スペインの現代史を動かした人物、フアン・カルロス1世の生涯

    1. 世界遺産で覚えるスペイン語

    ¡Hola todos! みなさんこんにちは。今回のテーマは【スペインの王室】です。

    今日は、先代の国王フアン・カルロス 1世にスポットを当てていきたいと思います。国民の人気も高かったというフアン・カルロス1世。一体どんな人物なのでしょうか?

    スペインの現代史を動かした人物、フアン・カルロス1世の生涯

    フアン・カルロス1世について

    Juan : ¿Sabes quién es el rey actual de España?

    今のスペインの国王って誰だか知ってる?

    Taro : Pues…¿será el hijo de Juan Carlos I? Pero no sé cómo se llama.

    ええっと…フアン・カルロス1世の息子かな?でも、名前は知らないや。

    Juan : Sí, muy bien. Se llama Felipe VI. La abdicación del Rey Juan Carlos fue una gran noticia en 2014..

    そうそう、いいじゃないか。名前はフェリペ6世って言うんだ。フアン・カルロス王の譲位は、2014年のビッグニュースだったよ。

    Taro : He oído que desempeñó su papel importante durante la Transición.

    彼は、民主化移行期に重要な役割を担ったって聞いたことがあるよ。

    1975年から2014年まで、約40年もの長い間スペイン国王の座についていたフアン・カルロス1世。独裁体制から民主化への移行を進めた人物としても知られています。

    2014年の息子への王位継承は、スペインでは大きな話題となりました。

    生い立ち

    スペインの影響の痕跡を特徴とする、赤い背景に古いチリのコインのコレクション。

    1938年、王家のローマ亡命中に生まれたフアン・カルロス。当時はスペイン内戦ののち、フランシスコ・フランコによる独裁時代が続いていました。

    1948年にスペインへ戻ったフアン・カルロスは、フランコ死後の後継者になるべく教育を受けることになりました。

    独裁派から寝返った!?

    1975年フランコの死後、フランコの遺言通り国王となったフアン・カルロス1世。フランコ体制を続けるかと思われていましたが一転、民主化を開始したのです。

    その後憲法の制定やクーデターの阻止など、民主化に尽力しました。

    おもしろエピソード

    それが起こったのは、2007年に開かれたイベロアメリカ首脳会議中でした。

    スペインで男性が指で沈黙の合図をしている。

    当時のスペイン首相サパテロの意見を聞かず、一方的に批判を続けるベネズエラ大統領チャベスに対して、フアン・カルロス1世が放った一言 ”¿Por qué no te callas?(黙ったらどうかね?)” がスペイン中で大ヒット。

    ¿Por qué no te callas?” と記されたTシャツや缶バッジなどのアイテムがつくられ、携帯電話の着信音にもなったそうです。(この着信音、今でもダウンロードができますよ!)

    国民からどれほど支持を受けていたのかがわかるエピソードですね。

    おわりに

    いかがでしたか?スペインの歴史上重要な人物の一人である、前国王フアン・カルロス1世。

    まだまだここには載せきれないエピソードがあるので、ぜひ見てみてくださいね!

    今すぐスペイン語を学ぶなら!カフェでのマンツーマンレッスン60分わずか3000円!

    今すぐ、無料体験を申込む

    この記事を読んだ方はこんな記事も読んでいます