スペイン版クリスマス【レジェス・マゴス】の魅力:子供たちが大好きな理由

  1. スペイン語で観光と文化

¡Hola todos! みなさんこんにちは。今回のテーマは【レジェス・マゴス】です。

みなさんは” Día de los Reyes Magos”という言葉を聞いたことがありますか?

スペイン版のクリスマスともいえる一大イベントのことで、スペインならではのユニークな文化をご紹介します。

スペイン版クリスマス【レジェス・マゴス】の魅力:子供たちが大好きな理由

レジェス・マゴスの日

Taro : Cuando era pequeño, me comportaba bien en diciembre.

小さいとき、12月はいい子にしてたんだ。

Juan : Porque si no, Papá Noel no te trae nada, ¿verdad?

いい子にしなけりゃ、サンタクロースから何ももらえないんだろう?

Taro : Sí, exactamente.

その通りさ。

Juan : Yo también. Pero aquí aunque no fueras un buen niño, te regalarían algo en enero, al menos el “carbón”.

僕も同じだよ。ただし、スペインでは、いい子じゃなくても1月にあるものがもらえるんだけどね。少なくとも「炭」がもらえるよ。

レジェス・マゴスとは

スペインでは、1月6日を”Día de los Reyes Magos(レジェス・マゴスの日)”といい、この日は子供がプレゼントをもらったり、家族で集まって食事をしたりする祝日となっています。

スペインでは、クリスマスよりもこのレジェス・マゴスの日を盛大に祝うという家庭も少なくありません。

los Reyes Magos”は、日本語で「東方の三博士」と訳されます。

「東方の三博士」とは、イエスが誕生した際に、東よりやってきたメルキオール、バルタザール、カスパールの3人の博士たちのことを指します。

博士たちが1月5日の夜半に贈り物を持ってイエスを訪ねたという言い伝えが、現代の「レジェス・マゴスの日」の由来になっていると言われています。

子どもたちが大好きなレジェス・マゴスの日

レジェス・マゴスは、子どもたちが皆心待ちにしている日。というのも、1月6日に朝起きると、プレゼントが枕元に置いてあるのです。

良い子には、博士たちが素敵なプレゼントを持ってきますが、悪い子には「炭」が送られるのだとか。(実際は、炭の形をした砂糖菓子ですが)

プレゼントに加え、街ではレジェス・マゴスのパレードがきらびやかに繰り広げられ、通りには大喜びする子供たちの顔が並びます。

レジェス・マゴスの日に欠かせないデザート

スペイン王室の伝統をイメージした王冠のついたパン。

レジェス・マゴスの日に食べる”roscón(ロスコン)”という特別なデザートがあります。

ロスコンは、大きなドーナツのような形をしたケーキで、砂糖漬けのフルーツやナッツ等でカラフルに飾り付けされています。

ロスコンはただのケーキではなく、中に小さな人形と豆が入っているのが特徴です。切り分けられた自分のケーキに人形が入っていた人には、幸運がやってくると言われています。

反対に豆が入っていた人は、翌年のロスコン代を支払わなければならないというルールがあるそうです。家族や仲間と楽しみながら食べられるデザートですね。

いかがでしたか?スペインの「レジェス・マゴス」でした。楽しいスペインのイベントの1つなので、是非参加してみてくださいね!

スペイン人がクリスマスシーズンに食べるデザート

¡Hola todos! 前回、前々回とスペインやスペイン各地域のデザートを見てきました。

今回は、クリスマスシーズンに食べられるデザートをご紹介。どのお菓子も古くから伝わる伝統あるお菓子で、それぞれの家庭で昔からオリジナルレシピが伝えられていることもあります。

Taro  : Ya falta poco para la Navidad.

もうすぐクリスマスだね。

David : Sí. Ayer mi madre hizo turrón.

うん。昨日お母さんがトゥロンを作ったんだ。

Taro  : ¿Turrón? ¿Qué es?

トゥロン?何それ?

David : Es un postre típico de la Navidad en España.

スペインのクリスマスの代表的なお菓子さ。

Turrón

クリスマス クッキーとリボンが乗った木製トレイ、スペイン。

アーモンドなどのナッツ類と、ハチミツや砂糖から作られるこちらのお菓子。日本ではヌガーと呼ばれることが多いかもしれません。

スペインのトゥロンは種類が豊富で、やわらかいものと固いものがあります。

やわらかいものはアーモンドの油脂が多く入ったまろやかな口どけを楽しむことができ、固いものはアーモンドのしっかりとした歯ごたえを感じることができます。

他にも、チョコレートでコーティングしたトゥロンやピーナッツを使ったトゥロンなど、様々なバリエーションがあります。

Polvorón

前回とりあげたためここでは詳しくはとりあげませんが、アンダルシア発祥のこちらのクッキー「ポルボロン」は、スペインのクリスマスに欠かせないお菓子です。

口に入れた途端に崩れてしまう柔らかさが人気の秘密です。それぞれの家庭に伝わるレシピで毎年手作りする家庭も多くあります。

Roscón de Reyes

王冠を乗せたスペインをイメージしたケーキ。

1月6日は、スペインで、特に子どもたちにとって特別な日となっています。

日本では祝われていませんが、この日は ”Reyes de Magos(東方三賢人の日)”の日。

キリストの誕生後、この日の夜明け前に東方の三賢王と呼ばれるメルチョール、ガスパール、バルタサールが贈り物をもって現れたというエピソードに由来しています。

この日は子どもたちに贈り物が贈られる、日本でいうクリスマスのような日です。もちろん、子どもだけでなく大人たちもプレゼントを交換したりします。

【ロスコンで運試し?】

スペインでは祝日のこの日、輪っか型のケーキ「ロスコン」を食べるのが伝統となっています。

パンのような生地に砂糖漬けしたフルーツやゼリーなどが飾られたカラフルなお菓子で、チョコレートや生クリームが入ったものもあります。

ただおいしいだけではなく、ロスコンには秘密が・・・。中に小さな人形とソラマメが入っているのです。

ロスコンをそれぞれに切り分けて、人形が当たった人には幸運が訪れると言われています。

一方ソラマメが当たった人はハズレで、ロスコンの代金を払わなければいけません。

1月6日は、スペインのクリスマスシーズンの最終日でもあり、家族が集まって楽しく過ごす時間です。

おわりに

いかがでしたか?スペインのクリスマスは約2週間と長く続き、離れて生活している家族達が久しぶりに集う大切な時間です。

そこに、上に紹介したおいしいお菓子は欠かせません。

トゥロンやポルボロンは、クリスマスシーズン以外でもスーパーやカフェで売られているので、スペインにお越しの際は是非食べてみてくださいね。

インターネットでレシピを調べて家で作ってみるのも楽しいかもしれません。

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