さあ、今日も元気にスペイン語でコミュニケーション!今回のテーマは「色々な鳥の名前」。
マリアとユリカは寝不足…原因は鳥のようです。早速二人の会話を覗いてみましょう。
スペイン語で覚える鳥の名前:カナリアからフラミンゴまで
スペインの鳥の名前
会話
María: Me he pasado toda la noche sin dormir por culpa del canario del vecino.
ご近所さんのカナリアのせいで、一晩中起きていたわ。
Yurika: Yo también. Pero creía que era un loro. He oído decir algo, como si hablara.
私も。でもオウムだと思っていたわ。何か喋っていたのよ。
María: Pues de todas maneras, menos mal que no era un águila o un flamenco.
まあとにかく、ワシやフラミンゴじゃなくて幸いね。
Yurika: A ellos les gustan mucho los pájaros, ¿verdad? Siempre están dando comida a los gorriones, palomas, y cuervos de la calle.
あの人達って鳥が好きなのよね?いつも道に居るスズメとか、ハトとか、カラスにも餌をあげているのよ。
María: ¡Hasta los cuervos! No me gusta eso…
カラスにまで!それは嫌だな…
Yurika: Las paredes de su casa están decoradas con fotos de cisnes, gaviotas, pelícanos, pingüinos, cigüeñas… y muchos pájaros más.
部屋の壁は、白鳥、かもめ、ペリカン、ペンギン、こうのとり…他にも色々な鳥の写真が飾ってあるのよ。
María: Entonces regálales una foto de una grulla japonesa. Seguro que les gustará.
じゃあ、日本の鶴の写真をプレゼントしなさいよ。絶対気に入ってくれるから。
Yurika: Pero el otro día vi cómo intentaban quitar el nido de golondrinas de su balcón. Es incomprensible.
でも前に、ベランダでツバメの巣を取り払おうとしていたわ…矛盾してるわね。
スペイン語ワンポイント
pájaros:小鳥
比較的小型の鳥、全般を指して「pájaros」と言います。生物学で「鳥類」と言うと、大型の鳥を含めて「ave」です。スペインの高速鉄道も「AVE」と呼ばれますね。
María: Ya me he duchado. Ahora, con el pelo mojado, voy a salir a correr para hacer ejercicio, así me seco la cabeza al mismo tiempo.
シャワーをしたわ。さて、濡れた髪のまま、ジョギングでエクササイズ。ついでに髪も乾くのよ。
Yurika: Matas dos pájaros de un tiro.
一石二鳥ね。
flamenco:フラミンゴ
渡り鳥(ave migratoria)の「フラミンゴ」は「flamenco」。お馴染みの踊り「フラメンコ(flamenco)」と同じです。
María: Me encanta venir al coto Doñana… Mira, allí hay un flamenco.
国立公園で過ごすのって、いいわね…みて、あそこにフラミンゴが居る。
Yurika: ¿Cómo, quién está bailando?…Ah, has dicho “flamenco”. Pensé que hablabas del baile..
何?誰が踊っているって?…あ、「フラミンゴ」って言ったのね。「フラメンコ」と間違えちゃった。
loro:オウム
「papagayo」と言うこともあります。インコ等、室内で飼うカラフルな鳥全般と、あまり厳密な区別は無いようです。「うわさ好き」のことも「loro」と言います。
María: Aunque estaba preparando una fiesta sorpresa, un amigo se lo ha dicho a todo el mundo.
サプライズパーティーを用意していたのに、友達が全員にばらしちゃったわ。
Yurika: Es un loro…
おしゃべりね…
pato:アヒル
雌ならば「pata」と女性形に。鳥の名前の中には「雄鶏(gallo)」「雌鶏(gallina)」のように、性別で名称の変わるものもあります。
María: Anoche tampoco dormí bien por culpa del vecino. Parece que algo ha estado cacareando toda la noche.
昨夜もご近所さんのせいで、よく眠れなかったわ。何かが一晩中コッコ、コッコと鳴いていたわよ。
Yurika: ¿Cacareando? Entonces seguro que es un gallo. O una gallina, para que puedan comer huevos frescos.
コッコ、コッコって、絶対雄鶏よ、もしかしたら新鮮な卵を食べるための雌鶏かもね。
最後に
スペイン語の鳥の擬声音は、「cacarear(コケコッコ)」「piar(ピヨピヨ)」など。今回はご紹介できませんでしたが、鳴き声の動詞も面白いものです。
外国人が日本語を学ぶ時、動物の声を「なく」と表現することを驚かれることも…
機械的な暗記だけでなく、感覚の違いなどを楽しみながら、語学を学びたいものです。