人の話し声がこちらに来るのを、窓越しに聞いたの。

Yurika: ¡Qué buen oído tienes! ¿También tienes un sexto sentido?

耳がいいのね!あなたは第六感も強いの?

María: Creo que no. Sólo tengo sentido común, je je je.

強くないと思うわ。まあ常識なら持っているわよ、ハハハ。

Yurika: Tienes bastante sentido del humor. Tus sentidos del sabor, tacto y olfato también son buenos.

ユーモアのセンスもあるわよ。味覚、触覚、嗅覚も。

María: ¿Lo dices porque cocino bien? Gracias. Lo tengo todo bien, salvo la vista.

料理が上手だから?ありがとう。視覚以外はいいのよね。

Yurika: Pero te quedan bien esas gafas de pasta.

でもそのフレームメガネは、とても似合うわよ。

ワンポイント

sentido

感覚、知覚、意味、方向

女の子がイギリスの国旗の前で本を持っています。

cinco sentidos(五感)」「sexto sentido(第六感)」「sentido común(常識)」等、色々な表現に使われます。

con los cinco sentidos」「sin sentido」の例文を見てみましょう。

María: He estudiado con los cinco sentidos. Pero no he conseguido dominar el inglés.

私は一生懸命勉強したのに、英語をマスターできなかったのよ。

Yurika: No creo que haya sido un esfuerzo sin sentido. Por lo menos aprendiste algo.

無意味な努力ではなかったと思うわ。少なくても、何か学んだでしょう。

un pájalo azul

青い鳥

日本語の「虫の知らせで」は、「青い鳥の知らせで」と表現します。詩的な表現なので、ラテン系の流行歌にも時々見られます。

María: ¿Porqué has comprado tanta lotería?

どうしてこんなにたくさん宝くじを買ったの?

Yurika: Un pajarito azul me ha dicho que esta semana tendré mucha suerte.

虫の知らせで、今週私は運がついているらしいのよ。

humor

気分、機嫌、ユーモア

スペインで家族が王冠をかぶった少年と一緒に椅子に座っている。

ブラックユーモアは文字通り「humor negro」です。「~の機嫌をとる」と言う意味で「seguir el humor a~(=seguir la corriente)」という表現も便利です。

María: ¿Qué tal ese profesor tan estricto que siempre cuenta chistes aburridos?

寒いジョークばかり言う、例の神経質な先生はどんな様子なの?

Yurika: Todo el mundo le sigue la corriente.

皆で彼のご機嫌をとっているわよ。

sensación

感覚、感動、感じ、気持ち

sentido」とも似ていますが、より主観的で、数値で測れない感覚を指します。「sensacional」と言えば「センセーショナル、刺激的」という意味です。

María: No he podido dormir bien anoche. Voy a tomar más café.

昨夜はよく眠れなかったわ。もっとコーヒーを飲もうっと。

Yurika: No tenías que haber visto esa película tan sensacional antes de dormir.

寝る前に、あんなに刺激の強い映画を観ちゃダメよ。

つ・ぶ・や・き

con los cinco sentidos」は「五感を全て使って」という直訳になります。転じて「一生懸命に」という様子を、とてもよく表していますね。

今回の記事を通じて、スペイン語の感覚表現について学びました。

五感を表現するための語彙やフレーズ、そしてそれらを使った会話の例を通じて、スペイン語でのコミュニケーションがより豊かになりました。これらの知識を活用して、スペイン語の表現力をさらに深めていきましょう。

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マリア (María) この記事を書いた人

元・高校教師(主に歴史担当)であり、現在は日本でスペイン語・英語講師としても勤務しより良い教育実践を目指し、日本の教育制度についても学んでいます。スペイン政府機関セルバンテス文化センター(東京)認定のDELE試験官(全レベル A1~C2)及びAVEオンライン講師資格保持者です。
セルバンテス文化センターでの講師経験に加え、独立行政法人国際協力機構(JICA)、大手企業(丸紅、日野自動車等)、多数の語学学校で、日本人学習者に対する豊富な指導実績を有し専門知識に基づいた指導、教材作成、レッスンカリキュラム、講師育成など幅広い分野で活躍。

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