スペイン語で天候を表現する!基本フレーズと実用例を学ぼう

  1. スペイン語単語・活用


さあ、今日も元気にスペイン語でコミュニケーション!今回のテーマは「haberを使う天候表現」。

冬が始まるマドリッド。ユリカとマリアは悪天候に苦戦しているようです。早速二人の会話を覗いてみましょう。

スペイン語で天候を表現する!基本フレーズと実用例を学ぼう

haberを使う天候表現

María: Esta mañana la temperatura es de solo 8 grados. Además hay chubascos.

今朝は気温が8℃よ。しかもにわか雨が降っているわ。

Yurika: Dicen que hoy la máxima temperatura es de 12 grados, y la mínima de 3.

今日は最高気温が12℃、最低気温は3℃らしいわね。

María: Qué día tan desagradable, hay nubes y niebla… ¡El clima está loco!

嫌な日ね、雲もあるし、霧も出ているし…異常気象よ。

Yurika: He oído que en Japón ha llegado otro tifón en esta estación. ¡No puede ser!

日本では、こんな季節に台風が来たらしいわよ。ありえないわよ!

María: Allí hay más humedad, ¿verdad? Y un tifón es un ciclón tropical.

あっちはもっと湿気があるんでしょう?台風って熱帯低気圧なのよね。

Yurika: Exacto. Normalmente aparecen entre verano y otoño.

そうよ。たいてい夏から秋にかけて来るんだけれどね。

María: Últimamente aparecen altas y bajas presiones disparatadamente.

この頃は高気圧と低気圧が、でたらめに現れるわね。

Yurika: Bueno, tendremos que llevar paraguas todo el día.

まあね、傘を用意して一日すごしましょう。

スペインで傘の下で鼻をかむ女性。

雪の中を傘をさして歩く二人、スペイン。

haberを伴う天候表現

chubascos

chubascos」は「にわか雨」のこと。「haber」を「hay」の形で使います。現在型ならば「hay chubascos」で「にわか雨が降っている」です。

スペインの街路を傘をさして歩く男女。

María: ¿Todavía no ha parado el chubasco?

外はまだにわか雨が降っているの?

Yurika: Sí. Ahora ya no llueve, pero hace unas horas estaba lloviendo bastante.

もうやんだわ。2,3時間前に少し降ったのよ。

humedad

「湿気」は「humedad」です。逆に「乾燥した」と言いたい時は「está seco」です。「hay humedad」と同様に「está humedo」でも、「湿った」と言う意味です。

スペインの窓についた水滴。

María: ¿Echas de menos la humedad de Japón? Allí hay humedad en invierno también, ¿verdad?

日本の湿気が恋しい?あっちは冬でも湿気があるんでしょう?

Yurika: Bueno. Por el clima seco de España siempre llevo crema para las manos.

そうね。乾燥したスペインでは、いつもハンドクリームを持ち歩いているわよ。

niebla

la niebla」は「霧」。先が見えないほどの濃い霧の場合は、「niebla densa」と言います。「denso(densa)」は他にも、密度や濃度の濃いもの全般に使えます。

スペインで霧の日に車を運転する人。

María: ¿Dónde estoy? ¡Estoy perdida en un bosque denso en una noche cerrada! ¡Socorro!…zzz.

ここはどこ?闇夜に深い森で迷子になっちゃったんだわ!たすけて!…ムニャムニャ。

Yurika: Despiértate, María. Estás teniendo una pesadilla.

起きてよ、マリア。悪い夢をみているんだわ。

nubes

最後はお馴染みの「雲(nubes)」です。「estar en las nubes(ぼんやりする)」など、慣用表現にもよく使われますね。

スペインの飛行機から見た雲。

María: Me he mojado mucho. Había una nube de verano.

こんなに濡れたわよ。夕立にあったの。

Yurika: ¡Aunque ya estamos casi en invierno…!

もう冬の始まりだって言うのにね…

hay ~」は天候の名詞で使うことがしばしばです。例文中の「noche cerrada(闇夜)」は「noche densa」ということもあるようです。

スペインの空に満月のある空の道。

特に天候の乱れやすい季節の変わり目には、体調管理に気をつけましょう!

