スペイン語で受動態を表現する方法:基本から応用まで

    1. スペイン語単語・活用

    スペイン語の「れる・られる」についてのもので、スペイン語で受動態をどのように表現するかについて詳しく説明しています。

    具体的には、「Ser+過去分詞+por ~」、「Estar+過去分詞」、「Se~」、「desafortunadamenteなど副詞を補う」などの表現を解説しています。

    さあ、今日も元気にスペイン語でコミュニケーション!今回のテーマは「スペイン語の“れる・られる”」。

    マリアは散々なランチタイムを過ごしたようです・・・早速二人の会話を覗いてみましょう。

    スペイン語で受動態を表現する方法:基本から応用まで

    今日は厄日

    会話

    María: Hoy ha sido un día de mala suerte. Lo malo ha empezado en el bar de siempre. 

    今日は厄日だわ。悲劇はいつものバルで始まったのよ。

    Yurika: ¿El bar donde siempre almuerzas? ¿Qué te ha pasado?

    いつもお昼ご飯を食べる、あのバルのこと?何があったの?

    María: Allí se venden bocadillos muy ricos. Iba a comprar uno, pero estaba cerrado hoy.

    あそこでとても美味しいボカディージョが売られているのよ。それを買いに行ったらバルが閉められていたの。

    Yurika: Qué pena… ¿y dónde has comprado el bocadillo?

    残念だったわね…その後どこでボカディージョを買ったの?

    María: Lo compré en una panadería cercana. Pero cuando iba a comerme el bocadillo en el banco del parque, ha sido robado por un cuervo.

    近くのパン屋で買ったわ。でも公園のベンチで食べようとしたら、カラスにとられたのよ。

    Yurika: Qué fuerte… ¿al final has conseguido algo para comer?

    ひどいわね。結局何か食べ物は手に入ったの?

    María: Menos mal que tenía unas galletas de ayer. Pero en el camino de vuelta, ¡ha llovido y me he mojado mucho! 

    幸い前の日のビスケットを持っていたのよ。でも帰り道で雨に降られて、この通りずぶぬれ!

    Yurika: Sin duda, ha sido un día de mala suerte…

    間違いなく、今日は厄日ね。

    ワンポイント

    Ser+過去分詞+por ~

    能動態への書き換えがスムーズな受身

    スペインの海を見下ろす岩の上にとまる黒いカラス。

    「AがBにCする(能動態)」⇔「BがAによってCされる(受動態)」の書き換えがスムーズにできるタイプ。

    「動作主・動作の受け手・動作の方向」がハッキリとしています。

    María: Increíble. Otra vez mi bocadillo ha sido robado por el mismo cuervo.

    信じられない。私のボカディージョが同じカラスにまた盗まれたわ。

    Yurika: ¿El cuervo del otro día ha robado tu bocadillo de nuevo? Él sabe que siempre tienes comida.

    あのカラスがまたボカディージョを盗んだの?あなたがいつも食べ物を持っているのを知っているのね。

    Estar+過去分詞

    “状態”を表す受身

    動作ではなく、動作が終わった後の「状態」について話す時に使います。「~られ“ている”」という和訳になることが多いです。

    María: El bar todavía está cerrado.

    あのバル、まだ閉められているわ。

    Yurika: Está pegada una nota en la puerta que dice “no sé hasta cuándo estará cerrado”.

    扉に貼り紙が貼られているわよ。「いつまで閉めておくか分かりません」だって。

    Se~

    動作主が特定できない「~されている」

    スペインの海を見渡すバルコニーに座ってコーヒーを一杯。

    動作主の個々の顔が特定できない受動文。あえて能動文に直すと、漠然とした「人は」を主語に補って、「人は~する」となります。

    María: En Japón, ¿qué se come para desayunar?

    日本では、朝ごはんにどんなものが食べられているの?

    Yurika: Lo mismo que en España. Se come mucho pan y café.

    スペインと同じよ。パンやコーヒーが良く食べられているわね。

    desafortunadamenteなど副詞を補う

    ※不運にも

    「迷惑」を表現する受動文

    「雨に降られた」「日記を読まれた」など、被害や迷惑を表現する際に、日本語では「れる・られる」を使うことがあります。

    西訳は能動文のまま副詞を補って表現を補います。

    María: Qué cansada estoy, mi sobrino lloró tanto que me dejó harta cuando estábamos en el parque…

    疲れたわ。公園に居る時、甥っ子に泣かれちゃって…

    Yurika: Así son los niños, lloran mucho y ríen mucho.

    子供はよく泣いてよく笑うわよね。

    つ・ぶ・や・き

    スペイン語の受動態は形も分かりやすく、実は簡単です。難しく感じられるのは、受動態を使う「タイミング」が日本語と違うから。

    日本語では「子供に泣かれる」「雨に降られる」など、“被害”も受動態で表すことがあります。外国語として勉強するには、実は日本語の方が難しいかもしれませんね。

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