スペイン語の”lo”の理解を深める: その意味と日常会話での使用例

    1. スペイン語単語・活用

    さあ、今日も元気にスペイン語でコミュニケーション!今回のテーマは「loの使い方」。

    マリアとユリカは、春を楽しんでいるようです。早速二人の会話を覗いてみましょう。

    スペイン語の”lo”の理解を深める: その意味と日常会話での使用例

    春の醍醐味

    会話

    María: Lo bueno de la primavera es esta temperatura tan agradable.

    春の醍醐味は、この気持ちのいい気温よね。

    Yurika: Sí, pasar el rato disfrutando de esta brisa templada es lo mejor.

    そう。こうやって暖かいそよ風を楽しむのって、最高よね。

    María: Algún día quiero ver los cerezos en flor. ¿Hay algún lugar en España donde se puedan ver?

    いつか”Cerezo”の花を見てみたいな…スペインで見られる場所はあるかしら。

    Yurika: No lo sé… el tema de plantas y árboles no lo conozco bien.

    さあ…私は植物のことはあまり知らないのよ。

    María: Por cierto, ¿cómo se dice cerezo en japonés?

    ところで、日本語で”Cerezo”って何というの?

    Yurika: Se dice “Sakura”. Creo que ahora ya están floreciendo, por lo menos en Tokio.

    「桜」よ。少なくとも東京では、今頃もう咲いていると思うわ。

    María: Ah, allí hay un gato. Míralo cómo goza del sol de primavera. Parece que está feliz.

    あら、あそこに猫がいる。見てごらん、春を楽しんでいるわ。幸せそうね。

    Yurika: Je je je, los gatos viven a lo grande siempre.

    ハハハ、猫っていつでもいい生活をしているわよね。

    ワンポイント

    lo+形容詞/副詞/過去分詞

    ~なこと

    銅像の前でスペイン国旗を掲げるスペイン人のカップル。

    lo」を使った「名詞化」は、簡単で便利です。文中の「lo bueno de~」は「~のいい点は」、つまり「~の醍醐味は」という表現ですね。

    María: Lo malo de la primavera es que siempre tengo sueño.

    春の悪いことは、いつも眠くなるってこと。

    Yurika:Lo fuerte que sopla el viento también me molesta un poco.

    風が強いってことも、私はちょっと困るわ。

    代名詞 lo

    それを、そのことを

    最も良く耳にするのは「no lo se.(そのことを私は知らない。)」の決まり文句です。抽象的な事柄、前の文の内容を指すのに頻出します。

    María: Estoy hambrienta, pero parece que tú no lo estás tanto.

    私はすごく空腹だけど、あなたはそうでもなさそうね。

    Yurika:No, pero tengo sed. Sentémonos un rato en el bar.

    空腹ではないけれど、喉が渇いたわ。ちょっとバルに入りましょうよ。

    lo de ~

    ~のこと、~の件

    スペインの家の前で写真を撮る若者のグループ。

    eso de ~」「aquello de ~」という言い方も出来ます。文を分かりやすく、すっきりとさせることが出来ます。

    María: ¿Está preparado ya el viaje de primavera que planeabas con tu amiga?

    あなたが友達と計画していた春の旅行は、もう準備できているの?

    Yurika: Ah, lo de ir a Portugal se ha cancelado. Ella se va a Japón.

    ああ、あのポルトガル旅行の件はダメになったわ。彼女が日本に行っちゃうのよ。

    por lo menos

    すくなくとも

    決まり文句なので、このまま覚えてしまいましょう。反対の「せいぜい多くても」は「a lo más」です。いずれも「lo」が活躍していますね。

    María: Tengo que ir a la compra por lo menos una vez esta semana.

    少なくとも今週中に、一回は買い出しに行かなくちゃ。

    Yurika: Pero ya no caben más cosas en la nevera. Sólo hay espacio para una botella de vino a lo más.

    でも冷蔵庫にもう何も入らないわ。せいぜいワイン1本分しかスペースが無いわよ。

    つ・ぶ・や・き

    今回の「lo」は、日本語には訳しづらいスペイン語の一つ。とはいえ、会話にも頻出し、耳慣れればあっさりマスター出来ますよ。

    一字一句日本語に訳すことにこだわらずに、大胆にスペイン語を感じましょう!

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