スペイン美食の旅:サン・セバスチャンのおすすめバルと名物料理

  1. スペイン語で観光と文化

世界中から美食家たちが訪れるグルメの街、サン・セバスチャン。星付きレストランが集中し、「バル巡りの聖地」とも呼ばれています。

今回はスペインの北部バスク地方に位置する世界一の美食都市がテーマです。おすすめの人気店もご紹介します!

スペイン美食の旅:サン・セバスチャンのおすすめバルと名物料理

美食都市バスク

会話

David:¿Dónde has estado de vacaciones, Emi?

エミは夏休みにどこか行ってきたの?

Emi:He estado en San Sebastián y he disfrutado mucho de la comida allí.

サン・セバスチャンに行ってたくさんグルメを堪能してきたわ。

David:¡Qué bien! Entonces seguro que has ido de bar en bar comiendo diferentes pinchos.

いいね〜。じゃあ、バル巡りをしていろいろピンチョスを食べてきたわけだ。

Emi:Sí. Era la primera vez que probaba el chacolí y estaba buenísimo. La forma de echarlo también es impresionante.

そう、初めてチャコリも飲んだのだけど、美味しかったぁ!あの注ぎ方、すごいよね。

David:Porque lo echan desde muy alto, ¿verdad? Dicen que es porque así mejora el sabor y el aroma.

だいぶ高い位置からグラスに注ぎ入れるからね。ああすると香りも味も良くなるんだって。

Emi:Sí. Al final también comí una tarta de queso muy rica.

そうだ、最後に食べたチーズケーキも美味しかったなぁ。

David:Seguro que fue en La Viña.

あ、それって『ラ・ヴィーニャ』のチーズケーキでしょ。

Emi:Sí. ¿Lo conoces?

そうそう!知ってるの?

David:Ese restaurante es famoso. También tiene muy buen marisco.

あの店は有名だから。シーフード料理も美味しいんだよ。

黒いエプロンを着たスペイン人女性。

ここに注目!

de bar en bar

「バルからバルへ」という表現です。サン・セバスチャンを堪能するためには、バルのはしごが欠かせません。

pinchos

サン・セバスチャンはピンチョス発祥の地。パンの上に惣菜を載せたり、串刺しにしたりしているフィンガーフードをpinchos=ピンチョスと言います。

サン・セバスチャンでは世界最高峰と言われる名高いピンチョスを味わうことができます。

chacolí (txakoli)

バスク地方の名物であるチャコリ。バスク語では txakoli と表記します。微発泡の白ワインで、ボトルを頭上まで持ち上げて高い位置からグラスに注ぐのが特徴。

そのようなスタイルをとることで泡と香りが立ち、酸味が和らぎ爽やかな口当たりになるのです

サン・セバスチャンで人気のバル6選

サン・セバスチャンには100軒ものバルが軒を連ねています。その中でも人気のある注目店を*6軒ご紹介します。

それぞれ特徴があるので、名物メニューやピンチョスを1〜2品食べたら次の店へ、と移動しながら各店の魅力を満喫しましょう。

Bergara(ベルガラ)

ピンチョスを生んだ老舗店として知られているのが、グロス地区にある『ベルガラ』です。これまで数々のピンチョスコンクールで受賞してきた実績の持ち主。店内にはアーティスティックで美しいピンチョスが並んでいます。

サン・セバスチャンを訪れるなら外せない、あまりに有名な一軒です。

Borda Berri(ボルダ・ベッリ)

「ここの料理は日本人の舌によく合う」と評判が高いのが『ボルダ・ベッリ』。特に注文が多いという代表メニューは、柔らかい肉の口溶けが絶妙な「牛ほほ肉の赤ワイン煮込み」。ほかにも、リゾットやタコ料理が人気です。

Txepetxa(チェペチャ)

『チェペチャ』は、絶品のイワシ料理が食べられる店。ビタミンカラーの野菜と一緒に添えられるマリネや、塩気の効いたアンチョビが人気です。

チャコリを飲みながらつまむなら、アンチョビ・青唐辛子・オリーブを串刺しにした「ヒルダ」がおすすめ。

スペインの通りを歩く人々。

Ganbara(ガンバラ)

『ガンバラ』は、きのこ料理の専門店。シンプルな料理にも、きのこの香りと風味がしっかり活かされています。代表的なメニューは、さまざまなきのこに卵の黄身を混ぜて食べるソテー。

Bar Sport(バル・スポルト)

コクのあるものが食べたいな、という時におすすめなのが「フォアグラが美味しい」と評価されている『バル・スポルト』。濃厚なフォアグラは、チャコリやワインとの相性も格別。

La Viña(ラ・ヴィーニャ)

デザートといえば、『ラ・ヴィーニャ』のチーズケーキです。しっとりとしていて味わいが深く、「衝撃的!」と人々が驚くそのチーズケーキを食べずに帰るなんて、残念すぎます。

店内にホールのチーズケーキがずらりと並んでいて、見た目にもインパクト大。

おわりに

バスク地方の言語はバスク語ですが、スペイン語も使われています。サン・セバスチャンにある人気のレストランでは、日本語のメニューがあることも。

日本人が訪れやすい街なので、美味しいものに目がないという人ならばぜひ、サン・セバスチャンで食べ歩きをしてみてください。きっと、感動の味に出合えるはずですから。

*2018年9月の情報です。

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マリア (María) この記事を書いた人

元・高校教師(主に歴史担当)であり、現在は日本でスペイン語・英語講師としても勤務しより良い教育実践を目指し、日本の教育制度についても学んでいます。スペイン政府機関セルバンテス文化センター(東京)認定のDELE試験官(全レベル A1~C2)及びAVEオンライン講師資格保持者です。
セルバンテス文化センターでの講師経験に加え、独立行政法人国際協力機構(JICA)、大手企業(丸紅、日野自動車等)、多数の語学学校で、日本人学習者に対する豊富な指導実績を有し専門知識に基づいた指導、教材作成、レッスンカリキュラム、講師育成など幅広い分野で活躍。

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