スペインでのチップ事情:いつ、どこで、どれくらい払う?

  1. スペイン語で観光と文化

旅行先でどのようにチップを払うのか、そもそもいつチップが必要なのか、サービスに対する考え方や文化が異なる日本人にとっては悩んでしまうところですよね。

今回のテーマは「チップ」です。スペインでのチップの習慣についてご紹介します。

スペインでのチップ事情:いつ、どこで、どれくらい払う?

会話

Keito:¿En España se suele dejar propina?

スペインではチップを渡す習慣がありますか?

Gonzalo:Sí, se da propina en los restaurantes, en los taxis, en los hoteles…

はい、レストランやタクシー、ホテルではチップを渡します。

Keito:¿Cuánta propina se debe dar?

チップはどのくらい渡せば良いですか?

Gonzalo:No hay una cantidad establecida. Si te han tratado bien y lo quieres expresar, dejas lo que quieras, y ya está.

いくら払わなければいけない、という決まりはありません。サービスが良ければ、そのお礼の気持ちを表せばいいんですよ。

Keito:¿Puedes marcharte sin dejar propina?

払わなくてもいいのですか?

Gonzalo:Si el servicio no ha sido malo, está bien dejar un poco de propina, pero en España no hay ningún problema si no dejas nada.

サービスが悪くなければ端数分だけでも払ったらいいと思いますが、スペインではチップを払わなくても大丈夫です。

ここに注目!

チップはスペイン語で propinaと言います。

スペインではレストランやバル、タクシーやホテルでチップを渡す習慣があります。

ただ、◯%のチップを絶対に払わなければいけない、という決まりはありません。全く払わなかったとしても、マナー違反だというほど大きな失礼になるわけではありません。

といっても、レストランやタクシーでサービスがよければ、その時にはやはりお礼の気持ちを伝えたいものです。

レストランでトレイを持っているスペインのウェイター。

スペインでのチップの習慣について

レストランやバルでのチップの渡し方

タパスのサービスがあったり、愛想のある良い接客を受けたりしたら、チップは置いて帰りましょう。

食事をしたら1人につき1ユーロほどを会計後にテーブルに置いておくか、もしくは端数をそのままチップにします。

「おつりはいいです」という時には「Quédese con el cambio.」と伝えます。

ホテルでのチップの渡し方

荷物を運んでもらった場合、またはベッドメイキングをお願いした時には、ありがとうの気持ちをチップにして渡すとスマートですね。

1〜2ユーロ程度を直接渡すか、ベッドメイキングに対しては枕元やテーブルに置いておきます。「Gracias」とひとこと書いておくと丁寧です。

タクシーでのチップの渡し方

空港までの往復でスーツケースを運んでもらう場合などはチップを渡しましょう。会計の端数を渡す形でOKです。

スペインの荷物棚の隣に立つ制服を着た男性。

スペインでのチップの習慣について

スペインは、アメリカやドイツなどと比べるとチップが重要な国ではありません。しかし、スペインでは親切なもてなしを受けた際には、チップを渡すことでお礼を伝える習慣があります。具体的な金額や割合に関しては決まりがないため、サービスが良かった場合には自分の意思で適切な金額を渡すようにしましょう。ただし、全くチップを渡さなかったとしても、マナー違反だと言われるほど大きな失礼ではありません。

スペインへの旅行時には、レストランやバルでのサービスやタクシーやホテルのサービスに対してチップを渡したいと思うことがあるかもしれません。その際には、小銭をあらかじめ用意しておくと便利です。また、言葉で「ありがとう」と伝えるだけでも、サービス提供者に感謝の気持ちを伝えることができます。

スペインでのチップの習慣は日本人にとって少し慣れないものかもしれませんが、現地の文化や習慣に敬意を払いながら適切なマナーで行動することが大切です。親切なサービスを受けた際には、チップを渡すことでお礼を伝えましょう。

日本からスペインへ旅行する場合、着いてすぐにタクシーやホテルのサービスに対してチップを払いたいなと思うことがあるかもしれません。そんな時のために、小銭をあらかじめ用意しておくといいですね。

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マリア (María) この記事を書いた人

元・高校教師(主に歴史担当)であり、現在は日本でスペイン語・英語講師としても勤務しより良い教育実践を目指し、日本の教育制度についても学んでいます。スペイン政府機関セルバンテス文化センター(東京)認定のDELE試験官(全レベル A1~C2)及びAVEオンライン講師資格保持者です。
セルバンテス文化センターでの講師経験に加え、独立行政法人国際協力機構(JICA)、大手企業(丸紅、日野自動車等)、多数の語学学校で、日本人学習者に対する豊富な指導実績を有し専門知識に基づいた指導、教材作成、レッスンカリキュラム、講師育成など幅広い分野で活躍。

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