スペインの首都マドリッドの冬の気候について詳しく解説します。マドリッドの冬の寒さや降雪の頻度、気温の変動などを紹介します。また、スペイン語での日常会話に関連した表現やフレーズも学んでいきましょう。スペイン語を学びたい方やスペイン旅行を計画している方にとって役立つ情報が盛りだくさんです。
さあ、今日も元気にスペイン語でコミュニケーション!師走のマドリッドは、すっかり冬の空気。南欧の日差しの温かさも、日かげでは感じられないようです。
寒い季節も楽しむ!マドリッド冬の気候とスペイン語会話ガイド」
目次
スペイン・冬の気候
Yurika: El frío del invierno ha llegado a Madrid.
マドリッドに冬の寒さがやってきたわね。
Al sol todavía me siento cómoda, pero a la sombra me congelo.
日なたはまだいいけれど、日かげじゃ凍えそうよ。
María: Echo de menos la brisa de la primavera… pero menos mal que ya han acabado las lluvias de otoño.
春のそよ風が恋しいわ…でも秋の雨の時期が終わってくれて、まあよかったわよ。
Yurika: Este otoño no ha llovido tanto como otros años.
今年の秋はいつもよりも雨が少なかったわよね。
Solo a veces hemos tenido algunos chubascos, pero no he usado el chubasquero ni una vez.
時々にわか雨があったくらいで。雨がっぱを一度も使わなかったわ。
María: Es verdad. Normalmente cada otoño hay más precipitaciones.
そうね。いつもの秋はもっと降水量が多いわよ。
Yurika: Pero por otro lado, casi cada mañana ha habido niebla.
でも毎朝霧は出ていたわね。
También menos dias del sol, estaba siempre nublado.
日が照っている日が少なくて、いつも曇っていたわね。
María: ¿Como será el tiempo este invierno?
この冬の天気はどうなるのかな?
Ya he sacado mi chaquetón y mi plumifero.
もうコートもダウンも出しておいたわよ。
Yurika: Aquí nieva muy pocas veces.
ここではほとんど雪はないわね。
Pero me acuerdo de que el año pasado hubo un día de nevisca.
でも去年は少し粉雪が舞ったわよ。
María: Es bueno que no haya tormentas ni ventiscas.
嵐も吹雪もなくて結構なことよ。
En Japón llueve a cántaros, ¿verdad?
日本では土砂降りがたくさんあるんでしょう?
Yurika: Depende del lugar. Pero llueve todo el año, mucho más que en España.
場所によるわね。でも年間を通して、スペインより雨がずっと多いわよ。
María: Hay que llevar siempre paraguas, ¿no? Qué lata.
いつも折り畳み傘を持ち歩かなくちゃいけないんじゃない?面倒よね。
Yurika: Además la ropa lavada tarda mucho más en secarse que en España.
おまけに、洗濯物もスペインみたいにすぐに乾かないのよ。
María: Aquí cuando tenemos nubarrones encima también tarda bastante.
スペインでもどんよりした日はあまり乾かないけれどね。
Pero en verano se seca enseguida.
でも夏は干したとたんに乾くわよね。
この一言で壁を超える
nubarrón「黒雲」
気候の表現としても使えますが、いやな予感がするときの比喩にも使われます。
「Hay nubarrones sobre la economía española.(スペイン経済の上に黒雲がある)」と言えば、「スペイン経済は見通しが暗い、悪くなる予感がする」という意味です。
llover a cántaros「土砂降りの雨」
「cántaro」はもともと水がめのこと。田舎の軒先にあるような、貯水用の大きなツボをさします。
これをひっくり返したような大雨が「llover a cántaros」、つまり「土砂降りの大雨」という意味です。
マドリッドの冬の気候
マドリッドは地中海性気候に属しており、四季がはっきりしています。冬のマドリッドはどのような気候なのか、気温や降水量、日照時間などを詳しく解説します。
マドリッドの冬の気候は寒冷であり、日中でも十分に暖かい格好をする必要があります。マドリッドでは雪が降ることもありますが、降雪量は少なく、積雪もすぐに解けることが多いです。
「lluvia」「nube」「viento」…初級の気候用語になれてきたら、もう少し進んだ表現を取り入れてみましょう。
大雨なのか、霧雨なのか、粉雪が舞っているだけなのか、詳細をスマートに表現できる快適さは格別です。
視覚的情報が豊富で、フレーズもシンプルな「天気予報」番組を繰り返し観るのがお勧め。井戸端会議のお天気の会話すら、一段と楽しくなりますね!
