一般的によく使われる慣用表現でも、思わず首を傾げたり吹き出してしまうような面白いものってありますよね。
今回はそのうちの一つを見てみましょう。
笑ってしまうスペイン語「Planchar oreja」の面白い使い方
目次
会話
Angie: Te ves muy cansada, ¿estás bien?
すごく疲れて見えるけど大丈夫?
Dina: ¿Se me nota mucho? Es que me siento muy agotada. No pude dormir bien anoche.
やっぱりそう見える?実はすごくだるいの。昨日の夜よく眠れなくて。
Angie: ¿Qué pasó?
どうしたの?
Dina: Me dolía mucho el estomago en la madrugada eso me despertó, de allí ya no me entró sueño. Además no he comido casi nada por lo mismo.
明け方にすごくお腹が痛くて目が覚めて、それから寝れなかったの。だからほとんど食べてもなくて。
Angie: Con razón te ves asi. Y ¿cómo te sientes ahora?
そういうことだったのね。それで、今はどう?
Dina: Ya me siento bastante mejor. Lo que tengo es mucho sueño.
もうだいぶいいわ。ただすごく眠くて。
Angie: Yo te sugiero que tomes algún té caliente y te vas a dormir.
せっかく寝れそうなら温かいお茶でも飲んですぐに横になるといいわ。
Dina: Lo voy a hacer. Como diría en mi pueblo, tengo que ir a planchar oreja.
そのつもり。私の町では”耳にアイロンをかける”って言うのよ。
スペイン語の慣用表現とは
スペイン語の慣用表現は、そのままの意味ではなく、特定の表現やフレーズとして使われる固定された言い回しです。これらの慣用表現は、日常会話や文学作品などでよく使われており、スペイン語話者同士のコミュニケーションを豊かにする重要な要素です。
“Planchar oreja” の意味と使い方
“Planchar oreja” という慣用表現は、文字通りには「耳にアイロンをかける」という意味ですが、実際には「寝る」という意味を持っています。この表現は、寝ている間に枕と耳の間に顔を横たえる様子を連想させることから生まれました。
例えば、友人が疲れている様子を見せた場合、
”Te ves muy cansada, ¿estás bien?(すごく疲れて見えるけど大丈夫?)”
と尋ねることができます。その後、友人が寝ることを考えている場合、
”Yo te sugiero que tomes algún té caliente y te vas a dormir.(せっかく寝れそうなら温かいお茶でも飲んですぐに横になるといいわ)”
とアドバイスすることができます。友人がそのアドバイスに従う場合、
”Lo voy a hacer. Como diría en mi pueblo, tengo que ir a planchar oreja.(そのつもり。私の町では ‘耳にアイロンをかける’ って言うのよ)”
と返答することができます。
他の面白いスペイン語の慣用表現
“Estar en las nubes”(雲の中にいる)
この表現は、「夢中になっていたり、考えにふけっている」ことを意味します。例えば、友人が会話に集中していない様子を見せた場合、
”¿En qué estás pensando? Estás en las nubes.(何を考えているの?雲の中にいるよ)” と言うことができます。
“Ponerse las pilas”(電池を入れる)
この表現は、「注意を向けたり、努力する」ことを意味します。例えば、友人が仕事に集中していない様子を見せた場合、
”Tienes que ponerte las pilas y terminar ese informe.(電池を入れて、そのレポートを終わらせなきゃ)” と言うことができます。
“No tener pelos en la lengua”(舌に毛がない)
この表現は、「率直であり、物事を隠さずに言う」ことを意味します。例えば、友人が自分の意見をはっきり述べた場合、
”Me gusta que no tienes pelos en la lengua.(率直に言ってくれるの好きだよ)” と言うことができます。
“Estar en las nubes”(雲の中にいる)
この表現は、「夢中になっていたり、考えにふけっている」ことを意味します。例えば、友人が会話に集中していない様子を見せた場合、
”¿En qué estás pensando? Estás en las nubes.(何を考えているの?雲の中にいるよ)” と言うことができます。
慣用表現の起源と文化的背景
スペイン語の慣用表現は、歴史や文化的な背景から生まれています。例えば、「Planchar oreja」は寝ている間に顔を枕と耳の間に横たえる様子から派生しています。また、「Estar en las nubes」は空想や夢中になっている状態を表現しており、スペイン語圏の文化や芸術的背景に関連しています。
慣用表現を使ってコミュニケーションを楽しむ
スペイン語の慣用表現は、コミュニケーションを豊かにするための重要な要素です。これらの表現を使うことで、より自然な会話が可能になります。また、相手もあなたのスペイン語力に驚かれることでしょう。
コミュニケーションをより楽しむために、スペイン語の慣用表現を積極的に学んで活用しましょう。例えば、「Ponerse las pilas」を使って友人や同僚に仕事への注意を促すことができます。「No tener pelos en la lengua」は、自分の意見や感情を正直に伝える際に役立ちます。
まとめ
この記事では、スペイン語の面白くて使いやすい慣用表現について学びました。それぞれの表現の意味や使い方を理解し、コミュニケーションで活用することで、スペイン語話者との交流をより豊かなものにすることができます。新しい表現や文化的な背景に触れることで、スペイン語学習の魅力も広がります。是非これらの慣用表現を実践してみてください!