スペインの環境問題を考える:タバコから森林火災まで

  1. スペイン語単語・活用

さあ、今日も元気にスペイン語でコミュニケーション!

タバコの煙に排気ガス…都市での生活には環境の悩みが付き物です。マドリッドに住むユリカは、環境問題に悲観的なようです。

さっそく今日の会話をのぞいてみましょう!

スペインの環境問題を考える:タバコから森林火災まで

環境問題に対する意識

Yurika: ¡Cuánta gente fuma en España!

スペインて、なんてたくさんの人がタバコを吸うのかしら!

Cada vez que paso un rato dentro del bar me acaba doliendo la garganta, el aire está contaminado.

バルの中でちょっと過ごすと、いつものどが痛くなるわ。空気が汚染されているのよ。

María: Qué exagerada…

大げさね…

Yurika: Además de fumar tanto, se usa mucho el coche. Nadie contribuye a mejorar el medioambiente.

こんなにタバコを吸って、そのうえ車もたくさん使うのよ。環境保全に貢献する気が無いんだわ。

María: Bueno, podría decirse que casi nunca vemos coches ecológicos en España.

まあね、確かにスペインでエコカーを見たことはないわ。

Yurika: La manera de vivir de los humanos causa la contaminación.

生活の仕方によっては、環境汚染の原因になるものよ。

María: Es verdad. No solo del aire, sino del agua también.

その通りだわ。空気だけじゃなくて、水についても言えるわね。

Yurika: He oído que la calidad del agua de las zonas industriales está un poco mejor que antes…

工業地帯の水質は、昔よりは良くなったって聞いたけれど…

María: Parece que la gente se preocupa de la contaminación industrial, pero muchas veces olvida que las aguas residuales humanas también causan daños ambientales.

工業廃水の汚染については気に掛けるようになってきたわよ、でも生活排水だって環境に害を与えるって、けっこうみんな忘れているのよね。

Yurika: En España, sobre todo en verano, hay muchos incendios forestales que hacen desaparecer bosques. ¿No hay manera de protegerlos?

スペインは、特に夏は山火事が多くて、森林破壊を招いているわよね。あれは防ぎようが無いものなの?

María: Lo primero es que hay que ser muy responsable cuando se hace fuego en la naturaleza.

第一に、野外で火を使う時は責任感をもつべきよ。

Yurika: Después de hacer una barbacoa, si se vuelve a casa sin apagar bien el fuego es natural que se produzca un incendio en el bosque.

バーベキューの後にちゃんと火を消さないで家に帰ったら、当然山火事になるものね。

María: Claro, cada uno tiene que cuidar mucho el medioambiente.

あたりまえよ。一人ひとりが環境に気を配らなくちゃ。

Si se encuentra algo sospechoso como fuego en el campo, etc. hay que avisar a los bomberos inmediatamente.

野外で火が燃えているとか、何か不審なものを観たら、すぐに消防車を呼ばなくちゃね。

この一言で壁を超える

生活排水「Las aguas residuales humanas」

パイナップルのスライスがシンクで洗われています。

residual」とは「残りかす」のこと。

洗剤や油分で汚染された生活排水、各家庭から排出されるもろもろの下水は「Las aguas residuales humanas」と総称されます。

環境破壊「La destrucción ambiental」

ambiente」は「環境」だけでなく、「雰囲気」「周囲の状況」など、広く空間の状況を意味します。

ambientador」とは、香りのついたルームスプレーのこと。室内の「ambiente」を華やげるアイテムです。

★つ・ぶ・や・き★

水質汚染、大気汚染…近代化とともに環境破壊も大きく進んでしまったのは、スペインも同じです。

夏には50度近くまで気温が上がり、何カ月も雨が降らないこともあるスペイン。「山火事」は毎日のように各地で起こり、森林を丸ごと破壊する威力で人間を圧倒します。

戸外での火を使ったレジャーや、たばこの消し忘れなど、十分に気を付けなくてはいけません。

時には乾燥した木々が風でこすれ合って、自然発火することも。恐るべし、乾燥大国スペイン!

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マリア (María) この記事を書いた人

元・高校教師(主に歴史担当)であり、現在は日本でスペイン語・英語講師としても勤務しより良い教育実践を目指し、日本の教育制度についても学んでいます。スペイン政府機関セルバンテス文化センター(東京)認定のDELE試験官(全レベル A1~C2)及びAVEオンライン講師資格保持者です。
セルバンテス文化センターでの講師経験に加え、独立行政法人国際協力機構(JICA)、大手企業(丸紅、日野自動車等)、多数の語学学校で、日本人学習者に対する豊富な指導実績を有し専門知識に基づいた指導、教材作成、レッスンカリキュラム、講師育成など幅広い分野で活躍。

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