スペイン語で遅れを伝える&挽回するためのとっておきの表現

  1. スペイン語単語・活用

期日が迫っているのに宿題が終わっていない!仕事が山のように残っている!なんていう経験は誰でも一度はあるものです。

今回はそんな時によく使われるスペイン語の慣用句を見てみましょう。意外と耳にしたことがあるかもしれません。

スペイン語で遅れを伝える&挽回するためのとっておきの表現

会話

Oliver: Ya la otra semana es que tienes exámenes, ¿verdad? ¿Cómo te va con el estudio?

来週が試験だってね。勉強のほうは順調に進んでる?

Pablo: Ni me recuerdes, por favor. Estoy crudo como no te imaginas.

お願いだから思い出させないで。想像以上に遅れててひどいよ。

Oliver: Y ¿eso? ¿Qué pasó? Te avisaron con bastante tiempo, ¿verdad?

どうしたの?だいぶ前から試験の日付は知らされてたはずだよね?

Pablo: Eso sí. Resulta que justo este mes hubo muchos pedidos donde trabajo, así que se me fue el tiempo allí. Pero todavía tengo unos días, voy a tratar de recuperar en lo que pueda.

それはそうなんだけど。バイトでかなりの仕事量があってあっという間に時間が過ぎちゃったんだ。でも試験までまだ何日かあるから、できる限り遅れを取り戻せるように頑張るよ。

Oliver: Es que las cosas siempre se juntan, ¿verdad? A mí también pasó lo mismo cuando era estudiante, pero salí adelante. Me cuentas si hay algo en que te puedo ayudar. 

いつもやらなきゃいけないことって重なるもんだよね。僕も学生の頃そんなことあったからよくわかるよ。手伝えることがあればいつでも言ってね。

Pablo: Gracias. Voy a tomar en serio tus palabras.

ありがとう。その時はお世話になるよ。

スペインの黄色の背景に時計を指差す男性。

「遅れている」に相当するスペイン語

一番最初に頭に浮かぶのは atrasarseretrasarse といった動詞でしょう。二つとも「遅れる(時間)」という意味でよく使われる言葉です。

Estoy atrasado para la hora que quedamos en juntarnos.

待ち合わせの時間に遅れている。

Se atrasó mi tren y llegué tarde al trabajo.

電車が遅れたので仕事に遅刻した。

他にも“かなり”遅れているひどい状態を表すのに使われる口語表現が crudo です。

辞書で調べると「生の状態」と出てきますがそれもそのはず、食べ物の状態を表すのによく使われる言葉だからです。熟していない=まだまだ終わらないという意味です。

例えば8月31日に夏休みの宿題がまだ山積みだったり、どれだけ残業しても終わりそうにない仕事の量を目の前にして Estoy crudo. などと使われます。

「時間が迫っている」という表現

さて、次は「時間が迫っている」という意味を表すスペイン語表現をご紹介します。このような場面では、以下のような表現を使うことができます。

  • 残り時間が少なくなっています。
    • 「El tiempo se está acabando.」(エル・ティエンポ・セ・エスタ・アカバンド)
  • 締め切りまであとわずかです。
    • 「Queda muy poco para la fecha límite.」(ケダ・ムイ・ポコ・パラ・ラ・フェチャ・リミテ)

このような表現を使えば、時間に迫られている状況を相手に伝えることができます。

やる気を取り戻すための励ましの言葉

時間に追われているとやる気が低下してしまうこともありますよね。そんな時に使える励ましの言葉もいくつかあります。

  • 頑張って!君ならできるよ!
    • 「¡Ánimo! ¡Tú puedes hacerlo!」(アニモ!トゥー・プエデス・アセルロ!)
  • 諦めずに最後までやり抜こう!
    • 「¡No te rindas y sigue adelante hasta el final!」(ノ・テ・リンダス・イ・シゲ・アデランテ・アスタ・エル・フナル)

このような励ましの言葉を使って、自分自身や他人を奮い立たせましょう!

ヘルプを求める表現

時間に追われている時は、助けを求めることも必要です。以下のフレーズを使って、周りの人々に助けを頼んでみましょう。

  • 手伝ってくれる?お願い!
    • 「¿Puedes ayudarme? ¡Por favor!」(プエデス・アユダルメ!ポル・ファボール)
  • 忙しいけど、手伝ってくれない?
    • 「¿Estás ocupado/a, pero puedes ayudarme?」(エスタス・オクパド/ア、ペロ・プエデス・アユダルメ)

周りの人々に協力をお願いすることで、時間に追われている状況から抜け出す手助けとなるでしょう。

まとめ

今回は、時間に追われている人々に役立つスペイン語の慣用句についてご紹介しました。これらの表現を使って、自分自身や周りの人々とコミュニケーションを取りながら、時間管理を上手に行いましょう。

口語表現は時には辞書に載っていませんが、言葉の意味をよく考えてみるとなるほど!という発見があります。ぜひ皆さんの語彙にも追加してください。

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マリア (María) この記事を書いた人

元・高校教師(主に歴史担当)であり、現在は日本でスペイン語・英語講師としても勤務しより良い教育実践を目指し、日本の教育制度についても学んでいます。スペイン政府機関セルバンテス文化センター(東京)認定のDELE試験官(全レベル A1~C2)及びAVEオンライン講師資格保持者です。
セルバンテス文化センターでの講師経験に加え、独立行政法人国際協力機構(JICA)、大手企業(丸紅、日野自動車等)、多数の語学学校で、日本人学習者に対する豊富な指導実績を有し専門知識に基づいた指導、教材作成、レッスンカリキュラム、講師育成など幅広い分野で活躍。

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