スペイン語でのコミュニケーションをスムーズに!必須フレーズガイド

    1. スペイン語会話・一覧

    もしスペイン人の知り合いが Estoy resfriado (風邪をひいちゃったよ)と言ったら、何と声をかけたら良いのでしょうか?

    今回のテーマは「日常で必須のスペイン語フレーズ」。さまざまなシーンごとに便利な表現をご紹介します。

    スペイン語でのコミュニケーションをスムーズに!必須フレーズ

    便利なひとことスペイン語

    風邪をひいた時のフレーズ

    誰かが風邪をひいている様子を見たり、具合が悪そうだったりする時には、「お大事に」と相手を思いやるひとことがかけられるといいですね。

    スペイン語の「お大事に」は、「良くなる」という意味を持つ再帰動詞 mejorarse(メホラルセ)を使って「良くなりますように」という言い方をします。

    親しい相手に対しては Qué te mejores(ケ テ メホーレス)、丁寧に言いたい時には Qué se mejore(ケ セ メホーレ)。

    「早く」という意味の prontoを付けて Que te mejores pronto(ケ テ メホーレス プロント)「早くよくなりますように」とも言います。

    ちなみに、もしも誰かがくしゃみをしていたら、その時は salud(サルッ)と声をかけましょう。同じく「お大事に」というニュアンスを持つ定番のフレーズです。

    A:Estoy resfriado.

    エストイ レスフレアード

    風邪をひいちゃったよ。

    B¿Estás bien? Que te mejores.

    エスタス ビエン, ケ テ メホーレス

    大丈夫?お大事にね。

    大事な試験の前に使えるフレーズ

    大事な試験や面接を控えている人がいたら、「頑張って!」と励ましの言葉をかけてみましょう。

    「幸運」という意味の単語 suerte を使った表現 Que tengas suerte(ケ テンガススエルテ)。これは、「あなたに幸運を」と伝える定番フレーズです。

    親しい相手なら二人称の動詞を用いて Que tengas suerte、フォーマルな言い方は三人称の動詞を用いて Que tenga suerteとなります。

    さらに mucha を付け加えると「たくさんの幸運を!」と強調した表現ができます。

    A:Hoy tengo un examen importante.

    オイ テンゴ ウン エクザメン インポルタンテ

    今日は大事な試験があるんだ。

    B¡Que tengas mucha suerte!

    ケ テンガス ムーチャ スエルテ

    上手くいきますように!

    旅行前のスペイン語の一言

    旅行に行く人へのフレーズ

    旅行へ出張に出かける人には「良い旅ができますように」と言葉をかけるのがスペイン語圏の習慣です。

    丁寧に言うなら Que tenga un buen viaje(ケ テンガ ウン ブエン ビアヘ)。一般的な会話では言葉を省略して Buen viaje(ブエン ビアヘ)という表現がよく使われています。

    A:Mañana me voy de viaje a Italia.

    マニャーナ メ ボイ デ ビアヘ ア イタリア

    明日イタリアへ旅行に行くんだ。

    B¡Que tengas un buen viaje!

    ケ テンガス ウン ブエン ビアヘ

    良い旅を!

    お別れの際のフレーズ

    お別れの挨拶として Que te vaya todo bien(ケ テ バヤ トド ビエン)というフレーズがあります。直訳すると「あなたにとって全てがうまくいきますように」という意味。「元気でね」「気をつけてね」といったニュアンスを含んでいます。

    これは誰かを見送る時に限らず、人生の節目にあたって新たな旅立ちをする人に向けても使える素敵な言葉です。

    A:Muchas gracias por todo.

    ムーチャス グラシアス ポル トド

    いろいろとありがとう。

    BDe nada. ¡Que te vaya todo bien!

    デ ナダ. ケ テ バヤ トド ビエン

    どういたしまして。元気でね!

    A:Igualmente.

    イグアルメンテ

    きみもね。

    誕生日を祝う時のフレーズ

    お誕生日を祝う「おめでとう!」は Felicidades(フェリシダーデス)。顔を合わせて直接言うなら、このひとことだけでもOKです。

    「誕生日」を意味する cumpleaños(クンプレアニョス)を加えて Feliz cumpleaños(フェリス クンプレアニョス)と言うと「お誕生日おめでとう」という表現になります。

    A:Hoy es el cumpleaños de María.

    オイ エス エル クンプレアニョス デ マリア

    今日はマリアの誕生日なんだよ。

    B¿Ah si? ¡Feliz cumpleaños!

    ア シー, フェリス クンプレアニョス

    そうなの?お誕生日おめでとう!

