スペイン語で「半々」や「半分」を表現する方法: mitadとmedioの使い方

  1. スペイン語単語・活用

「mitad」と「medio」というスペイン語の単語を使って「半々」や「半分」を表現する方法について説明しています。

記事では、マドリッドの冬のある日、マリアとユリカという二人の女性がお酒を飲みながら会話をしているシーンを通じて、「mitad」と「medio」の使い方を実際の会話文を用いて解説しています。また、「media」、「mitad y mitad」、「hablando de ~」といった表現も紹介されています。

さあ、今日も元気にスペイン語でコミュニケーション!今回のテーマは「mitadmedio」。

スペイン語で「半々」や「半分」を表現する方法: mitadとmedioの使い方

mitadmedio

真冬のマドリッド。マリアとユリカは、随分とお酒が進んでいます…

早速二人の会話を覗いてみましょう。

María: Hemos bebido bastante. Ésta es la tercera botella, y queda solo la mitad.

ずいぶん飲んだわね。これが3本目のボトルで、もう半分しか残っていないわ。

Yurika: La hemos abierto a las siete y media, o sea que en 10 minutos hemos bebido media botella.

7時半に栓を開けたから、つまり10分で半分を飲んでしまったというわけね。

María: ¿Qué hacemos con lo que queda? ¿Lo bebemos a medias?

さて、この半分をどうしようかしら?半分ずつ飲む?

Yurika: Sí. Compartimos mitad y mitad. También vamos a comer algo más. 

そうしましょう。半分こしましょうよ。何かもっと食べ物もほしいな。

María: Quiero comer algo caliente. Hace demasiado frío hoy, por debajo de la temperatura media de este invierno.

なにか温かいものが食べたいわ。今日は寒すぎるもの。この冬の平均気温以下よ。

Yurika: A medio camino de volver al piso ha pasado un viento congelado.

家に帰ってくる途中で、氷みたいな風が吹いたわよ。

María: Hablando de congelados, he visto que la heladería de Paco ha puesto un cartel de todo a mitad de precio.

氷って言えば、パコのアイスクリーム屋が、全品半額にしていたわよ。

Yurika: La heladería que está en medio del centro comercial, ¿verdad? Qué valor seguir vendiendo helados en invierno…

ショッピングセンターの真ん中にある、あのアイスクリーム屋ね?真冬にアイスクリームを売り続けるなんて、勇気あるわね。

ワンポイント

media

30分

スペインのレンガの壁の隣の壁に掛かっている時計。

medio」は形容詞ですが、名詞化して使われる形がポピュラーです。「~時半」という時の「media」は有名ですね。

María: ¿Qué hora será? ¿Las ocho y cuarto?

今何時かしら?8時15分?

Yurika: Son las nueve y media ya. A salir de la cama.

もう9時半よ。ベッドから出てきなさいよ。

media

平均的な

por el termino medio(平均して)」「un español medio(平均的なスペイン人)」など、「mitad」には無い表現をします。

María: Ay… ya se acaba el año. No he hecho nada de especial.

ああ…今年も終わっちゃう。何も特別なことをしなかったわ。

Yurika: Así es la vida de un español medio.

それが平均的なスペイン人の生活よ。

mitad y mitad

半々に

スペイン滞在中にピザと体重計を持つ女性。

mitad」は名詞ですが、「mitad y mitad」は副詞的に使用している例です。「a medias」も同じく「半分ずつ」と言う意味です。

María: Aquí está la pizza. La comemos haciendo mitad y mitad.

ピザの到着よ。半分ずつ食べましょう。

Yurika: No sé si puedo comer la mitad. Es bastante grande.

半分食べられるかしら。ずいぶん大きいわよ。

hablando de ~

~といえば、

話のテーマをスマートに切り替えるテクニックは、ビジネスでもプライベートでも大切。初級会話でも「自分の得意な分野に話題をもってゆく」ことで、会話がはずみますね。

María: Esta pizza es demasiado grande… no tenía que haber pedido el tamaño L.

このピザは大きすぎるわ…Lサイズを頼むべきじゃなかったわね。

Yurika: Hablando de L, yo todavía no puedo distinguir el sonido de L y R. 

Lといえば、私は未だにLとRの音が区別できないのよ。

つ・ぶ・や・き

mitad」と「medio」の代表的な使い方を確認してみました。 「medio」は形容詞、「mitad」は名詞ですが、どちらを使うか迷うこともしばしば。

副詞的に使ったり、名詞的に使ったりと…深く考えるとややこしい! まずは悩まず、よく使う表現をそのまま覚えてしまいましょう。

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マリア (María) この記事を書いた人

元・高校教師(主に歴史担当)であり、現在は日本でスペイン語・英語講師としても勤務しより良い教育実践を目指し、日本の教育制度についても学んでいます。スペイン政府機関セルバンテス文化センター(東京)認定のDELE試験官(全レベル A1~C2)及びAVEオンライン講師資格保持者です。
セルバンテス文化センターでの講師経験に加え、独立行政法人国際協力機構(JICA)、大手企業(丸紅、日野自動車等)、多数の語学学校で、日本人学習者に対する豊富な指導実績を有し専門知識に基づいた指導、教材作成、レッスンカリキュラム、講師育成など幅広い分野で活躍。

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