金銭事情は人によって様々。何にお金を使うかは自由ですが、その後金欠になってしまうのは痛いものです。
ラテンアメリカでは国民全体が”金欠”になる時期があるってご存知でしたか?今回はその事情を見てみましょう。
ラテンアメリカの生活と金銭事情:一年で最もお金がなくなる時期とは?
会話
Sandra : ¿Ya tienes listo el estreno para estos dias?
新しい洋服の準備はできた?
Sara : Aún no lo tengo a la mano pero ya encargué mi nuevo vestido. ¿Y tú?
まだ実際に手にはしてないけど、新しいワンピースを注文したわ。あなたは?
Sandra : Me regalaron unos pantalones asi que voy a usar estos.
ズボンを何足かもらったからそれを使うことにするわ。
Este año ya gasté mucho por mi colegiatura asi que me conformo con eso.
今年は学校の授業料にだいぶお金を使っちゃったからこれで満足することにするわ。
Sara : Es que el diner se va de la mano como agua.
お金は手にとった水のようになくなるものだからね。
Sandra : Tiene razón. Mi única esperanza es que mi papá me regale algo de dinero cuando paga el bono.
本当にそうね。お父さんのボーナスの時に少しくらいお小遣いもらえたらいいなっていうのが唯一の望みなんだけど。
Sara : Eso sería genial.
そうなるといいわね。
Sandra : Si no fuera asi, mi estreno sería hasta la navidad.
もしもらえなかったら、新しい服はクリスマスまでお預けだわ。
行事ごとは「着初め」の文化
聖週間(semana santa)やクリスマスなどラテンアメリカで盛大に祝われる行事ごとの際には、新しい洋服や靴で街を歩くというのが習慣。それで estreno という言葉がよく使われます。
行事前は街は人でごった返し、少しでもいい物、自分だけのものを手に入れようと皆が必死で買い物をします。
ということでその後はみんなお金を使い果たして金欠に。特にクリスマスの後は1月に新学期が始まることもあり、授業料や文具にかなりの出費がかかり皆さん金欠になります。
おわりに
周りに負けないようにと借金までして新しいものを手に入れる人もいるようです。見栄をはるのもいいですが、お金の管理はきちんとしたいものですね。