    C:¡Gracias!

    グラシアス

    ありがとう!

    スペイン語で人を紹介するフレーズ

    日常のシチュエーションでの必須会話例

    続いては、日常のさまざまなシーンで使われる必須フレーズをご紹介します。

    人や物事を紹介する時

    何かを誰かに「紹介する」時には動詞 presentar(プレゼンタール)を用いて表現します。

    親しい間柄では「キミに」を表す関節目的語 te を加えて presentarte 〜。ビジネスシーンでは「あなたに」を表す関節目的語 se を加えて presentarse 〜とするとより丁寧に伝えられます。

    A¿Puedo presentarte a una amiga mía?

    プエド プレゼンタルテ ア ウナ アミーガ ミア

    私の友人を紹介してもいいですか?

    B:Por supuesto.

    ポル プエスト

    もちろん。

    A:Su nombre es Asuka.

    ス ノンブレ エス アスカ

    彼女はあすかさんです。

    B:Asuka, encantado de conocerte.

    アスカ, エンカンタード デ コノセルテ

    あすかさん、初めまして。

    相手に謝りたい時

    約束の時間に遅れてしまった時や、相手を煩わせてしまった時など、謝罪の気持ちを表すフレーズは覚えておきたい大切なものです。軽い「すみません」から、心をこめた「ごめんなさい」まで、いくつか必須の表現を覚えておきましょう。

    「ちょっと肩がぶつかってしまった」「見知らぬ人に道を尋ねたい」「仕事中の店員さんを呼び止めたい」といった時の「すみません」は、 perdón(ペルドン)。気軽に使えるカジュアルな言い方です。

    より丁寧に言いたいなら disculpe(ディスクルペ)と言い換えてみてください。

    仕事先でメールの返信が遅れてしまった時などに謝罪する「すみません」は、discúlpa(ディスクルパ)。関節目的語の me を加えて「私を許してください」という言い方もできます。

    心から申し訳ないという気持ちを伝える場合には、lo siento(ロ シエント)。「ごめんなさい」という謝罪の意を伝えられるひとことです。

    A:Disculpe, ¿me da otro plato, por favor?

    ディスクルペ, メ ダ オートロ プラト, ポル ファボール

    すみません、お皿をもう1枚いただけますか?

    B:Sí, se lo llevo ahora.

    シー, セ ロ ジェボ アオラ

    はい、今持っていきます。

    A:Disculpa el retraso en la respuesta.

    ディスクルパ エル レトラソ エン ラ レスプエスタ

    返事が遅れてすみませんでした。

    B:No, no te preocupes.

    ノー, ノ テ プレオクペス

    いえ、気にしないでください。

    A:He estado tan ocupado últimamente que se me olvidó.

    エ エスタード タン オクパード ウルティマメンテ ケ セ メ オルビド

    最近忙しく、つい忘れてしまいました。

    B:No pasa nada.

    ノー パサ ナダ

    大丈夫ですよ。

    A:¿Aceptan tarjetas de crédito?

    アセプタン タルヘタス デ クレディト

    クレジットカードは使えますか?

    B:Lo sentimos, la máquina no funciona y solo aceptamos pagos en efectivo.

    ロ シエント, ラ マキナ ノ フンシオナ イ ソロ アセプタモス パゴス エン エフェクティボ

    申し訳ありません、機械が故障しているので支払いは現金のみ受け付けております。

    目的地への行き方がわからない時

    知らない地では道に迷ってしまったり、どのバスに乗ればいいのかわからなくなってしまったりすることもあります。そんな時には次のようなフレーズを使って誰かに質問してみましょう。

    「〜はどこにありますか?」と目的地の場所をきく場合は ¿Dónde está 〜?(ドンデ エスタ)。

    その目的地までどうやって行くのか、どうやって切符を買えばいいのか、ということがわからない時には【como + 動詞】の構文を使って「どうやって〜する?」という疑問文を作ります。

    A:¿Dónde está la estación de Sol?

    ドンデ エスタ ラ エスタシオン デ ソル

    ソル駅はどこですか?

    B:Sigue todo recto y la encontrarás.

    シゲ トド レクト イ ラ エンコントララス

    この先をまっすぐ行くとありますよ。

    A:Gracias.

    グラシアス

    ありがとうございます。

    B:De nada.

    デ ナダ

    どういたしまして。

    A:¿Cómo puedo llegar rápidamente desde aquí al aeropuerto?

    コモ プエド ジェガール ラピダメンテ デスデ アキ アル アエロプエルト

    ここから空港まではどうやって行くのが早いですか?