悪天候の時に使えるスペイン語

さあ、今日も元気にスペイン語でコミュニケーション!

今回のテーマは「悪天候のボキャブラリー」を増やす。

曇りのち雨

季節の変わり目は天気も崩れがち。マリアとユリカは天候を気にしています。早速二人の会話を覗いてみましょう。

会話

María: El cielo está muy negro… ¿A que llueve esta tarde? Hoy ha estado nublado todo el día.

空がすごく黒いわ…午後は雨が降るんじゃない?今日は一日中曇り空ね。

Yurika: He oído truenos y he visto relámpagos a lo lejos. La tormenta parece que se acerca…

遠くで雷鳴が聞こえたし雷が見えたわ。こっちにも嵐が近づいてくるかも…

María: El tiempo está loco este año. En primavera granizó y cayó agua nieve.

今年は気候が異常だわ。春にヒョウが降ったし、みぞれもあったし。

Yurika: No sólo en España. Debido al calentamiento global cada año el tiempo está más raro.

スペインだけじゃないわよ。地球温暖化のせいね。年を追うごとにどんどん変な天気になるわ。

María: Japón tiene un clima muy húmedo, ¿verdad? ¿Cómo es el otoño allí?

日本の風土はもっと湿っぽいでしょう?秋はどうなの?

Yurika: En otoño hay tifones. Es una tormenta con lluvias muy fuertes y truenos, vientos huracanados…

秋は台風が来るわよ。土砂降りと雷鳴の嵐、しかも強い風…

María: ¡Qué miedo! Es un tiempo de perros, ¿no?…

まあ、怖い!それはひどい天気よね?

Yurika: Sí, pero al día siguiente de pasar el tifón el cielo siempre está despejado.

でも台風の翌日は、空が快晴よ。

ワンポイント

A que~「きっと~だ」

スペインのサッカー選手がスタジアムの前でサッカーボールを持っている。

a que +直接法」で「きっと~だ」「確かに~だろう」という意味を表します。話し手自身の「確信」を主張する時に使います。

María: ¿A que no gana el Real Madrid el partido de esta noche?

今夜の試合で、レアル・マドリーはきっと勝たないわよね。

Yurika: ¿A que sí gana?

きっと勝つわよ。

viento「風」

「風」全般は「viento」ですが、「強風=vendaval」「突風=ráfaga de viento」「そよかぜ=brisa」「凪=calma」と使い分けることが出来ます。

María: ¡Qué bien sienta la brisa del mar!

海のそよ風を感じるのって、なんて気持ちがいいのかしら!

Yurika: No parece la misma playa donde pasó el torbellino ayer.

昨日は竜巻があったのと、同じビーチには見えないわね。

tiempo de perros「ひどい天気」

perro」はもともと「犬」の意味。天気であれ、仲の悪さであれ、「ひどい」という意味で、色々な表現に取り入れられています。

María: Hace un día de perros. ¡Qué vendaval tan fuerte!

ひどい天気ね。強い風の音が、なんて騒がしいこと!

Yurika: El bebé del vecino está llorando mucho por el miedo que tiene.

近所の赤ちゃんが怖がって、ぎゃあぎゃあ泣いているわ。

despejado「快晴」

スペインで若い女性が頭上に電球を掲げて考えている。

雲ひとつない天気を「un día despejado」と言います。さらに「頭が冴えている」という応用表現でも用いることが出来ます。

María: Bueno, vamos a pagar. En total son 23,50€.

さてと。レジに行きましょう。全部で23ユーロ50セントね。

Yurika: ¿Lo has calculado de memoria? Tienes la mente muy despejada.

電卓無しでこんなにたくさん計算したの?頭脳明晰ね。

つ・ぶ・や・き

長雨、台風というと、スペインでは秋の訪れです。

天気の崩れた日は、お部屋でのんびりスペイン語学習!

雨の強さ、風の激しさによって、スペイン語表現も使い分け。日常の小さな出来事から、語彙をどんどん増やしましょう。

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