グアテマラで見つけた、人と犬の共生物語

  1. ラテンアメリカと文化

私たち人間のパートナーとして、ペットは大きな役割を果たしますよね。特に犬をペットとして好む人は多くいます。

今回はグアテマラ人と犬の関係について見てみましょう。

グアテマラで見つけた、人と犬の共生物語

会話

Carlos: Quisiera poder rescatar todos los perros de la calle.

道にいるすべての犬を助けられたらいいんだけど。

Nao: ¿ Por qué lo dices ?

なんでそう言うの?

Carlos: Es que hay muchos perros abandonados en la calle. Nacen allí y mueren allí.

道に捨てられてる犬が沢山いるからさ。そこで生まれそこで一生過ごすんだ。

Nao: ¿ No hace nada el gobierno ?

政府はなにかしてくれないの?

Carlos: Lamentablemente no. Es demasiada cantidad que no puede hacer nada.

残念ながら、あまりにも多すぎてなにもできないんだ。

Nao: Que lastima. Con razón veo muchos perros en la calle. A veces me da miedo de que muerda.

残念ね。だから道で沢山の犬を見るのね。噛まれるんじゃないかってたまに恐いわ。

Carlos: Pues siempre hay que tener cuidado porque algunos no están vacunados.

予防接種されてない犬もいるから、いつも注意は怠らないほうがいいよ。

スペインの砂利道に座っている白い犬。

野良犬が多い理由

グアテマラには飼い犬よりも野良犬の方が多いと言えます。日本のように役所にペットを登録するなどの法律がないので、無責任に道に捨ててしまうのです。

一般的に多くの人はオスを好むので、メスが生まれると捨ててしまいます。そのまま成長しどんどん繁殖していくといった具合です。

野良犬があまりにも多くなり悩まされるようになると、町によっては毒をまいて犬を殺してしまうこともあります。残念ですよね。

スペインで犬と散歩する女性。

どんな所にもお供する犬たち

そんな中でも犬をパートナーとして飼っている人はたくさんいます。特に農業に携わる人たちは、犬をピックアップの後ろに乗せていったり、番犬として山に連れて行ったりします。

他にもバイクや自転車に一緒に乗せている姿はとても微笑ましいです。強盗対策で防犯のために犬を飼っている人もたくさんいます。

おわりに

インターネットで調べると野良犬の話が沢山出てくるので、狂犬病が怖いという人もいるかと思います。

たしかに予防接種が充実していないので、すべての犬が安全というわけではありません(特に暑い地域では注意が必要)。どうしても心配な方は日本で事前に予防接種を受けることをお勧めします。

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マリア (María) この記事を書いた人

元・高校教師(主に歴史担当)であり、現在は日本でスペイン語・英語講師としても勤務しより良い教育実践を目指し、日本の教育制度についても学んでいます。スペイン政府機関セルバンテス文化センター(東京)認定のDELE試験官(全レベル A1~C2)及びAVEオンライン講師資格保持者です。
セルバンテス文化センターでの講師経験に加え、独立行政法人国際協力機構(JICA)、大手企業(丸紅、日野自動車等)、多数の語学学校で、日本人学習者に対する豊富な指導実績を有し専門知識に基づいた指導を提供します。

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