車のクラクションを鳴らすのは譲ってもらったお礼だったり、相手に何か合図を送ったりという場合によく使われます。
全世界共通でこういった目的で使われるクラクションですが、ラテンアメリカでは特に気を付けなければいけません。
ラテンアメリカでの運転マナー:クラクション使用の文化的違いをスペイン語で学ぶ
会話
Omar: Habia mucho tráfico en el camino. Se puso a prueba mi paciencia. Me dieron ganas de bocinar pero me aguanté.
来るときすごい渋滞でイライラしたよ。クラクションを鳴らしたくなったけど我慢したよ。
Yuta: ¿Es malo bocinar aquí?
ここではクラクション鳴らしたらいけないの?
Omar: En algunas ocaciones no. Por ejemplo, para avisar algun peligro o darle gracias porque alguien nos cede el paso.
場合によってはいいんだ。例えば危険を知らせるためや、道を譲ってもらったお礼に。
Yuta: A eso me refería yo.
そういう時に使うものでしょ。
Omar: Pero hay otros usos que no debería.
でも使っちゃいけない場面もあるんだ。
Por ejemplo, aquí muchos bocinan solo para provocar. Asi que las personas bajan de su vehíclo y empiezan a pelea.
ここではただ煽るたけにクラクションを鳴らす人が多くて、車から降りてきて喧嘩になってしまうんだ。
Yuta: Es peligroso.
それは危険だね。
Omar: Por eso en algunas partes está prohibido bocinar por cualquier razón.
だから場所によってはクラクションを鳴らすことが一切禁止されているんだよ。
Yuta: Mejor para evitar problemas.
問題を避けるためにだね。
Omar: De hecho, hay algunas ciudades turisticas que es prohibido bocinar y si lo hacen ponen multas.
実際いくつかの観光都市ではクラクションが禁止されていて、もし鳴らしたら罰金なんだよ。
クラクションを鳴らしてはいけない理由
日本でも場所や状況によってクラクションを鳴らすと罰金を払わされる場合がありますが、理由は騒音や妨害といったものです。
しかしラテンアメリカではクラクション=煽るという意味があります。例えば交通渋滞の中で鳴らすとみんなのイライラが一気に高まり喧嘩になります。
またメキシコシティではクラクション=侮辱ととらえる人もいて、これもまた喧嘩の原因になります。
いい意味で使うととても有用なクラクションですが、場所によっては”危険”ともいえます。その地域の背景を十分確認して、注意して使いましょう。
ラテンアメリカから見る日本はやっぱり車産業で有名
日本人として、海外から見た日本って気になりますよね。日本は大抵の国と友好関係にありますが、ラテンアメリカ人は日本のことをどこまで知っていて、日本人のことをどう思っているのでしょう?
日本人ということが分かると必ずという程言われるのが、車のメーカーの名前。街を歩いていて「トヨター、ホンダー」などと叫ばれることもあります。
他の国の車に比べて質がいいことでも有名で、修理や取り替えの部品を取り扱う店も多くあります。
ラテンアメリカに入ってくるのは中古車が多いので、日本製の車のマークを買って日本製でない車に取り付ける人もいるほど、ブランドとしての意識が高いようです。
会話
他にはどんなイメージがあるのでしょうか?
Carla: Me encanta ver el programa de Japón, especialmente cuando se trata de la tecnología. ¿Verdad que los japoneses inventan muchas cosas?
日本のテレビ番組、特にテクノロジーの番組が大好きなの。日本人っていろんなものを発明してるんでしょ?
Maki: Pues hay mucha tecnología pero no es necesario que los japoneses son lo que inventen.
確かにテクノロジーはたくさんあるけど、日本人が全部を発明してる訳ではないよ
Carla: Me han dicho que los japoneses aprenden hacer computadoras desde pequeño.
日本人は小さいころからパソコンを作るって聞いたことあるけど。
Maki: ¿De verdad? Lamentablemente eso no es cierto.
本当に?残念ながらそれはないよ。
Carla: Entonces creo que es diferente lo que yo sé de japón y de lo que realmente es.
じゃあ私が日本について知ってることと本当の日本は違うみたいね。
Maki: Parece que asi es. Preguntame y yo te enseño.
そうみたいね。何でも質問して!私が教えてあげるから。
日本人は何でもできる?!
MakiとClaraの会話からわかるように、ラテンアメリカの人々は特に田舎に行けば行くほど、日本人に対して面白いイメージをもっています。
例えば通りすがりに声をかけられて「バイクをちょっと直してほしい」と言われ「いや、私そんなのできない」というと「なんだ、日本人は誰でも直せると思った」といわれることもあります。
また、電話やパソコンや家電製品などはすべて日本人が発明しているというコンセプトも。
他にも日本がどこにあるか知らない人や、中国や韓国などと同じと思っている人も。
注意深く観察してみると、日本が援助したプロジェクトの看板があったり、日本から寄贈された救急車や消防車が走っていたりと、みんな日本には親しみがあるようです。
おわりに
現地の人と会話をしているとよく¿Cómo es japón?と聞かれることがあります。
なんとも漠然とした質問ですが、ラテンアメリカ人は日本に興味津々。日本のことを少しでも説明できるようにしていると、会話が楽しめるかもしれません。