グアテマラの伝統的キッチン:薪で調理する「Pollo」の魅力

  1. ラテンアメリカと文化

最近のキッチンはどんどん近代化してきて、日を追うごとに便利になっています。グアテマラの家庭のキッチンも変わってきていますが、昔から変わらないものが一つあります。

グアテマラの伝統的キッチン:薪で調理する「Pollo」の魅力

会話

Yuki: Está muy rico este frijol. ¿Cuánto tiempo se necesita para cocerlo?

このフリホーレスすごく美味しい!調理にどれくらいかかるの?

Maira: Bueno, si es en estufa, lleva bastante tiempo, pero si es en pollo, como media hora.

そうね、もしガスコンロならかなり時間がかかるけど、ポヨなら30分くらいかな。

Yuki: ¿Cómo dijiste? ¿Pollo?

何て言った?ポヨ?

Maira: Si, es la plancha donde cocina con leña.

そうよ。薪で料理する板のことを言うのよ。

Yuki: Ahora entendí. No sabia que se llama asi.

今わかったわ。そんな名前があったなんて知らなかった。

Maira: Es más rapido cocinar con leña que cocinar en estufa. En Guatemala hay mucha comida que lleva bastante tiempo cocinando, asi que sirve mucho.

ガスコンロで料理するよりポヨを使ったほうが早いの。グアテマラには調理に時間のかかるものがたくさんあるから、とても役立つの。

Yuki: En japon también hace mucho tiempo cocinaba con leña, asi me contaron mis abuelos.

日本でも昔は薪を使って料理してたっておじいちゃんたちから聞いたことあるわ。

スペインの鍋は青いです。

Polloとは薪を使った調理場のこと

スペイン語を知っている人が Pollo と聞くと、鶏、鶏肉をイメージしますよね。Pollo で調理すると聞くと、どういうことだ?と思うでしょう。

Pollo“を”調理する場合は鶏肉をさしますが、Pollo“で”調理するという文章の場合は薪の調理場を意味します。

賃貸の家の場合は難しいですが、グアテマラの伝統的な家は必ずと言っていいほどこの Pollo があります。新しく家を建てる時も、設計図に含める人が多いです。

これはグアテマラの食文化と大きく関係があります。例えばフリホーレス一つにしてみても、普通のガスコンロの場合3,4時間かかります。それが Pollo だと火力が何倍にもなるので、30分ほどでできてしまうのです。

他にもタマルやチュチートといった伝統的な料理は、数時間煮込む必要があるので、Pollo が欠かせないと言えます。

鍋とフライパンを備えたキッチンに立ち、スペインの食文化を紹介する女性。

おわりに

一般的に暖房が備え付けられていないグアテマラの家では、この Pollo は寒い時に家を暖めるのにも役立ちます。家族みんなで囲んで暖をとるといった光景もまだ見られて、心まで温かくなります。

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