ラテンアメリカの自然を知る:ハチドリとカニクラの季節

  1. スペイン語会話・一覧

ハチドリというとみなさんはどんなイメージがありますか?ものすごい速さで羽ばたき花の蜜を吸う姿、世界最小の鳥などでしょうか。

日本ではなかなか見る機会がないのであまり親しみがないかもしれませんが、ラテンアメリカではハチドリが溢れているのです。

ラテンアメリカの自然を知る:ハチドリとカニクラの季節

会話

Masako: Mira el pajarito que se ve por allá. Nunca habia visto en vivo. ¿Cómo se dice en español?

あそこに見える小鳥を見て!生で見たこと一度もなかったわ。スペイン語で何て言うの?

Dulce: Se llama coribli. ¿De veras no habias visto en vivo?

コリブリ(ハチドリ)よ。本当に一度も生で見たことなかったの?

Masako: Nunca. De hecho no estoy segura si exsisten en japón.

本当よ。日本に生息しているのかも定かじゃないわ。

Dulce: Aquí es lo más común que hay. Yo crecí viendolos todos los días a la ventana de mi habitación.

ここでは普段からよく見る鳥の一つよ。私なんか小さい頃毎日部屋の窓に来てたから。

Masako: Eres muy dichoso. Yo solo había visto en televisor pero siempre me impresiona cómo son de hábiles para volar y al mismo tiempo comer.

本当にラッキーね。私はテレビでしか見たことなかったけど、あんなに速く羽ばたきながら蜜を吸う姿に毎回感動してたの。

Dulce: A partir de ahora en adelante fíjate en tu alrededor. Hay muchas ocaciones donde puedes observar coribli.

これから先いつも周囲を見渡してみるといいわ。ハチドリが観察できる機会が沢山あるから。

Masako: Mi apartamento tiene un barcon y tengo unas macetas. Voy a investigar qué plantas les gustan a coribli y quizá pueda comprar.

私の部屋はバルコニーがついていて植物もあるの。ハチドリは何が好きか調べてみて、来てくれるようにその植物を買おうかな。

スペインの花を食べる2羽のハチドリ。

ラテンアメリカでは当たり前の鳥

ハチドリのことをスペイン語ではCoribliといいます。

Coribli es un ave muy pequeño. 

ハチドリはとても小さい鳥です。

Coribli se mantiene volando mientras come néctar. 

ハチドリは花の蜜を吸いながら飛んでいます。

ちなみに、花の蜜を吸いながら飛び回っている姿からpicaflor(花つつき)と言われる場合もあります。

若い男の子が次々に色んな女の子と付き合っていたり、移り気だったりすると、picaflorと言われることもあるんですよ。

緑の多い地帯にあるラテンアメリカのレストランでは、窓際にハチドリ用のえさや水が吊り下げられていることもあります。

それだけ身近な鳥ということですね。機会があればぜひ生で近くでじっくり観察してみて下さい。

中米にしかないカニクラって何?

日本は四季があるのに対してラテンアメリカの大半の国は雨季と乾季の二つしかありません。雨季は5~6か月とだいぶ長く続きますが、その間にカニクラという雨の中休みがあるのを知っていましたか?

今回はそんな独特な気候を見てみましょう。

Any : ¿No sientes que de repente ya no llovió?

いきなり雨が降らなくなったと思わない?

Cindy : Estaba pensando en lo mismo. Creo que ya entró a la canícula.

ちょうど同じこと考えてたの。多分カニクラに入ったんだよ。

Any : Nunca habia oido. ¿Qué es eso?

初めて聞いたんだけど、それ何?

Cindy : Es un periodo de tiempo que cesa la lluvia.

雨が降らなくなる期間のことをそういうの。

Any : Con razón está tan despejado el cielo y el aire está tan seco.

だから空が真っ青で雲一つなくて空気も乾燥してるのね。

Cindy : Asi se pone el clima cuando es canícula.

カニクラの特徴的な気候よ。

Any : Hay que aprovechar este tiempo a hacer cosas que no podemos cuando llueve.

この期間をしっかり活用して雨が降ってたらできないことを済ませないとね。

Cindy : Yo voy a aprovechar a arreglar unas goteras que tengo en mi casa. Asi me preparo para la siguente lluvia.

今のうちに家の雨漏りを修理しておこうっと。次の雨に備えなくちゃ。

スペインの青い空を背景に温度計が表示されます。

カラカラに空気が乾燥する時期のこと

簡単に言うと雨季の中休みのことで、7月から8月にかけて何週間が雨がピッタリと止み、カラカラに空気が乾燥する時期のことです。

普通雨季だと毎日スコールのような雨が降り、朝から曇りで今にも雨が降りそうなジメジメした天気のことが頻繁にあります。

しかしカニクラに入ると、それまでの雨が嘘のようにカラッとしたいい天気になり、気温もかなり上がります。特にメキシコの幾つかの州は毎年熱波におそわれます。

カニクラは一か月前後続くので雨季が終わったような錯覚になりますが、9月に入るとまたいつものように雨が降るようになります。

おわりに

雨季に入ると洗濯ものも数日間乾かないので主婦は頭を悩ませますが、カニクラは乾季のような太陽が出るので家事がだいぶはかどります。どういう仕組かは解明されていませんが、興味深いですよね。

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