今回のテーマは、「~できます、~していいです」という表現です。この表現を使うことで、自分の意見や要望を伝えたり、許可を求めたりすることができます。この記事では、具体的な例文を交えながら、この表現の使い方を詳しく解説します。
さあ、今日も元気にスペイン語でコミュニケーション!今回のテーマは「~できます、~していいです」の表現です。
ユリカとマリアは書店に入りました。雑誌の付録が気になっています。早速二人の会話を覗いてみましょう。
「puedo~(可能)se puede(許可)」スペイン語の意味
目次
本屋にて 「puedo~(可能)se puede(許可)」
María: Me gustan las revistas. Me gustan los regalos que vienen con algunas.
私は雑誌が好きよ。ときどき付録についてくるプレゼントが好きなの。
Yurika: Mira, esta revista también tiene regalo. El regalo de este mes es… ¡un pañuelo!
見て、この雑誌もプレゼント付きよ。今月のプレゼントは…ハンカチ!
María: ¿Cuál es el color del pañuelo que trae esa? ¿Puedo abrir el paquete?
そのプレゼントのハンカチって何色?私、パッケージを開けてもいいかしら?
Yurika: Creo que no se puede abrir, pero por si acaso vamos a preguntar al dependiente.
開けられないとは思うけど、念のため店員さんに訊いてみましょうよ。
María: (pregunta al dependiente) Oiga, ¿puede usted abrir este paquete ?
(店員に)すみません、このパッケージを開けていただけますか?
Dependiente: Lo siento, pero no puedo; no se puede abrir sin comprar la revista.
申し訳ありませんが出来ません。ご購入いただかないと開けられないのです。
María: Qué pena… bueno, compremos la revista y podremos ver el color.
残念、まあいいわ。この雑誌を買いましょうよ。それで色が見られるわ。
Yurika: Vale. Por cierto, ¿puedo ver aquella otra sección? Quiero comprar un diccionario.
そうね。ところで、向こうにある他のコーナーを見てもいい?辞書を買いたいの。
ワンポイント
puedo~ で自分の能力を表現する
私は~ができる
「puedo+動詞の原型」で「私は~ができる」という意味です。語尾をあげれば「~してもよいですか」という許可を求める表現になります。
María: ¿Puedo usar tu bolígrafo? No encuentro el mío.
あなたのボールペンを使ってもいい?私のが見つからないのよ。
Yurika: Por supuesto. Puedes usarlo cuando quieras.
もちろんよ。いつでも使っていいわよ。
このように、「puedo」を使って自分の能力を表現し、許可を求めることができます。
se puede~ で許可されたことを表現する
~が可能である、~が許可されている
主語を特定せずに、「~してもよいことになっている」と言いたい時に便利です。助動詞「poder」に「se」をつけ、三人称にして表現します。
María: ¿Se puede nadar aquí? No veo a nadie en esta playa…
ここは泳いでもいいのかしら。このビーチには人が見当たらないけれど…
Yurika: Sí, se puede. Pero aquí el agua está muy fría.
ええ、泳いでいいのよ。でもここは、水がとても冷たいのよ。
このように、「se puede」を使うことで、許可された行動や状況を表現することができます。
puede usted~ で丁寧なお願いをする
~してくださいますか
「あなたは~できますか」「~してくださいますか」という意味。初対面の人に何かをお願いしたい時にも使える丁寧な表現です。
María: Sra.Yurika…. ¿ puede usted ayudarme con mis tareas?
ユリカさん…私の宿題を手伝っていただけますか?
Yurika: Ja ja ja, ¿qué te pasa, María? Naturalmente, somos amigas.
ハハハ、どうしちゃったのマリア?もちろんよ。私達、友達だもの。
このように、「puede usted」を使うことで、丁寧なお願いをすることができます。
lo siento, pero~ で遠慮がちに断る
申し訳ありませんが~
礼儀正しく断りたい時、また、遠慮がちに何かを伝えたい時に便利なフレーズ。文頭に一言置くと物腰が柔らかくなり、好印象です。
María: Yurika, lo siento, pero ¿puedes ayudarme hoy también?
ユリカ、悪いけれど今日も私を手伝ってくれる?
Yurika: Ay, lo siento, pero hoy no puedo. Tengo que salir ahora mismo…
ああ、申し訳ないけれど今日は出来ないの。今すぐ出かけないといけないのよ…
このように、「lo siento, pero」を使うことで、遠慮がちに断ることができます。
まとめ
この記事では、「~できます、~していいです」という表現について詳しく解説しました。「puedo~」を使って自分の能力を表現したり、「se puede~」を使って許可されたことを表現したりすることができます。また、「puede usted~」を使って丁寧なお願いをしたり、「lo siento, pero~」を使って遠慮がちに断ったりすることもできます。これらの表現を使うことで、スペイン語でのコミュニケーションがよりスムーズになるでしょう。
助動詞「poder」は「~できる」だけでなく、「~してもよい」という意味も持つ働き者。活用がちょっと不規則ですが、覚えてしまえば会話がますます弾みます!
助けが必要な時、許可が欲しい時、思い切って「¿puede usted~?」「¿puedo~?」と話しかけてみましょう。きっとスムーズに道が開けますよ。