    B:En taxi puede llegar en 15 minutos. En autobús no tardará más de 30 minutos

    エン タクシー プエデ ジェガール エン キンセ ミヌートス. エン アウトブス ノー タルダラ マス デ トレインタ ミヌートス

    タクシーなら15分で行けますよ。バスでも30分はかかりません。

    A:¿Dónde puedo comprar los billetes de autobús?

    ドンデ プエド コンプラール ロス ビジェテス デ オウトブス

    バスのチケットはどこで買えますか?

    B:Puede comprarlos a bordo del autobús, así que vaya directamente a la parada.

    プエデ コンプラルロス ア ボルデ デル アウトブス, アシ ケ バジャ ディレクタメンテ ア ラ パラダ

    車内で買えるので、そのままバス停に行けば大丈夫です。

    わからないことがあった時

    相手が話しているスペイン語の意味がわからない時には、放っておかずすぐにその場で質問するほうが後々自分の身になるものです。ほかにも、わからないことがあったら、恥ずかしがらず聞いてみましょう。

    「それは何ですか?」は ¿Qué es esto?(ケ エス エスト)。

    単語や会話の内容がわからなければ ¿Qué significa 〜?(ケ シグニフィカ)=「〜とはどういう意味ですか?」。

    理解できない時には No lo entiendo.(ノー ロ エンティエンド)=「わかりません」。

    このように、わからない時、知りない時には、はっきりと伝えることも学んでいくには大切ですよ。

    A:¿Qué es el C.P. de la columna de entrada?

    ケ エス エル セーペー デ ラ コルムナ デ エントラーダ

    入力欄にあるC.Pとは何ですか?

    B:Es el código postal.

    エス エル コディゴ ポスタル

    「コディゴ ポスタル」ですよ。

    A:¿Qué significa código postal?

    ケ シグニフィカ コディゴ ポスタル

    「コディゴ ポスタル」とはどういう意味ですか?

    B:Es un código postal que clasifica las direcciones.

    エス ウン コディゴ ポスタル ケ クラシフィカ ラス ディレクシオネス

    住所を分類する郵便番号のことですよ。

    A:¡Ah, ya entiendo!

    アー, ジャ エンティエンド

    ああ、わかりました!

    スペイン語の会話

    会話の中の定番リアクションフレーズ

    相手の話に合わせて相槌が打てるかどうか、とっさの気持ちをすぐに言葉にできるかどうか、というのが会話を弾ませるカギとなってきます。同意や共感、驚きや喜びなど、リアクションを表すひとことフレーズをチェックしておきましょう。

    相づちのひとこと

    Es verdad.

    エス ベルダッ

    確かに/本当にそうだね。

    No lo sabía.

    ノー ロ サビア

    知らなかったよ。

    Qué bien.

    ケ ビエン

    それはいいね。

    Qué vergüenza. 

    ケ ベルグエンサ

    それはひどいね。

    De acuerdo.

    デ アクエルド

    了解

    A:¿Pagamos la cuenta por separado hoy?

    パガモス ラ クエンタ ポル セパラド オイ

    今日は割り勘にする?

    B:De acuerdo.

    デ アクエルド

    OK、そうしよう。

    驚いた時のひとこと

    ¡Qué susto!

    ケ ススト

    わっ、びっくりした!

    ¡Qué sorpresa!

    ケ ソルプレサ

    あぁ、驚いた!

    ¡No me digas!

    ノー メ ディガス

    まさか!

    ¿En serio?

    エン セリオ

    本当に!?

    A Me he casado.

    メ エ カサード

    私、結婚したんだ。

    B:¿En serio?

    エン セリオ

    え?本当に!?

    A:No, es mentira.

    ノー, エス メンティラ

    なーんてね。嘘だよ。

    B:Qué susto.

    ケ ススト

    なんだ、びっくりした。

    嬉しい時のひとこと

    ¡Qué alegría!

    ケ アレグリア

    嬉しい!

    Estoy contento/contenta.

    エストイ コンテント/コンテンタ

    (私は)嬉しい。

    Me alegro mucho.

    メ アレグロ ムーチョ

    (私は)とても嬉しい。

    Soy feliz.

    ソイ フェリス

    (私は)幸せです。

    A:Nos gustaría organizar una fiesta de bienvenida para Midori, ¿qué tal este fin de semana?

    ノス グスタリア オルガニサール ウナ フィエスタ デ ビエンベニーダ パラ ミドリ, ケ タル エステ フィン デ セマナ

    みどりさんの歓迎会を開きたいと思っているのですが、今週末のご都合はいかがですか?