太陽の国スペインも、冬は寒いのです!ユリカとマリアは、真冬のマドリッドで世界の気候に思いを巡らしています。
スペイン語での冬の会話
日常生活で使えるスペイン語のフレーズや表現を学びましょう。冬の気候に関する会話や、寒さを感じる場面で使える表現などを紹介します。
Yurika: ¡Qué frío hace hoy…! La cocina está como si fuera la tundra.
今日は寒いなあ…台所はまるでツンドラ気候だったわよ。
María: Ja ja ja, qué exagerada.
ハハハ、大げさね。
Bueno, dentro del frigorífico el clima es polar, por supuesto.
まあ冷凍庫はもちろん氷雪気候だけれどね。
Yurika: Pensaba que en España no hacía tanto frío en invierno, ya que es de clima mediterráneo.
地中海性気候のスペインて、冬はそんなに寒くないと思っていたのよ。
María: En el clima mediterráneo también hay invierno.
地中海性気候にだって、冬は来るわよ。
Ni que fuera clima ecuatorial….
熱帯雨林気候じゃあるましい。
Yurika: Japón es de clima subtropical húmedo, pero a veces el aire es bastante seco también.
日本は温暖湿潤気候だけれど、それでも空気が乾燥してると感じる時期もあるしね。
María: La clasificación de los climas es un poco complicada.
気候区分の名称って、ちょっと難しいわよね。
A veces solo con el nombre no se puede tener una idea correcta.
名前だけじゃ正しいイメージができないこともあるわよ。
Yurika: Cuando vi la palabra “sábana” en español, me acordé del clima tropical de la sabana.
初めてスペイン語の「sabana(シーツ)」っていう単語を見た時に、サバンナ気候を思い出したのよ。
María: En la sabana hay bastante poca diferencia de temperaturas entre el invierno y el verano.
サバンナ気候では、冬と夏の温度差が少ないのよね。
Pero no sé si tiene relación con las sábanas de la cama.
でもそれが、ベッドを快適にするシーツと関係あるかは知らないわよ。
Yurika: Ja ja ja, no tienen nada que ver.
ハハハ、関係ないわよ。
María: El resto de climas, como el árido y el semiárido no los conozco bien.
そのほかの、ステップ気候とか砂漠気候はよく知らないわよ。
Yurika: Yo tampoco he visitado países con esos climas.
私もそういう地域には、まだ行ったことがないわ。
María: Últimamente hace mucho frío y no se seca bien la ropa; añoro los climas áridos…
このごろ寒くて、洗濯物がよく乾かないから、砂漠気候を羨ましく思ったりするわよ。
この一言で壁を超える
clima mediterráneo「地中海性気候」
スペインが属する気候区分は「地中海性気候」。学校の地理の授業でもおなじみの、温暖でしのぎやすい季節…のはずですが、冬はやはり訪れます。
南のアンダルシアまで行けば、セーターと薄手のコートでしのげ、やや暖かさを実感できますが…
それでも朝晩の冷え込みは一丁前なのです。
no tiene nada que ver「関係ない」
「見るものがない」という直訳ですが、「似ている点がない」「つながりがない」と言った意味に転じます。
同じ意味で「no hay nada que ver」もよく使います。
マドリッドの冬のイベント
マドリッドの冬にはさまざまなイベントが開催されます。クリスマスや年越し、新年のお祝いなど、冬のマドリッドで楽しめるイベントについて紹介します。
マドリッドではクリスマスシーズンになると、街全体が華やかにイルミネーションで彩られます。また、年越しのパーティーや新年の三聖人祭りなども盛り上がります。
つ・ぶ・や・き
マドリッドの冬の気候について詳しく紹介しました。マドリッドは地中海性気候であり、冬は寒冷な気候ですが、降雪は少なく積雪も解けやすい特徴があります。スペイン語での冬の会話や世界の気候を表現するためのフレーズも学びました。
また、マドリッドの冬にはさまざまなイベントが開催されます。クリスマスシーズンや年越しのパーティー、新年の祭りなど、冬のマドリッドで楽しめるイベントが盛りだくさんです。
冬のマドリッドを訪れる際には、適切な服装をして寒さ対策をすることが重要です。暖かいコートやセーター、マフラーや手袋などを準備しておくと快適に過ごせるでしょう。
師走から新年へ、クリスマスに年越しパーティー、新年の「三聖人」まで…真冬のスペインはイベントが目白押し!この時期にスペインに滞在すると、豪快にイルミネーションが施された街の通りの風景を楽しめます。
同時に真冬の夜道を吹き抜ける風の寒さも思い出し、思わず襟元を立てたくなってしまったり…連日50度超えの真夏になると、この寒さすら恋しくなるのです☆