スペイン語を学ぶ際に、動詞の使い方は非常に重要です。特に「みる」には、様々な使い方があります。本記事では、スペイン語の初心者の方々が「みる」を正確に使い分けるためのガイドを提供します。さまざまなシチュエーションで使用される「ver」「mirar」「observar」「contemplar」などの動詞の意味と使い方を詳しく解説します。
さあ、今日も元気にスペイン語でコミュニケーション!今回のテーマは色々な“みる”。
クロスワードで眼を酷使している マリアとユリカは、クロスワードで眼を酷使しているようです。早速二人の会話を覗いてみましょう。
スペイン語で「みる」を正確に使い分け – ver, mirar, observar, contemplar の違いを解説
目次
クロスワードを楽しむ
María: ¿Qué estás haciendo? Te veo feliz.
何してるの?楽しそうにみえるわ。
Yurika: ¿Estabas mirándome? Estoy haciendo un crucigrama.
私のことを観ていたのね?クロスワードをやっているのよ。
María: Muy bien, así puedes aumentar tu vocabulario.
いいわね、それで語彙知識が増やせるわ。
Yurika: Exacto. Aunque veo que éste es bastante difícil para mí.
そうなの。もっとも、これは私にはかなり難しいようだけれどね。
María: A ver, vamos a hacerlo juntas. Déjame echarle un vistazo…
どれどれ、一緒にやりましょうよ。私に見せてちょうだい…
Yurika: ¿Tienes mal la vista? Acercas mucho la cara al libro.
あなたは眼が悪いの?顔をそんなに本に近づけるなんて。
María: Creo que sí. Quiero que me vea el oftalmólogo cuando tenga tiempo.
そうだと思う。時間のある時に眼科医に診てもらいたいわ。
Yurika: Pues sí, yo haría lo mismo en tu caso.
そうね、私ならそうするわよ。
ワンポイント
「ver」: 見る、会う、理解する
「ver」は、「見る」「会う」「理解する」といった広い意味を持つ動詞です。視覚的な行為や対面の行為、理解といった様々な意味で使用されます。
María: ¿Ves? Ésta es la solución del crucigrama.
分かった?これがこのクロスワードの答えよ。
Yurika: A ver… no veo clara esta parte.
ええと…この部分が分からないわ。
「mirar」: 注意深く見る、考えながら見る
「mirar」は、英語の「look」に相当する動詞です。注意深く見る、考えながら見るといったイメージがあります。
María: Me duelen los ojos después de mirar tantas letras pequeñas.
細かい字をこんなにたくさん見た後は、眼が痛くなるわ。
Yurika: Es mejor que te vea el oftalmólogo. Mira por tu salud.
眼科に診てもらったほうがいいわ。健康に気をつけなくちゃ。
「observar」: 観察する、評論する
「観察する」という意味で使われます。また、何かに「評論する」「何かに気付く」という表現もあります。
María: Ese político observa que la situación económica actual durará bastante tiempo.
その政治家は、今の経済状況がまだまだ続くと評論していたわ。
Yurika: Yo observo que todo el mundo dice lo mismo.
みんな同じことを言っているって、私は気付いているわよ。
「contemplar」: じっと見る、熟考する
「じっくりと眺める」「凝視する」のほかに「熟考する」という意味も。あまり頻繁には使われませんが、覚えておくと便利です。
María: ¿Qué te gusta hacer en la playa?
ビーチでは何をするのが好き?
Yurika: Nada. Sólo me gusta contemplar el mar.
何も。ただじっくりと海の景色を眺めるのが好きよ。
つ・ぶ・や・き
今回の記事では、「みる」に相当するスペイン語の動詞を紹介しました。スペイン語初心者の方々は、この動詞の使い方を正確に理解することで、より自然な会話ができるようになります。また、スペイン語の動詞の使い方は日本語とは異なる場合があるため、状況に応じて使い分けることが重要です。ぜひこの記事を参考にして、正確なスペイン語表現を習得してください。
日本語では「みる」の一動詞でマルチ対応OK。でもスペイン語は、状況に応じて色々な「みる」がありますね。
動詞を知っていても、使い分けの感覚が分からないこともあります…この悩みを超えられれば…あなたは達人ですね。