スペイン語で美食探索:メキシコ家庭の味、フリホーレスに迫る

  1. ラテンアメリカと文化

日本でいうお米感覚でラテンアメリカではよくトルティーヤが食べられますが、そのお供に欠かせないのがフリホーレスです。

今日はフリホーレスの種類と食べ方について見てみましょう。

スペイン語で美食探索:メキシコ家庭の味、フリホーレスに迫る

会話

Maki: ¿ Qué fue lo que más extrañaste de tu país cuando fuiste a japón?

日本に行ったとき一番恋しくなったものは何?

Zonia: La comida de japón me encantó pero extrañé mucho las tortillas y los frijoles.

日本食はすごく気に入ったけど、トルティーヤとフリホーレスが恋しかったな。

Maki: Te entiendo porque en japón no se puede conseguirlos.

わかるよ。だって日本にはないもんね。

Zonia: La unica vez que me dieron de probar frijoles era muy dulce. Me pareció muy extraño la forma de sazonar.

一度フリホーレスを試したんだけど、すごく甘かったの。味付けの仕方が変わってるなって思った。

Maki: Es que en centroamerica siempre los prepara para la comida, o sea, salado.

だって中米ではいつもご飯として調理するから塩味だもんね。

Zonia: Exactamente. Cada hogar tiene su forma de hacerlos y salen muy ricos.

その通り。それぞれの家庭で味付けが違って、とっても美味しいの。

 スペインからのさまざまな種類の種子が入った袋がたくさんあります。

メキシコからパナマまでの家庭の味

フリホーレスは一概に言うと豆”ですが、日本に大豆、黒豆などの種類があるように、ラテンアメリカにもたくさんの種類のフリホーレスがあります。

毎日の食卓に欠かせない一番メジャーなのがフリホーレスネグロで、お肉のお皿などにもサラダやお米と一緒に必ず添えられています。

朝食や夕食はトルティーヤとフリホーレスだけといったシンプルな場合もあり、一般家庭には必ずあるといっても過言ではありません。

他にもフリホーレスピント(ロホ)は、香草ソーセージやハム、ベーコンなどを入れて煮込み、シンプルなフリホーレスよりも深い味わいが楽しめます。他にもチチャロン(豚の皮の唐揚げ)と煮込む方法もあります。

スペインの味をイメージした、スプーン付きの黒豆とトマトのスープのボウル。

経済的で栄養満点

フリホーレスは基本的にどんな土でも育つ丈夫な植物です。トウモロコシ畑にトウモロコシと一緒に栽培している場合もあり、気候にあまり左右されずに必ず収穫できるところも利点です。

安価で栄養満点なので、とても便利な食べ物です。

おわりに

日本人にとって毎日塩味の豆を食べるというアイデアは少し受け入れがたいかもしれません。

でも最近はファーストフード店のメニューのブリート(小麦粉のトルティーヤの中に肉やチーズなどが巻かれているもの)にフリホーレスが入っていたりと、気軽に楽しめるようになっています。

機会があればぜひ試してみてくださいね。

author avatar
マリア (María) 執筆者

元・高校教師(主に歴史担当)であり、現在は日本でスペイン語・英語講師としても勤務しより良い教育実践を目指し、日本の教育制度についても学んでいます。スペイン政府機関セルバンテス文化センター(東京)認定のDELE試験官(全レベル A1~C2)及びAVEオンライン講師資格保持者です。
セルバンテス文化センターでの講師経験に加え、独立行政法人国際協力機構(JICA)、大手企業(丸紅、日野自動車等)、多数の語学学校で、日本人学習者に対する豊富な指導実績を有し専門知識に基づいた指導を提供します。

使えるスペイン語をカフェで習得
何度でも聞ける上達する1対1レッスンはコスパ最強

詳しくはこちら >

この記事を読んだ方はこんな記事も読んでいます