    B:No tengo planes concretos para este fin de semana y estoy libre.

    ノー テンゴ プラネス コンクレトス パラ エステ フィン デ セマナ イ エストイ リブレ

    今週末は特に予定がなく空いています。

    A:Entonces decidiré el lugar y la hora y te lo comunicaré.

    エントンセス デシディレ エル ルガール イ ラ オラ イ テ ロ コミュニカレ

    では、場所と時間を決めてお知らせしますね。

    B:Me alegro mucho de que vayáis a organizar fiesta de bienvenida. ¡Muchas gracias!

    メ アレグロ ムーチョ デ ケ バヤイス ア オルガニサール フィエスタ デ ビエンベニーダ. ムーチャス グラシアス

    歓迎会だなんて、嬉しいです。ありがとうございます!

    悲しい時のひとこと

    Estoy triste.

    エストイ トゥリステ

    (私は)悲しい。

    Lo siento mucho.

    ロ シエント ムーチョ

    (私は)とても悲しい。

    Voy a llorar.

    ボイ ア ジョラール

    (私は)泣きそうだ。

    A:Muchas personas murieron en el terremoto y el tsunami de Tohoku.

    ムーチャス ペルソナス ムリエロン エン エル テレモト イ エル ツナミ デ トウホク

    東北大震災では多くの人が亡くなりました。

    B:Todavía me siento triste cuando recuerdo las noticias de aquella época.

    トダビア メ シエント トゥリステ クアンド レクエルド ラス ノティシアス デ アケージャ エポカ

    あの時のニュースを思い出すと、私は今でも悲しい思いです。

    疲れた時のひとこと

    Estoy un poco cansado/cansada

    エストイ ウン ポコ カンサード/カンサーダ

    (私は)少し疲れている。

    Estoy muy cansado/cansada

    エストイ ムイ カンサード/カンサーダ

    (私は)とても疲れている。

    Estoy agotado/agotada

    エストイ アゴタード/アゴターダ

    (私は)疲れ果てている。

    A:Ya estoy completamente agotado.

    ジャ エストイ コンプレタメンテ アゴターダ

    あぁ、もう完全にヘトヘトだ。

    B:¡Animo un poco más!

    アニモ ウン ポコ マス

    もう少しがんばって!

    A:No puedo más.

    ノー プエド マス

    もうダメだ。

    スペイン語のポイント

    スペイン語のフレーズを使いこなすポイント

    定番フレーズはマネして覚える!

    スペイン語上達のコツは「まずマネして言ってみる」「定番フレーズはどんどん使う」です。初心者で文法的はまだ明確に理解していない段階だとしても、深く悩まず覚えたフレーズを口に出して言ってみましょう。実際に会話で使っていくうちに、自然と言葉が出るようになってきます。

    もしも「何度口に出しても覚えられない」「いつも言い間違えてしまう」というフレーズがあれば、一度書き出して視覚的に正しい表現を頭に印象付けてみると効果的ですよ。

    何度も声に出してイメージトレーニング!

    「こんな時にはこう表現する」というバリエーションをたくさん持っているほうが会話を豊かにしていけます。今回ご紹介したように「風邪をひいた時」「誕生日を祝う時」など、具体的にシチュエーションをイメージして会話例を練習していきましょう。

    友達に話しかけるカジュアルなシーンなのか、丁寧に言葉を選びたいフォーマルなシーンなのかによって、言いたいことは同じでも表現方法が異なります。いろいろなパターンで繰り返しアウトプットして、どんな相手ともスムーズに話せるようになることを目指していってください。

    「会話を繋ぐフレーズ」を挟んで、よりナチュラルに!

    どんなにイメージトレーニングをしていても、実際誰かと顔を合わせて話してみると「覚えたはずの言葉がとっさに出てこない」ということも。言葉に詰まってしまうのは、誰にでも起こりえるものです。そんな時には、会話を繋ぐひとことを挟んで会話をなめらかにしていきましょう。

    会話を繋ぐひとこと

    pues

    プエス

    えーと/そうだな…

    a ver

    ア ベール

    どれどれ/うーん…

    espera un momento

    エスペラ ウン モメント

    ちょっと待って

    déjame pensar un poco

    デハメ ペンサール ウン ポコ

    少し考えさせて

    まとめ

    ネイティブとの会話でとっさに使えるこれらのフレーズ、ぜひとも習得してくださいね。スペイン語マスターに一歩近づくはずです!

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