スペイン語での「mal(悪)」の使い方と意味 – 初心者向けガイド

  1. スペイン語単語・活用

スペイン語での「mal」は、様々な意味や使い方があります。この記事では、「mal」の副詞、名詞、形容詞、および接頭辞の意味や使い方について詳しく解説します。また、会話例を交えながら具体的な表現も紹介します。

さあ、今日も元気にスペイン語でコミュニケーション!今回のテーマは「mal(悪)の使い方」。

一週間の始まり。ユリカは月曜が苦手なようです…早速二人の会話を覗いてみましょう。

スペイン語での「mal(悪)」の使い方と意味 – 初心者向けガイド

mal/悪の使い方

会話

María: ¿Estaba mal el desayuno? Parece que no has comido casi nada.

朝ごはん、まずかった?ほとんど食べなかったみたいね。

Yurika: Ay… estoy de mala gana, no quiero salir de casa.

ああ…家から出る気力が無い。

María: ¿Qué te ha pasado? ¿Estás mala?

どうしたの?病気なの?

Yurika: No, estoy bien. Pero me llevo mal con los compañeros de la clase de los lunes.

私は大丈夫なんだけどね。月曜日のクラスのメンバーが嫌なのよ。

María: ¿Todo el mundo te maldice? Seguro que es por un malentendido.

皆があなたの悪口を言っているの?それは絶対、誤解よね。

Yurika: No es así. Es que todo el mundo está charlando durante la clase. Todos son unos malcriados.

そうじゃなくて、みんなが授業中におしゃべりしているのよ。みんな不作法なのよ。

María: Mal que te pese, tendrás que ir a clase. No yendo no solcionarás nada.

嫌な気分でも、教室には行かなくちゃね。あなたが授業をさぼっても、何も解決しないんだから。

Yurika: Es verdad. Pero siento un gran malestar cada lunes.

その通りよ。でも本当に、月曜日になるごとに体調が悪くなっちゃうわ。

ワンポイント

副詞のmal

悪く、不正に、不完全に

スペインで吹き出しを出しながらささやき合う 2 人の女性。

estar mal(体調が悪い)」「sentirse mal(気分が悪い)」など、よく使うタイプの「mal」がこちら。文脈によって色々なネガティブな事柄を表現できます。

María: Mis amigos siempre hablan mal de ese actor.

私の友達はいつも、あの俳優のことを悪く言っているわよ。

Yurika: ¡Muy mal! Él es el hombre ideal. Seguro que tus amigos le envidian.

ひどい!彼は理想の男性よ。あなたの友達は、彼に嫉妬しているにちがいないわ。

名詞のmal

悪、病気

「不幸」「悪事」「病気」など、不都合なこと全般を指すのに便利です。形容詞の「malo」に中性定冠詞「lo」をつけた「lo malo」も、名詞的に「悪いこと」と訳します。

María: El mal que tenía mi abuela está mejorando. Ahora puede comer sola.

私のおばあさんの病気が良くなったわ。今は自分で食事を摂れるのよ。

Yurika: Gracias a los médicos.

お医者さんのおかげね。

形容詞のmalo

悪い、病気の

スペインのアテネ市の上空に広がる嵐の空。

比較級では「peor」、最上級では「más malo」となるので注意。「運が悪い」「天気が悪い」など、諸々の悪を表現します。

María: En mi viaje a Barcelona el tiempo fue realmente malo.

バルセロナの旅行中、天気が本当に悪かったわ。

Yurika: Por eso te pusiste mala al regresar del viaje, pobrecita…

それで帰って来たとたんに、病気になったのね。かわいそうに…

接頭辞のmal-

悪・不完全のニュアンスを持つ語句

malentendido(誤解)」「maldecir(悪口をいう)」など、悪意や中途半端感を持つ造語に便利。例文中の「estar de mala gana」は「気力が無い」という意味です。

María: En la nueva panadería se vende todo muy barato, pero atienden muy mal.

あの新しいパン屋、すごく安いけれど、接客が最悪よ。

Yurika: Es demasiado barato, sospecho de la calidad. Estarán malvendiendo…

安すぎて質を疑っちゃうわ。投げ売りかしらね。

このように、「mal-」接頭辞を使うことで、悪意や中途半端感を含んだ表現が可能になります。

まとめ

この記事では、「mal」の副詞、名詞、形容詞、および接頭辞の使い方と意味について解説しました。スペイン語で「mal」を使いこなすことで、より豊かな表現が可能になります。ぜひ、これらの表現を実際の会話で使ってみてください。

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マリア (María) この記事を書いた人

元・高校教師(主に歴史担当)であり、現在は日本でスペイン語・英語講師としても勤務しより良い教育実践を目指し、日本の教育制度についても学んでいます。スペイン政府機関セルバンテス文化センター(東京)認定のDELE試験官(全レベル A1~C2)及びAVEオンライン講師資格保持者です。
セルバンテス文化センターでの講師経験に加え、独立行政法人国際協力機構(JICA)、大手企業(丸紅、日野自動車等)、多数の語学学校で、日本人学習者に対する豊富な指導実績を有し専門知識に基づいた指導、教材作成、レッスンカリキュラム、講師育成など幅広い分野で活躍。

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